劇場公開日 2006年7月29日

「怖かった……」ゲド戦記 UNEmiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0怖かった……

2020年12月25日
PCから投稿

ちょっと不安定な時に見に行ったのがいけなかったかもしれないけど。

画質、作風、ともに宮崎駿作品とは異なる。
でも、宮崎哲学は貫かれていて、色んな作品の要素が入っていた。

路線的には、ナウシカとかもののけのイメージ。

個人的には、ちょこ、ちょこ、と「そこをもうちょっと見たい……」というところがあったけど、それは、私の中に宮崎駿作品の展開が染み付きすぎているからだと思う。
宮崎吾郎監督は、あんなに偉大なお父さんに引きずられず、飲み込まれず、自分の作品をよく作りきった。

菅原文太の声はピッタリ!
テルーの歌だけでシーンをあれだけ引っ張れる手嶌葵の声も良かった。
テナーとアシタカの過去はもう少し知りたかったかな。

ナウシカと一緒で、長いストーリーの一部を映画にしたものだから、一度全編を読んでみればいいのかもしれない。
ところどころ他に広がるストーリーのヒントをちりばめたのは、それを促すためだったのかも。

UNEmi