花田少年史 幽霊と秘密のトンネルのレビュー・感想・評価
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原作漫画の映画にありがち
この監督は何でこれを映画に使用としたのだろう・・・
映像としても纏まりなくテーマだけがむき出しで力量が付いていってない感じがした。過剰な特撮表現がせっかくの人間ドラマを台無しにしている。辛うじて周りを固めるベテラン俳優陣が踏ん張って持たせている。あとこれは書いてはいけないかもだが全体に大林色が色濃く見てとれるのも気になる。大林作品には覚悟があるがこの監督には表現に対する覚悟がない。
子どもも観られる幽霊映画
主人公の少年が幽霊に憑依されて、亡くなった人々の気持ちを理解できるお話。
原作マンガは青年誌で大人に向けた感じであったが、映画化でこの内容なら子どもにも対応可能な作品になるのも致し方ない。
公開当初なら原作好き以外も観ただろうが今はレンタルの片隅で埃を被っているかも
ポルターガイストの仕組みがよくわかった。
朝のワイドショーをたまたま見てたら、おすぎが「これは和製『シックス・センス』ね」などとのたまっておりましたが、「この主人公・花田一路は生き返ったように思わせておいて、実は本当に死んでいるんだな」などと先入観を持たされてしまいました。うそつき!おすぎ!というか、公共の場でネタバレしなかったってことか・・・
幽霊や幽体離脱などといった現実味のないつまらないコメディだとばかり思っていたのに、友人荘太と桂のエピソードから涙が止まらなくなってしまいました。しかもそれも中盤。もう泣かせる話はないんだろうとまだ疑って観てたのですが、次から次へと泣かせる話で攻めてくるではないですか。杉本哲太が上手すぎます。
北村一輝がクレイジーな弁護士という設定でしたけど、やっぱり凄いです。幼い頃の香取聖子は親指を舐めるという癖がありましたけど、北村一輝のような残酷な親と一緒に暮らすと、怒って親指を切り取られるかもしれません。『親指さがし』を観たばかりなので、「指を舐めるな~」と心の中で叫んでしまったほどです・・・
個々の演技はともかく、細かな演出が光っていたように思います。幽霊が見えない家族とのやりとりや、運動会のホームビデオの続きを撮る西村雅彦や、一路が落とした帽子を拾うシーンなどがそうでした。また、お姉ちゃんの読んでたIT関連の本や「冬のソナエ」など気になるところも多かった。何はともあれ、子供向けの映画にまんまと涙腺攻撃を受けてしまいましたが、大人のほうが泣けるストーリーなのかもしれませんね。
原作が好きだから観た
原作は好きな作品なので観てみました。
冒頭は母ちゃんが篠原涼子というのにすごく違和感を感じだけど、製作委員会方式の作品にしては許容範囲の仕上がりでした。
香取聖子役の安藤希は老け顔なので最後まで違和感がありました。
原作を知っているので壮太と圭のエピソードはみたい気がします。
原作を念頭に置かなきゃ楽しめる作品です。
楽しんだ者勝ち
拙ブログより抜粋で。
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導入部の一路少年が事故に遭うあたりまでは、まるでお母さんに見えない篠原涼子と雑な編集にどうなることかと心配したが、ギャグマンガチックな世界観に慣れてくるとかなり楽しめた。
パワーで押し切るタイプの映画なので、観客も細かいことは気にせず積極的にこの世界観を受け入れないと楽しめない。
CGを派手(ただし低予算)に使った“戦闘”シーンに、内心「これはいったい何映画なんだよっ」と突っ込みを入れながら笑い飛ばし、ベタなお涙頂戴エピソードにはありがちと思っても「ええ話やぁ」としっかりと泣く。
この作品の持つ“緩さ”を許せるかどうかで好き嫌いが分かれるだろうが、楽しんだ者勝ち。
自分的には好きだわ。
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