ラフ ROUGHのレビュー・感想・評価
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わたしがこの寮の管理人の渡辺えり子だ!がっはっは。わたしの裸婦像でも描いてくれるか?がっはっは。ほら、みんな笑え笑え。ラフだよ!ラフ(laugh)!
英語“rough”の意味を正しく使ってるのかどうかはnativeの人に聞かなければわかりませんが、もし“乱暴な”の意味に捉えたら、それは春子ちゃん(安藤なつ)にとっては座右の銘になるに違いありません。しかも、この言葉がタイトルになるほど活躍してません・・・ 原作が『タッチ』と同じくあだち充の作品で、東宝のアイドル長澤まさみが主演だなんて全くの商業主義的な映画だったんですね。原作漫画は読んだこともないので仲西さん(阿部力)にばかり注目してしまいましたが、映画的には苦しいリハビリシーンがほとんどなかったので復帰したときには驚いてしまいました。しかもヒロイン二ノ宮亜美(長澤)が1年間練習にこなかったところを見ると彼の看病に明け暮れていたと想像できるのですが、それでも大和(速水もこみち)のことが気になるってのもどうかと思います。仲西さんを主人公にしたら絶対に泣ける映画だったのになぁ・・・ ストーリーはともかく、水の映像がとにかくいい。飛び込み台と子ども時代の回想シーン。それに水飛沫がSF映画のように3D感を与えてくれました。「思い出した!」なんてところのシーンでは『千と千尋の神隠し』を連想してしまいましたが、「実は僕の名前はヤマトタケルノミコトだった」なんて言い出すんじゃないかと余計なことが頭を過ぎりました。 水泳選手ということで、後姿が逆三角形の俳優をよく選んだと思いましたが、演技面では水泳選手っぽくない市川由衣が一番良かったんじゃないでしょうか。また、長澤まさみのお父さんが松重豊、お祖父さんが田中要次なんてナイスなキャスティングです。そして、渡辺えり子の娘役に第6回東宝シンデレラガールに選ばれた黒瀬真奈美が起用されてますが、なんと長澤まさみにそっくりです・・・来年あたりには二人が姉妹として映画に登場しそうです。 【2006年8月映画館にて】
原作を読みたくなった
原作を知ってるだけに、どのシーンをどう映像にしてるのかと興味津々で観た。 いろんなシーンや登場人物やエピソードを端折ってるだけに、もっともっとステキなお話なのに、これじゃ原作知らない人には伝わらないだろうなぁ〜なんて余計なことを。。 原作を読んで、青春気分を味わいたくなった。
笑っちゃうほどつまらんかった
自ブログより抜粋で。 -- いやあ、笑っちゃうほどつまらんかった(苦笑)。 エンドロールで流れるスナップ写真風の名場面集だけがプロモーションビデオ的に楽しめたわ。本編いらんだろ。 原作は読んだことないんだけど、多分原作を掻い摘まんでまとめただけなんだろうなあ。にしても、展開にまるでメリハリがないし、登場人物の誰一人、感情移入も共感もできなかった。 主役の二人が何考えてんだか分かんない上に、周りのキャラが突然怒りだして強引に話を転がすとか、作り手の独りよがりにも程がある。
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