ゲド戦記のレビュー・感想・評価
全104件中、61~80件目を表示
鈴木敏夫による、アニメ作りの才能は遺伝するのか否かを確かめるための実験作品。
終焉に向かう世界を舞台に、破滅の原因を探る大賢人ハイタカと、心に闇を抱える王子アレンの冒険を描くファンタジー・アニメ。
主人公アレンを演じるのは『木更津キャッツアイ』シリーズや『東京タワー』の岡田准一。
闇の魔法使いクモを演じるのは『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』『もののけ姫』の、レジェンド女優・田中裕子。
クモの手下、ウサギの声を演じるのは『嫌われ松子の一生』『ゆれる』の香川照之。
原案は『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』の、宮崎吾朗監督の父でもある巨匠・宮崎駿が、1983年に発表した絵物語「シュナの旅」である。
2020年、スタジオジブリの作品が4つリバイバル上映された。
その4つとは『千と千尋』『もののけ姫』『ナウシカ』そして本作『ゲド戦記』である。
『ゲド戦記』…?何故このラインナップの中に『ゲド戦記』…!?
数あるジブリ作品の中でもダントツで評価の低い『ゲド戦記』をレジェンドの中に打ち込むとは、これはもはや宮崎吾朗監督に対するいじめではないだろうか?いじめかっこ悪い!!
…まぁ実際には今冬放送予定の宮崎吾朗監督作品『アーヤと魔女』の宣伝を兼ねているのだろうけど、この作品を上映するのは逆効果だと思いますよ、まじな話。
4作品を制覇してみましたが、やはり『ゲド戦記』の人気のなさはヤバい!
一番遅い時間の上映だったとはいえ、日曜日に観にいってガチのマジで貸し切り状態!
自分以外誰一人シアターにいないという状態は初体験だったかも。
どんだけ人気ないんだ『ゲド戦記』!!
10数年ぶりに見返してみましたが、やはりこれはアカン…。
平凡な絵。平凡なお話。平凡な音楽。どこをとっても平凡。素人が教科書通りに作りました、って感じ。
平凡なお話なのに説明不足なため、意味不明な物語に仕上がっている。
そして物語は説明不足なのに、登場人物はみな説明口調。アニメはRPGじゃないんですよ!?
主人公はネクラな殺人鬼アレン。終始暗すぎる。碇シンジくんの100倍暗い。
メンターである大賢人ハイタカ。ぶらぶらしながらたまに農業する。体が光る。パチモンブランドを見抜くという特技がある。そして無能である。
悪の魔法使いクモ。顔が怖い。部下が10人くらいしかいない。一般人にも住所が知られている。舐めプ野郎。
ヒロインのテルー。正体は龍。意味不明。
キャラクターには一切の魅力がない。躍動感もないし、派手なアクションもない。
宗教団体が作ったアニメみたいな説教くささを感じる。
原画には宮崎駿作品にも名を連ねる様な大物が参加しているのに、ここまで絵的にダメなのが不思議。やっぱり監督でアニメって決まるんだなぁー、と勉強になった。
冒頭の龍が共食いしているところが唯一良かったところかも。
アレンを追うカゲが実は光だったと判明するところとか、命は有限だから素晴らしいのだとテルーがアレンに説くところとか、なかなか感心するシーンもあるのだが、演出が悪すぎるせいで今ひとつ感動できない。
作品に込められたメッセージはなかなか良いものだっただけに残念。
まぁでも、宮崎吾朗という監督も気の毒ですよね。どう頑張っても天才・宮崎駿と比べられるんだから。
まずは一スタッフとしてアニメ制作に関わらせておいて、経験を積んでから監督させてあげれば、本人的にも気が楽だったんじゃないのかな〜、とか要らん心配をしてしまいます。
余談ですが、宮崎吾朗を監督に据えるという出来事からも、鈴木敏夫という人物がいかに悪党かというのが分かりますね笑
特別上映にして初観賞
いい映画だと思う
不可解な点多し
終始暗く、何回も見ていますが最初から最後まで見たことはなく、今回初めて見ました。
何回も見ているはずなのに印象に残るシーンは少なく、登場人物は魅力に欠けると思います。
街や古城や野原はきれいなのですが、そんなに感動的にうつらなかったのが残念。
でも、印象に残るセリフはありました。闇ばかり見ていて光を見ていない、など。もう一度ちゃんと聞いて考えたいです。
アレンの闇のもうひとりの自分は何で実体化しているのか、いつの間にテルーは心を開いているのか、テルーの正体など疑問点もありました。
また、アレンは国に帰ってどうなるのか分からないしすっきりしないストーリーでした。
ジブリ特有のあの雰囲気は 私は好きだし、 ジブリで育った私は、懐か...
