劇場公開日 2006年7月8日

「愛する者の為のミッション」M:i:III bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0愛する者の為のミッション

2015年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

斬新

ドキドキ

トム・クルーズ主演のスパイ・アクション『ミッション・インポッシブル』シリーズの第3弾。2006年の作品で、当時も劇場鑑賞したが、シリーズ・ファイナルを迎えた今、改めて、配信で鑑賞した。19年前の作品だが、命がけのギリギリのスタント・アクションを、トム自身が取り組んでいるのは、今と変わらないが、むしろ還暦を過ぎての最新作の方が、アクションの派手さを増していると感じた。本作の主な舞台は上海。当時、中国マネーがハリウッドに進出し始めた初期の頃で、多分にその流れもあるシチュエーションなのだろう。

本作のミッションは2つ。1つ目は、最新作にも通じる『ラビットフット』を巡る攻防戦で、フィリップ・シーモア・ホフマン演じる、凶悪な武器商人・オーウェン・ディビアンから、『ラビットフッド』を死守すること。そして、2つ目は、一旦はイーサンに捕らえられたディビアンが逃走し、その際、イーサンの妻・ジュリアが拉致されてしまったので、その救出を試みるというもの。

本作でのアクションも、いつもの激しいガンアクションや体を張ってのファイト・アクションは勿論のこと、風速発電用の大きなプロペラの鉄柱の林の中でのヘリコプターによるバトルから始まり、上海の高層ビルの間を、ロープ一本で大ジャンプで渡ったり、そこから開かないパラシュートで、決死の脱出をしたりと、観る者を飽きさせないアクションが次から次へと繰り出された。

また、イーサンが所属するIMF内部の裏切りによる陰謀も絡み、窮地に追い込まれる中での、命がけのミッション。そして、イーサン自身も、ディビアンによって頭に爆弾を埋め込まれて、爆弾がへ破裂する死の間際が迫っての救出劇を繰り広げる。

今回のミッション仲間は、初回からの顔なじみのルーサー役のビング・レイムスをはじめに、スレーダーなアジアン・ビューティーのマギー・Q、若きエージェントにジョナサン・リース=マイヤーズ、そして、その後もずっと仲間として親交を熱くしていくベンジー役のサイモン・ベックが、イーサンと共に不可能なミッションに挑む。また、ローレンス・フィッシュバーンが長官役で、敵か味方が最後まで分からないコウモリ役を演じている。

bunmei21
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