マイアミ・バイスのレビュー・感想・評価
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マンらしい渋い味わい
噛めば噛むほど味が出る渋く硬質なマイケル・マンらしい作りはやはり魅力。恋愛描写もこってり切ない。ガンファイトも相変わらずインパクトある演出だし、選曲もいい。ディオン・ビーブを起用した撮影は特にいい感じ。
残念なのは物語が薄手で悪役に魅力も迫力も無いこと。あと、コリン・ファレルの髪型。似合わねえ。
甦った20世紀の名作
1980年代に一世を風靡したテレビシリーズ『マイアミ・バイス』の映画化。80年代当時は、その音楽センスやファッションセンスが話題になっています。
今回の映画化に際しても、TVシリーズ時代のセンスは引き継がれていると言ってもいいと思います。ソニー・クロケット役のコリン・ファレル、リカルド・タブス役のジェイミー・フォックス、何れも違和感ありません。ちょい悪(?)のソニーと、真面目な(?)タブス。良いコンビを見せています。
今回潜入する先の女性幹部が『SAYURI』のコン・リー。一見してアジア系なんですが、ああ言う役に違和感は無いんですかね? 流石に人種の坩堝と言うことなのでしょうか。予想通り、ソニーとただならぬ仲になってしまう訳ですが、こう言うところは、007シリーズと通じるところがありますね。
銃撃戦のシーンが当然あります。かなり凄いです。撃たれた体が引きちぎれたりしてね。あそこまでの描写は、珍しいんじゃないかな。まぁ、対戦車ライフルで人間を撃てば、ああなるのは当然ですが。それにしても、日本人には(アメリカ人に対しても)結構刺激的なんじゃないでしょうか。
うまく21世紀に甦った名作と言う感じだと思います。結構良いですよ。
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