「理解が追いつかなかった…」ゲド戦記 KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
理解が追いつかなかった…
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ジブリ作品リバイバル上映として初めて鑑賞した。
自分の創造力の乏しさや理解力の乏しさもあるんだろうけどこの作品の世界観やらなにもかもが理解が追いつかず苦しい時間となった。
映画作品全てが単純明快であれば楽しいというわけではないが、この作品に至っては複雑すぎてその割には明確なシーンが最後までなくなにを描きたいのかがわからなかった。
例えばアレンの父親殺しはこの作品上では強い意味を成さないのかもしれないが、例えばなぜ殺したのかわからなかったりすると苦しもがく姿に共感が生まれず、ただただ逃げ回ってる姿にみえ鬱陶しく感じる。
ハイタカやテルーなんかも同じ。潜在能力がイマイチわからないため彼らのキャラの意味や存在価値が最後までわからず彼らの行動や言動になにも共感が生まれなかった。
命は大切に。終わりがあるから限りある命を大切に一生懸命生きるんだ。良いメッセージは度々あるのだが、彼らの真なる気持ちが分からない以上これらの言葉も特に心に響かない。
個人的には心の闇を大きくしてしまうと、その闇に飲み込まれ今生きる自分を失う的なメッセージがここの作品には込められてるのかなと勝手ながら捉えて一応観ていたが、結局最後までキャラクターの魅力を感じられず退屈な時間となった。
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