時をかける少女(2006)のレビュー・感想・評価
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中身があまりない作品
とりあえず主人公の少女みたいな性格が嫌いなので全く感情移入できず、そして行動がバカすぎて、果たしていつになったらこの映画は面白くなるんだと思っていたら一つも面白いシーンがなく終わりました。
結論、くだらん。
主人公がどうしたいのか何がしたいのか、そしてハッキリしないから見ていてイライラします。
青春なら青春にもっと振り切ってもいいのだが
この3人の関係性も誰がどうしたくて何がしたいのか中途半端。
チアキが見たいと言っていた絵の話も動機も薄い。
未来の話も薄い。未来のその時代にはもう野球がない、とは?
タイムリープに関してもあまり説明がないから全体的に本当に薄い。
最後も戻れたのに気持ちも伝えず中途半端。
もう最後のチャンスなんだから「好き」とハッキリ言え!!!
一体この主人公のどこに惚れる要素があるのだ?チアキ。。
そして、声優が全員下手すぎてこれは観れたもんじゃない。
でキスしないんかい!時かけ映像作品最高傑作!
2006年公開作品
2021年再上映
たぶん3度目の鑑賞
今回はHuluで鑑賞
前回前々回はTSUTAYAレンタルDVD
原作は『ジャズ大名』『日本以外全部沈没』『パプリカ』『七瀬ふたたび』『敵』筒井康隆
監督は『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』『サマーウォーズ』『竜とそばかすの姫』の細田守
脚本は『お引越し』『おおかみこどもの雨と雪』『サマーウォーズ』『望み』『国宝』の奥寺佐渡子
原田知世版と違いヒロインがコミカル
何度も何度も何度もタイムリープする
ひみつ道具を使いまくり調子に乗ってオチで酷い目に会うのび太のように
テンポが良い
ジャケットでも使用されているタイムリープするためジャンプするのも良い
腕にタイムリープできる回数が表示される設定も良い
細田守天才
『時をかける少女』の映像作品では最高傑作
仲里依紗の声当てがうまい
本職と遜色がない
一部レビュアーが「芸能人に声優やらせるな」とか「棒読み」だとか暴言を吐いているが全くのお笑い草
声優も芸能人だし声優養成学校出身以外は元々声優ではないのが殆ど
「棒読み」とか「学芸会」とかある種のレビュアーはよく使うよね大魔神のフォークのように得意げに
内気な女子の告白にセットでついてくる強気女子うざい
心配なら遠くで見えないように見守ることができないのか出しゃばりめ
モテる方じゃないけど10代女子のこういうノリ嫌い
高瀬くんに同情し怒りを露わにしている人はおそらく似たような立場だったんだろう
お気の毒に
声の配役
タイムリープの能力を手に入れた下町に住む高2の紺野真琴に仲里依紗
オレンジ色の髪の毛で真琴の友人だが実は未来人の間宮千昭に石田卓也
真琴の親しい間柄のクラスメイトで親が医者なことから医学部を目指すインテリの津田功介に板倉光隆
真琴の叔母で東京国立博物館で絵画の修復をしている芳山和子に原沙知絵
ボランティア部に所属する真琴の後輩の藤谷果穂に谷村美月
真琴の仲の良いクラスメイトの早川友梨に垣内彩未
真琴の妹で中学生の紺野美雪に関戸優希
果穂の友人でボランティア部に所属する上杉盛子に横張しおり
果穂の友人でボランティア部に所属する野分析美に松岡そのか
真琴らのクラスの担任で数学教師の福島に立木文彦
真琴のクラスメイトで高瀬を虐める加藤に反田孝幸
坂道で真琴とぶつかりそうになるおばさんに山本圭子
老守衛に中村正
真琴のクラスメイトでスクールカーストの最底辺の男子の高瀬宋次郎に松田洋治
真琴の父に桂歌若
真琴の母に安藤みどり
複雑化せず冗漫にならず主人公が駆け抜けていく
これはやはり名作。
DVDで何度も観ていますが、初めての大画面での鑑賞は新鮮でした。
この映画の良さは、タイムリープという大きな矛盾を抱えた仕掛けを使っているのに、その矛盾の説明や合理化を一切しておらず、単に道具としているところだと思います。
話が複雑化せず、冗漫にならず、最後まで主人公が駆け抜けていく。
奥華子の唄う主題歌と挿入歌も良い。
この世のアニメ映画で1番好き
全てが好き何回も見てる
最後の絶対に叶わない未来で待ってるが本当に切なくて好き
絵を見に来たってところのちあきの喋り方も好き
タイトルなし
ただ自分に合わなかっただけなんだけど、主人公がアホすぎて感情移入できない。没入感がない。
というか、キャラの感情がいまいち理解できない。なんで主人公の真琴が千昭の告白を阻止しようとしてたのかも分からない。まぁ友達だと思ってたヤツに好きって言われたら困惑するのかな……? でもいまいち理解できない。
あと、功介も全然どういう感情なのか分からない。最初は真琴のこと好きなのかなとかちょっと思ってたんだけど、それも違うし、結局どういうスタンスなのかも理解できなかった。
正直、テンプレートのような物語で展開が読めすぎてつまらなかった。タイムリープ系の元祖的立ち位置だからこんな感想は的を得てないと思うと思うけど。あと未来で待ってるも意味わかんねぇ〜!
