劇場公開日 2006年7月8日

「何度観ても面白い! “スパイ大作戦”らしい、シリーズ第3弾!!」M:i:III Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0何度観ても面白い! “スパイ大作戦”らしい、シリーズ第3弾!!

2023年8月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1作目、サスペンス色が強いシリアス路線
2作目、ビジュアルにこだわったカッコつけ路線
そして本作はよりオリジナルに近づけたスパイアクション路線

始めから終わりまでテンポよく進み、全編に渡って見どころが続き飽きさせません、何回観てもスカッと爽快なスパイアクション映画の傑作だと思います

前2作との明らかな違いは”ザ・トム・クルーズ映画”でなく、チームワークでメンバーの活躍もしっかり描かれながらストーリーが展開するところ

本作はその後目覚ましい活躍となるJ・J・エイブラムス監督の劇場用長編映画のデビュー作でもあります、どおりで面白いはずです
で、彼が本作でこだわったのはオリジナルの世界観、それがトム・クルーズさんの独壇場でなく、他のチームメンバーの活躍も含めたIMF組織全体の諜報活動という内容なんですね
なので主人公イーサン・ハントだけでなく、マギーQさん演じるセクシーでアクションもカッコいいゼーン・リーや本作以降の人気キャラとなるサイモン・ペッグさん演じるベンジーの初登場など人間味溢れ深みのあるアクションドラマとして仕上がっています

そして、そんなチームメンバーと繰り広げるアクションシークエンスのセンスもシリーズ随一です
冒頭 ベルリンでのイーサン・ハントの教え子救出でがっちり引き込まれ、中盤 バチカン市国を囲む18mの壁を越え侵入するくだりがメチャクチャかっこいい、そしてラストは上海の武装集団に守られた厳戒態勢の高層ビルへ侵入し生物兵器を盗み出す
と、冒険色の強いダイナミックなスパイアクションが次々に繰り出され、終始 飽きの来ない見事な完成度となっています

Jett