マイアミ・バイスのレビュー・感想・評価
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You can not negotiate with gravity. マイケル・マン監督の80年代TVシリーズのリメイク
最後の銃撃戦はさすがにマイケル・マン監督っぽく真に迫っています。淡々とリアルに描かれている描写は説得力があります。
しかし、そこまでがなかなかしんどい。ストーリーが良く言えば王道、悪く言えばありきたりなカンジでおもいっきり中弛みします。
コリン・ファレルはまだしも、あまりジェイミー・フォックスに悪そうな人物の役は似合わないですね。ギャング相手に悪ぶってる姿はちょっと無理がありました。
カメラの撮り方等所々上手いなっと思うのですが、全体的にはもうちょっとなんとかなったんじゃないのかなと思える惜しい作品でした。
もっとコンパクトに..
もう少しコンパクトにまとめてほしかったです。
ありきたりといえばありきたりなストーリだったと思います。
また見たい!とは思えなかったのと、今現在、見て1週間近く経ちますが、もう内容をほとんど覚えていない。笑
こういった映画で、組織のリーダーの愛人のような女性と主役の男性が恋に落ち..といったようなストーリー、アメリカ映画ではよく見ますが、これはお決まり?笑
そしてその多くの女性が本当に素直。笑
途中からは主役側のいわば味方になって最後まで貫き通してくれる。
これはちょっと飽きてきてしまいました。
それから、場面が変わる時に間を持たせる演出が多かったのですが(溜めるといった方がいいのかな?)その演出がほとんど意味が無かったのが残念。
何気に背景までしっかり見て、結末に繋がってくのかなーなんて考えていたので、その分時間短く収めてーなんて考えてしまいました。笑
コリン・ファレルの肉厚に食傷気味
2006年アメリカ映画。132分。二人の麻薬潜入捜査官の「マイアミの悪」との闘いを描いた80年代の同名人気テレビシリーズを、「ヒート」、「インサイダー」の名匠マイケル・マン監督が映画化した作品でございます。
内容は、主人公二人が南米麻薬組織に潜入して活躍する展開。その組織の一員の中国人女性と一人が恋におち、プロフェッショナリズムと愛のはざまで揺れ動く男の心理状態がちょっとしたスパイスに。
とにかく盛り上がらない展開に映画がはじまって30分くらいで睡魔が襲う。というのも、それまでのマン監督の作品にみられた熱き闘う男の友情物語がすっかり影を潜め、視点は片割れのほうにばかりいくからです。さらにその片割れの禁断の恋が、ドラマにまったくといっていいほど関与してこない。
そうなるとマン監督のあのどこか死をイメージさせる茫洋とした魅力的なタッチが、本作ではすっかり睡魔をあたえる力になってしまう。
本作の問題とは、有り体にいってしまえばまずい脚本と、主役を演じたコリン・ファレルのまずい髪型、まずい髭にあるのだと思う。この俳優さんは「アレキサンダー」でトラウマになっていたので、その記憶がぶり返しました。
ただラスト30分はマン監督のらしさがでてて良かったです。胸をあつくさせた名作「インサイダー」を撮った監督さんとしては、本作は不完全燃焼だったでしょうが、あの30分である程度救われたと思います。
はっきりいって、暇でもみたら駄目な映画だと思いました。
(greeより) 3点
普通に警察映画として楽しめた。もう1山あるかと思ったのだけど、それは続編用?
多分演出なんだろうけど、銃撃シーンとかでの揺れるカメラはちょっと見づらい。ちゃんと追おうとすると頭がいっぱいになってしまう。
きついシーンが何箇所かあるのでそういうのがだめな人にはお勧めできない。PG-12かかってもいい気がする。
マンらしい渋い味わい
噛めば噛むほど味が出る渋く硬質なマイケル・マンらしい作りはやはり魅力。恋愛描写もこってり切ない。ガンファイトも相変わらずインパクトある演出だし、選曲もいい。ディオン・ビーブを起用した撮影は特にいい感じ。
残念なのは物語が薄手で悪役に魅力も迫力も無いこと。あと、コリン・ファレルの髪型。似合わねえ。
甦った20世紀の名作
1980年代に一世を風靡したテレビシリーズ『マイアミ・バイス』の映画化。80年代当時は、その音楽センスやファッションセンスが話題になっています。
今回の映画化に際しても、TVシリーズ時代のセンスは引き継がれていると言ってもいいと思います。ソニー・クロケット役のコリン・ファレル、リカルド・タブス役のジェイミー・フォックス、何れも違和感ありません。ちょい悪(?)のソニーと、真面目な(?)タブス。良いコンビを見せています。
今回潜入する先の女性幹部が『SAYURI』のコン・リー。一見してアジア系なんですが、ああ言う役に違和感は無いんですかね? 流石に人種の坩堝と言うことなのでしょうか。予想通り、ソニーとただならぬ仲になってしまう訳ですが、こう言うところは、007シリーズと通じるところがありますね。
銃撃戦のシーンが当然あります。かなり凄いです。撃たれた体が引きちぎれたりしてね。あそこまでの描写は、珍しいんじゃないかな。まぁ、対戦車ライフルで人間を撃てば、ああなるのは当然ですが。それにしても、日本人には(アメリカ人に対しても)結構刺激的なんじゃないでしょうか。
うまく21世紀に甦った名作と言う感じだと思います。結構良いですよ。
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