「受刑者やその家族をとりまく人間関係」手紙 talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
受刑者やその家族をとりまく人間関係
<映画のことば>
君はもう始めているじゃないか。
少なくとも、この手紙の主とは心が繋がっている。
あとは、その糸を2本、3本と増やしていけばいい。
警察官の捜査に基づく検察官の訴追を受けて、裁判官は刑を言い渡し、懲役に処された被告人は、その時点で身柄を司法から行政に引き渡され、刑務官の監視の下で受刑者として服役する―。法律上の手続はそれでお終いですが、受刑者やその家族をとりまく人間関係は、それで完結するわけでは、けっしてありません。本作は、受刑者の家族の視座から物語を紡ぎます。出所者が水産加工場へ再就職することが多いためか、評論子が鑑賞当時に住んでいた街では、民間ボランティア(更生保護女性会)の活動も活発でした。受刑者本人の更生だけでなく、その家族の生活再建にも、人と人との繋がりが欠かせないことを、本作は鮮やかに映し出します。
お正月に観るにふさわしい、心温まる一本でもあると思います。評論子は。
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talkieさんのコメント
2023年6月22日
満塁本塁打さん、コメントありがとうございました。合ってますよ。10年前の記憶も確かです。倉庫で働いている主人公に会いに来た社長(杉浦直樹)の手土産は、ネットに入ったみかんでした。
満塁本塁打さんのコメント
2023年5月31日
杉浦直樹の大手電気屋ヤマダですかねぇ。辛辣で距離を置いている厳しさ ですが、逆にリアルで心に響きました。最後の曲と漫才は反則ですね❗️イイ意味でも悪い意味でも・・他作へのイイねありがとうございました。違ってたらごめんなさい観たの10年くらい前なので・・