「絶望の洞窟探検へようこそ。」ディセント レントさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望の洞窟探検へようこそ。
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まさに一粒で二度美味しいホラー映画の傑作。
作品の前半は洞窟を舞台にしたシチュエーションスリラーとして出色の出来で、正直後半のアレは無しにして一本の映画として製作しても良かったのではと思えるくらい。
例えば、狭く息苦しい洞窟内に閉じ込められ、脱出困難な状況下に置かれた登場人物たちがやがて疑心暗鬼になり、己が生き残るために互いが殺し合うという内容にすれば、それだけで一本の映画として充分成立しそうではある。
実際、中盤までの洞窟内サバイバルだけでもかなりの満足感、この上アレまで出てくるのか、アレは必要ないのではと思えるくらい。
アレが出てきてからは映画は洞窟内の恐怖からアレに対する恐怖に変わり、少々B級ホラー的な怖がらせ方に終始してしまった感は否めない。
ただ、本作は全体的にクォリティーが高く、前半はシチュエーションホラー、後半はモンスターホラーとしてまさに一粒で二度美味しい作品として楽しめた。(以前上げたレビューが削除されたため再投稿。)
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