ジブリ特有のあの雰囲気は
私は好きだし、
ジブリで育った私は、懐かしさに引き込まれる。
ただやはり、
疑問点が残るところもポツポツあり。
初めの方、
アレンが父親を殺さないといけない理由も、
「ときどき暴走してしまう。
そんな自分を止められなくてこわい」
というようなことで収められいて、
ん〜〜〜それでおさめていいのか!?
や、実際の犯罪で、そういう理由聞くけどさ、
物語においてもその犯行理由でいいのか?
とも思うけど、、、
それだけ主人公アレンが
生きることに虚無感を感じていたということなのだろうか.....
テルーから龍とか
魔女の死に方とか
結構トントントンという感じで
理由はあんまり気にしないほうが
いいのかな...笑
「死を受け入れないことは
生を受け入れないことと同じ」
これがテーマだったように思います。
暖炉前のスープ
おいしそうだった
父親に反対され、そのために親子の確執が生まれる
ジブリ内では宮崎駿氏だけが息子吾郎氏の監督起用に猛反対したといういわく付きの映画。親子揃って原作の「ゲド戦記」が大好きであるのに、駿氏よりも早く息子が計画を立ててしまったのだ。元は建築家であった吾郎氏であったが、父と同じくアニメの道を選んでしまうこともよくわかる。後継者が息子になるのだから、なぜ反対するのか疑問に感じる人もいるかもしれません。
映画を観終わると、もしかすると猛反対の理由が別のところにあるのではないかと感じてしまいました。中心人物である大賢人ゲド=ハイタカが宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』に出てくるユパにそっくりな設定だったからです。魔法使いと戦士という違いはあるものの、世界の異変や均衡が崩れた原因を探るべく旅をして、主人公を助けるという設定はパクリであることをばらされてしまうと恐れたからではないでしょうか。息子吾郎氏も「これはまずい」と思ったのか知りませんけど、同じくナウシカの登場人物クシャナ、クロトワに似た悪役を仕立てあげて観客を混乱させようと策を練ったのかもしれません。また、『もののけ姫』のジコ坊のそっくりさんも登場させてます。
さて、映画のストーリーですが、長編の原作のどの部分を使ったのかは、読んでいないのでさっぱりわかりません。ゲドを中心とした様々なエピソードの一つだとは思うのですが、現代人のために人生訓や社会風刺を盛り込んだためにテーマがぼやけてしまい、単純な勧善懲悪モノになってしまった感が否めません。「命をたいせつにしよう」というのがテーマなのか、「竜と人間がひとつになる」というのがテーマなのか、それとも「影に怯えるニートの成長物語」なのかさっぱりわかりません。原作はスターウォーズにも影響を与えたほど、強者がダークサイドに落ちることがテーマとなっているらしいのですが、この映画ではエディプスコンプレックスも描きたかったのでしょうか・・・
有名俳優を声優として起用するのは別にかまいませんけど、風吹ジュンだけはイマイチでした。絵としては建造物などの背景は良かったのですが、ストーリーとともに全体的には不満も残ります。そのマイナス分を手嶌葵の「テルーの唄」がカバーしてくれました・・・ね。
ジブリ作品である事を抜きにしても
全編に渡ってこだわりがない。何を伝えようとしているのかさっぱり理解できない。
背景はいつものジブリクオリティだが、それ以外は、学生レベル。
作画 崩壊前夜。作監は寝ていたのか? キャラの顔は常に能面。