名言なの? 名言風にしてはいまいち刺さらない……。最初から最後まで合わなかった……。
国産アニメ映画の傑作
原田知世の方を見たことがないので比較はできないが、
軽快で爽やかでほろ苦く、とてもおもしろかったです。
携帯とか持っているし、現代版に脚色したような感じか?
最後には無理矢理で矛盾しまくりなオチが待っているが、
ツッコミたくなるよりも、そういうのもアリかなと思わせる雰囲気があった。
物語の個人的な考察
「時をかける少女」という作品名から少女が時空を往来して様々な経験を経て成長していく物語と勝手に想像したが、物語は単純ではなく予想以上に難解だった。
以下ネタバレを含む。
表面上のストーリーの展開は主人公「紺野真琴」がタイムリープの能力を得て、私利私欲のためにその能力を利用していくが、結果的に「間宮千昭」の告白が転機となって様々な苦難を乗り越えて人間的に成長していく内容である。
しかし、ここは個人的な考察を述べていく。
ずばり、この物語は、「間宮千昭」が「紺野真琴」を死亡事故から救出し、恋愛関係に結ばれることで完結する。
15世紀、室町時代に製作された絵画「白梅ニ椿菊図」を見る目的で未来から現代にタイムリープしてきた「間宮千昭」は、東京国立博物館に訪れた際、たまたま同じ時期、同じ場所に訪れていた「紺野真琴」に一目惚れし、「紺野真琴」が在学している倉野瀬高校に通うことになる。本来、「紺野真琴」は、2006年7月13日(木)午後4時に踏切での事故で死亡するはずであったが、その事実を悲観した「間宮千昭」は、その事実を変えるため「紺野真琴」にタイムリープの能力を与え、かつ、「紺野真琴」との関係を保つことができるように画策した。「紺野真琴」の予想外の活躍により、「間宮千昭」は一時的に未来に戻り、その未来で現代の「紺野真琴」の働きにより消失を免れた絵画「白梅ニ椿菊図」を見ることになる。その後、「間宮千昭」と「紺野真琴」は本作から近い未来で再会を果たし恋愛関係に結ばれるというのがこの物語に対する個人的な考察だ。
もしかしたら、本作のエンディングの時点で「間宮千昭」と「紺野真琴」は既に再会しているのかもしれない。
また、これも推測だが、「間宮千昭」と「紺野真琴」が河川敷で「未来で待っている」、「うん、すぐ行く、走って行く」と言葉を交わした直後、飛行機のエンジン音が鳴っている箇所があるが、この時、「間宮千昭」は「紺野真琴」に「いつかまたやろうな、野球」と発言している可能性がある。
物語はあるが人間が描かれていない
かなり変えてあるので、
いっそ設定を現代でなくしてしまえば
良かったように思う。
現代にしてしまったために、
特に主人公の台詞回しや
しゃべり方が鼻について
世界に入り込めなかった。
というか、
主人公のキャラクターがあまりよろしくない。
人の気持ちまで思い至らず
好き勝手にやってしまった前半は、
イラつきつつも
やってしまうかもね、あるかもね、で
済まされたけれど
一度反省したあとの展開もどうかと思う。
周囲の人への思いやりがあまり感じられない主人公だからだ。
最後のほうもあそこまで
意を決してタイムリープしたなら、
自分で告白しなきゃ
なんのための決意なんだ…?
