時をかける少女(2006)のレビュー・感想・評価
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みなおしてみた
やっぱりよかった。どこがどういいのかうまく説明できないが
むかし実写版みたときには自分も高校生だったこともあり、かなり暗い高校生で毎日つまらないし、映画に逃げ込むような生活だったから
さわやか青春恋愛映画という雰囲気に乗れなかったのかもしれない。いや、わかんないけど
たしか薬師丸ひろ子の「探偵物語」と同時上映で、なんで観に行ったかといったらそっちが目当てだった。
だから原田知世のほうは適当にみてた気がする。いまや伝説となったあのラストシーンも忘れてたし
しかしこっちのアニメのほうはあのラストくらい踏襲してもよかったんじゃないかな。著作権の問題でもなかろうし、わざわざ新曲つけなくても。
ストーリーがかなりオリジナルなんだし。これなんで「時をかける少女」とあえてしたのかわからないぞ?いや、時をかけてるんだけど真琴ちゃんは
というか飛んでるんだけど
そんなタイムリープのたびに後頭部強打してたら危ないよ?
前にみたときは美術館勤めのおばさんが、むかしの実写版の主人公かと思ったらはっきりしないな。よくわからない。勝手にそうだと思い込んでたか?
原作読んだと思うんだがなにぶんむかしのことなんで…ウィキに書いてあるかな
もうさわやか青春恋愛など望むべくもない歳になって、キャラクターが表情豊かに動き回り、ありえない話ではあるけども
ここでは些細なことで悩み躊躇しにげてしまったりもして
それらがいやらしくなくちょうどいい。
はっきり言ってここで声あててる人たちも下手だと思うんだが、それもこの作品ではむしろいい感じだ。
ただ、真琴の男友達ふたりがなんかちょっとな…悪い連中じゃないがなんかあまり好きになれない分減点ですかね
また出逢いたい。
人気脚本
青春感
評判もよく前から観たいと思っていたんですが、最近初めて観ました。
観て良かった。ストーリー自体は原作があって、ありがちなタイムリープもの。タイムリープの能力は未来の人間が作ったものっていうのが古く感じるというか、人知の範囲を超えた話を科学に託す感じがどこか腑に落ちないので、個人的には君の名はの方が好きですね。
でも、その中に描かれる青春の瑞々しさには目を奪われます。絵も音響もリアルだし、真琴の無邪気な感じがTHE 青春って感じ。青春真っ只中にいると時間は無限にあるように感じるし、暇を持て余してその退屈に浸ることに何か退廃的な充実を感じることもある。無限に見えた時間が有限であったことに気づいた真琴は大人への扉に手を掛けたのだ。千昭は真琴に無限な時間という幻想を与え、彼女にとっていつしか空気のように大事になっていきながらも、時間がくると去っていってしまう。ずっと一緒にいたくても叶わない。その意味で、千昭は青春そのものを表していたのではないかと思いました。
●うぉりゃあーーー。
これは素晴らしいの一言。 原田知世バージョンも好きですが、タイムリ...
これを観て細田守監督が気に入った
総合:85点 ( ストーリー:75点|キャスト:75点|演出:85点|ビジュアル:80点|音楽:75点 )
自分が観た最初の細田守作品。大林監督の実写版のアニメ化作品かと思っていたら全然違っていた。あまり期待せずに観たが思った以上に面白くて、これ以降は細田監督のことを意識することになった。
世界をも変えうる圧倒的な能力を手に入れながら、それを野球や天麩羅調理などのための日常生活にしか使わない小人物の女子高生が主人公。だけど彼女のおくる学校生活が生き生きとしているうえに、彼女の友人の2人の男子高校生との関係が気になるところ。世界の危機などなくても、高校生の彼女にとってはこれが世界の全てであり彼女の手の届く精一杯。彼女の日常の描き方の演出に躍動感があって、天真爛漫だけど高校生らしい幼い失敗も時々見せながら、それも含めて青春かな。最初は小さな悪さばかりしていたけれど最後には大きな秘密も出てきて物語も動くし、監督の演出の力量もわかっておおいに満足した。絵もところどころ丁寧に描かれていて綺麗だった。
でもスカートこんなに短くしなくても良かったのではないか。
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