絵コンテ 映画のほとんどが歩くシーンか会話シーン。
キャラ設定 役割分担が皆無。みんな根暗。
脚本 喜怒哀楽が伝わらない。ストーリーラインが解らない。伏線ほぼなし。
監督が素人なのは仕方ないとして、その神輿を担いだスタッフたちは、どんな思いで作ったのか知りたい。そしてこれをジブリ作品としてオーケーした経緯が知りたい。
つまらない
つまらないことで定評のあるゲド戦記
わざわざつまらないものを見る必要も無いだろうと
今まで見ていませんでしたが
昨日、暇で暇でどうしようもなかったので
どれくらいつまらないだろうと
随分前に録画していたものを見てみました。
物語が始まる前に
「ドラゴンと人間が紡ぐファンタジーアニメ」
とかって説明が出てきて
「おお、ドラゴンクエストみたいなRPGの話か?面白そうじゃないか」
と期待したんですが
全くそういうことはなく
途中で眠くなり・・・寝ました
最後の場面も何だか説教臭くなんとも心に響かず
期待通りの駄作です。
ジブリは何回も同じものを見ても1度も寝たことは無いのですが
本作で初めて寝ました
歌だけは良かったですが
調べたところ、これはパクリだったようですね
初めて見ましたジブリの失敗作。宮崎駿も人の親、子への盲目の愛ゆえ、...
なんこれ??(´・ω・`)
好き嫌いが別れるのかね
絵が嫌だ。
宮崎駿風
「千と千尋の神隠し」、「ハウルの動く城」で観客のボルテージが上がって来たところにこの映画。残念としか言いようがない。この映画きっかけでジブリを離れた人も多いのでは。
テーマは悪くないと思うがストーリー、そして肝心の絵が良くない。何でこんなにもワクワクしないのか。絵から絵以上の情報が想像されない。奴隷として捕まるまではわりかし良かったが、その後は退屈な場所で退屈な展開が続く。
ジブリ映画でよくある空が開けるシーンなどハッとさせようとしてくるシーンもあったがそれは空が開けるのでハッとするのではなく、その前後の展開との兼ね合いでハッとするのである。吾郎監督はそれがわかっていない。
映画は足し算ではなくて掛け算。ジブリの汚点。
賛否が分かれるかと
久しぶりに金曜ロードショーで最初からすべて見ました。私個人の感想としては、すごく満足いく作品だったと思います。
主人公の行動にすべて共感出来るとは言いませんが、心境や感情は納得する部分が多く、一つの映画作品の主人公としては非常に魅力的なキャラクターでした。ただ、性格に少し難ありなので賛否が分かれるのも納得できます……笑笑
ヒロインは声も良くて、何より芯が強い。最初から最後まで自分の信条を曲げていないところが素晴らしいです。とても好感が持てました。
他にも、主人公を助けてくれる人達は皆が皆強くて立派で、敵にも敵自身の目的意識がはっきりしていていいと思います。魔法と龍、というファンタジー要素の王道を取り入れたのも正解だと思います。ストーリーは少し難しめですが、ヒロインの信条、というか目的意識がはっきりしているのでそのおかげで少しわかりやすくなっているかも。私は最初から最後までとても面白く鑑賞出来ました。ちなみに、映画を1度だけ見てから原作に手を出して、原作をまるっと読んでからもう1度映画を見たんですよね。やはりアレンジ要素が強いような気もしますが………私は両方好きですね。笑笑
低い評価を付けている方も多いようですが、好きな人には堪らない作品だと思います。私は大好きでした。またブルーレイ借りに行きます…………
全104件中、61~80件目を表示