泣いていれば周りがなんとかしてくれるというのか。
主人公に都合よくなるように
人物たちが作られてるというように感じた。
各自がそれぞれの考えをもって
行動している、といっても
表層的にしか見えなかった。
時間を扱うことでの問題や
展開はよく考えられてると思う。
だから物語としては楽しく観ていける。
その分人物造形をがんばってほしかったです。
もったいない。
「いっけぇぇぇ~!」
ずっと未鑑賞でしたが、イオンシネマで学生向け特別上映とのこと、便乗しました(苦笑 エヴァのキャラデザイン、貞本義行御大のアニメは、やはりエヴァに引き摺られがちになってしまいますが、タイムリープのリズミカルな演出は、御大のスッキリとした作風にピッタリだと思う次第です
男二人に女1人 まずはその友人関係自体にファンタジーを強く設定しております 勿論この瞬間でもそういう関係性を維持している(自分から言わせれば)、青春勝組の交友を構築できる人間性の高偏差値を嫉妬以外に観る事は出来ません 切れたブレーキワイヤーを何度も擦る演出も、繰り返しの突抜で、違和感を消去してしまうのです 映画作品はこれ位厚顔無恥で振り切る、それで正解なんだと思います
17年後の未来にまたまた劇場にて鑑賞
17年ぶりに特別上映にて鑑賞。
当時よりも遥かに感動、涙したのは私の中の何かが変わったのか・・・
自分自身がアップグレードされたのかダウングレードされたのか・・・
結構人気みたいで、上映前非常に混雑している中、
「未来で待ってる」を聞きに来たんだと、誰かが言っているのが聞こえたが、自分もです。
本当は何が大切で、あの時あーしてれば、こーしてれば・・・その時は分からないんだよね。
最後、河川敷を自転車乗ったカップルが通り過ぎるシーンの意味、切なさは、当時はあまり良く分かってなかった気がする・・(感情が欠落してたのかな?)
当時はさほど気にならなかった主人公のやり放題っぷりにちょいイライラしたり、時をおいて見ると感じ方変わってくるものだね。(まあでも、タイムリープ出来たら自分もやるか・・と思いつつも)
叔母さんが言う「真琴は〇〇君が好きだと思ってた。」がコロコロ変わり、適当なのは何か意味があるのだろうか。
やはり良い作品は何度見ても良いものだ!
千昭君が現代に来た理由凄い好き。
主人公がアホすぎて笑った!昔とは違った見え方もある、、、
何回見たか覚えてないけどリバイバル上映で初めて映画館で視聴!めっちゃ良かった!
•何回もタイムリープを無駄に消費して上手くいかないとあれーとなってるの面白い!
•頑張ったことを無かったことにするシーンは悲しい気持ちになった、、、
•遅れてくる子がいたら、走って迎えに行くような子な主人公の性格イイな〜。
•久しぶりに見たけど、主人公より年上になっててなんとも言えない気持ちに、、、一生懸命生きます笑!
【”未来で待ってる・・。”筒井康隆の名作ジュブナイル小説⇒数々の実写化⇒最良のアニメ化作品。今作は、日本を代表するアニメーション監督の細田守氏の才能が遺憾なく発揮された作品であると思う。】
ー タイムリープものと青春映画を融合させた天才、筒井康隆の名作ジュブナイル小説を、大胆にアレンジメントした作品。そしてそれが成功している作品でもある。ー
■真琴は同級生の功介や千昭とつるんで野球ばかりしている元気な女子高生。
理科実験室で転倒したことをきっかけに過去に戻る“タイムリープ”の能力を手にした彼女は、日常の些細な問題もその能力で解決するようになっていく。
ある日千昭から突然告白されるが・・。
◆感想<Caution! これだけ巷間に内容が流布している作品なので、シンプルに示す。>
・超有名な、自転車のブレーキが利かずに列車が迫る中、線路内にダイブするシーンはキッチリとアニメならではの描き方で示しつつ、真琴がタイムリープする能力を手にする過程が自然に描かれている。
ー 手首に印字されたかのような、タイムリープ可能回数。ー
・そして、未来から来た千昭の真琴に対する秘めたる想い。
<今作の評価は、筒井康隆の原作を読んだモノ、そして実写化された映画を観たモノによって評価は変わると思う。
私は、原作及び実写映画を観ているが、今作は原作を尊重しつつ、オリジナル要素がアニメーションで描かれている所が好きである。
ご存じの通り、細田守監督は邦画アニメーション映画監督としては第一級の力量を持つ方であるが、今作は、その才能が遺憾なく発揮された作品であると思う。>
本当に面白かったけど、ね(汗)
大筋で大変面白かったです。
それだけ楽しめた分、細かな表現で評価できない部分が印象づいてしまいました。
とくに冷めたのが主人公が野外で本気泣きシーンです。
女子高校生が野外であんなふうに泣く?あれは小学生の泣き方だよ。
感情を歯止めなく解放させた表現をしたかったとしても、あの泣かせ方は小学生まで。高校生じゃない。あのシーンで一気に冷めました。
