「子供のころに見たかった!」シャーロットのおくりもの ミッチ~さんの映画レビュー(感想・評価)
子供のころに見たかった!
邦題の「おくりもの」が何を指すのかはアレかなコレかなと色々思い当たる内容だった。
「命の尊さを人間に伝える為」に1匹のクモが奮闘してくれるのだけれど、結局、伝わったとは思えない…。
クリスマスに殺される予定だった1匹のブタが生き残れたのは、「命が大事だから」ではない。
「我が家の名誉ある勲章」に成り上がったからだ。
もともとこのブタを飼育しはじめた少女は命を尊い物だと分かっていた。
そしてその子は幾度となくそれを訴えたが、大人には伝わらなかった。
最終的には、何とか生き残ってくれた為、良しとしようという感じ。
そういう意味で「結果オーライ」な展開という感じ。
本当の意味で命の尊さが伝わってきたのは、友達に命を削って助けてもらったブタ自身と、この映画を見ている人たちじゃなかろうか。
「勲章」が無くなったら即、ハムになってもおかしくないお話でした。
というか、次に来るブタは命が云々と言ってても勲章持ってないからハムになるんだろうな。
根本的には解決しない映画。
ただ、友達が奇跡を起こしてくれて命をつなぐことが出来たというお話。
音楽がとても良い。映像もとても綺麗だ。
サントラをチェックしよう。
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