「テレビ版が好きな人は違和感あると思う」マイアミ・バイス ソニー・クロケットさんの映画レビュー(感想・評価)
テレビ版が好きな人は違和感あると思う
あのスタイリッシュなマイアミバイスの映画版と期待したのは予告編だけだったかも・・・。
基本的にはテレビ版シーズン1の『運び屋のブルース』をベースに制作されておりそれを現代的にセルフリメイクした作品。
コリン・ファレルとジェイミー・フォックスのソニーとリカルドはちょっとイマイチと感じてしまうがマイアミバイスでお決まりのフェラーリ、パワーボート等のアイテムは健在。
実はマイケル・マンはこの作品を撮るのにあまり乗り気は無かったらしくジェイミー・フォックスがリメイク版でタブス役をやりたいと熱烈アピールをして実現したそうだがいざ撮影が始まるとハリケーンの影響でセットが壊れたりロケ地の近くで銃撃戦があったりジェイミー・フォックスがオスカー俳優なのに待遇が悪いなど駄々をこねる始末でラストシーン等を変更したりなど散々な始末。そしてマイケル・マン作品では珍しく銃撃戦はおとなしめ、でもマイアミの青い海、輝く太陽とスタイリッシュな映像美はマイケル・マンの拘りは感じた。
とは言えソニー役のコリン・ファレルを推薦したドン・ジョンソンのマイアミバイスがやはり恋しくなるのです。
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