あのシーンは作り手のセンスがモロ出てくる場面だとおもいます。
そして何より声優陣の合ってないぷりがダメだわ。
これは役者さん達が下手とかって言うんじゃないです。
絵、作画に合ってないって意味です。これはこの作品に限らずアニメ映画に多く見られる問題だと感じています。
そこそこ何かしらの事情があるんだろうけどせめて絵をセリフに合わせるとか録音のし方の工夫とか演出側でどうにかしてやれよ。
アニメ動画にはアニメ動画に合った声の演出をしてほしいと思います。
目を閉じて聞いているとスタジオで台本読んでるシーンが想像できてしまいます。
ダメ出しばかりになってしまいましたが、面白い作品だとは感じました。
でもやっぱり2回3回観たいか?となるとしんどいね。
ノスタルジックな作品。
だいぶ前に見たことがあるはずだけど、
後半にたどり着くまでのストーリーはほぼ覚えてなかった。
ので、地上波録画にて新鮮な気持ちで観賞。
タイムリープものは頭が混乱しがちだけど、
面白くて好き。
主人公の、若さゆえのがむしゃらさや青さには自分も思い当たる節があり、見ていてもどかしく恥ずかしさすら感じる程だったけど、失敗を重ねて成長していく姿に、最後には走れー!って応援してた。
切り取る夏の風景の美しさ、校舎やグラウンドの懐かしさ、あるよね~と思わせる家族の書き方が素敵な作品。夏に毎年見たいね。
メインの男の子2人が「あなた達人生何周目?」って程に格好良くて。いろいろ悟りすぎてる。
主人公がどうしてももう一度言ってほしかった言葉は、あの日あの時あの場所だけのものだったんだなぁって思うと、ありきたりな「今を大切に」って言葉も身に染みる。
彼が未来に帰った時には、きっと現代で主人公がこれから人生を懸けて必死に守るであろう大切な絵が、その時代に残っているんだろうなと想像して心が温かくなる。
未来を切りひらく真琴の生命力!
男子とキャッチボールする真琴。
顔にボールを受けてギャっと悲鳴をあげる真琴。
小さなお弁当をつまむ友達の横で、でっかいサンドイッチをもりっとかじる真琴。
そしてタイムリープ能力を手に入れて、あちこちドッカンバッコンぶつかりながら、プリンを食べ焼肉を食べカラオケを歌い抜き打ちテストで満点を取る真琴。
実にセコい、そして楽しいヒロインです。
ちょっぴりおみそが足りない真琴の、でも本当はいい子な元気力が、最後にみんなを導く未来とは。
主題歌と劇中歌も印象的で、奥華子さんの高音弦のような通った声が、彼女たちの青春の一瞬を美しく彩ります。
夏になると見返す、細田監督の傑作青春映画です。
もう一つ、
毎回真琴に迷惑をかけられる高瀬くん、
実は彼、隠れたこの物語のヒーローです。
クラスのいじめっ子たちにどれだけ悪質に弄られても、彼は絶対に屈せず反撃します。
その勇気には、敬意を抱かずにはいられません。
そんな高瀬くんの勇姿にも注目です。
最後まで観て残った疑問
千昭は見たかったはずの絵画を何故見ずに帰ったのか。この時代に長くいたのならもう少しくらい留まっても良かったのでは?
千昭は絵を見たら帰るつもりだったのに、中盤で同級生の早川さんと何故付き合ったのか。終盤で真琴と何故付き合わなかったのか。
「時をかける少女」はこの作品しか観たことがない自分にはわかりませんでした。
時を行き来するストーリー展開の面白さと青春時代の日常風景のきらめき
筒井康隆原作通りのアニメをイメージしていたが、原作のヒロインの姪が主人公のオリジナル作品(脚本の奥寺佐渡子さんが作ったのストーリー?)であった。
時を何度も行き来することで、他人の気持ちを大切にすることに大切さを少女が学び、さらに高校時代、青春時代の宝石の様な時間の価値が浮き彫りになってくるストーリー展開は、とても素敵。日本家屋の美しさや何気ない風景の描き込みもしっかりとしていて美しい。少女マンガチックなヒロインのドジっ子ぶりも微笑ましい。
ただ、エヴァンゲリオンも手がけてる貞本義行氏によるキャラクターデザインが自分的には好みでなかった。監督の指定かヒロインも叔母も色気が全くないのが、好みではない。また、全く同じの繰り返し映像が、少し退屈なところも正直あった。ヒロインの動きとか位置とか、クイズの様に微妙に変えられなかったか?
とは言え、細田守監督の以降の他作品も是非見たいと思わせる、青春の甘酸っぱさのきらめきは存在した。
大人になって、もう一度観る映画
大人になってみると見方が変わる気がする。
好きっていう1番言ってもらいたかった言葉は、あの瞬間しかなかったということを、大人になって感じれるようになった気がする。
原作が「待ってて」に対して、今回は「待ってる」。まことの性格もわかって、未来に走っていけるような、新たな答えの出し方は、色々と沁みる映画になってる。
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