時をかける少女(2006)のレビュー・感想・評価
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真琴の感情を実感できる、myベストな青春映画です。
最初、鑑賞するつもりはありませんでした。原作も読み、原田知世主演の実写映画も鑑賞している私にとって、「今更アニメで観る作品でもないだろう」そんな事を考えていました。
ただ、WOWOWでの放映が繰り返されるうちに、根負けのように鑑賞した作品でした。
正直、驚きました。何がって、主人公・真琴を実感できることがです。
真琴が「飛び跳ね」、「走り」、「笑い」、「叫び」、そして「泣いて」。そんな彼女の一挙手一投足が、彼女の感情をダイレクトに伝えてきます。
彼女の「汗」、「筋肉の躍動」、「鼓動」、「喜び」、「嬉しさ」、「不安」、「悲しさ」、そして「涙」。
彼女の多くの感情が、鮮やかな色彩で表現され、目に焼き付けられるような・・・そんな感覚です。
青春が、こんなに多くの色彩を持っていたことに驚き、過ぎ去った時間を思って切なくなりました。
間違いなく、私の中では、全ジャンルの青春映画の中でナンバー1の作品です。
夏にみたくなる
青春だなぁと思う。
夏に空を見上げたくなる
入道雲はないかなと。
過ぎていく時間の中で
この時間を過ごしてたいんだ!
もっとこの時間が続いてほしい!
そうきゅっと胸をえぐるような
大切な作品。
主題歌が作品に合いすぎて最高。
タイムスリップに外れ無し
細田作品の好きなところは、
つなぎのシーンとかでの何気ない風景とBGM。
この作品中では学校の自販機コーナーとか、
何でもないシーンなんだけど印象的。
それと、もの凄くインパクトある台詞がポイント。
「未来で…待ってる」
この千昭の台詞は、もう見た女子のハートを鷲掴んだだろうが、
ここのおっさんのハートも鷲掴みしていった。カッケー!
「タイムスリップ」ものって、過去作も含め割とロジックが似ていて、
その能力に初めは調子に乗って使ってて、
次第にやばいことになって修正しようとして上手くいかず、
そして決定的な事件が起こって、主人公が一大決心。
自分の犠牲も厭わなくなる、といった感じ。
だからオチが凄く大事になるんだが、
このオチは100点では無いが赤点でもない。
何となく千昭のキャラが、
「時をかける」ネタバレ以前以後で大分違う気もするし。
でも細田作品の世界観で許せてしまう、この作品力!
人生で一番ハマったアニメ映画
私は色々と評価が高くて面白いアニメ映画を色々と観てきましたが、「アニメ映画で何が一番好きか」と問われればおそらく「時をかける少女」と即答すると思います。
何度もドラマ化されるほどに人気がある筒井康孝の原作小説を大胆アレンジし、原作小説の十数年後を描いた作品。ひょんなことから過去や未来を行き来できる「タイムリープ」という能力を授かった主人公の真琴が過去を改変してしまったことで様々な騒動が巻き起こります。
時を行き来できる「タイムリープ」というSF要素を盛り込みながらも、ストーリーの根幹は王道的な青春恋愛ストーリー。主人公の真琴と、彼女と仲の良い男友達の二人。三人が織り成す一夏の思い出は、どんな人でも胸を打たれるほどの魅力があります。
時系列が世界線が交錯してストーリーが複雑になりがちな「タイムリープ」という要素ですが、脚本の構成が上手いのか、非常に見やすく分かりやすく仕上がっていました。
タイムリープできたらどうする?青春の想い溢れるSFアニメ映画
映像が美しい細田守監督の代表作。
~ポケモントレーナーみゆきは、92点の経験値をもらった!~
2006年に上映され、当初異例の記録を出した映画です。
主人公の真琴は、ある衝撃の日をきっかけに過去に時間を巻き戻せるタイムリープの力を身につけます。
僕が印象に残っているのは、自分が何かを回避したことで誰かが何かを受けてしまっているのではないかという台詞です。
真琴が巻き戻した時間の積み重ねの綻びが、大きくなって返ってきてしまうことになります。
二転三転するストーリーの結末がどうなるのか楽しみにしていてください。
この映画は細田守監督のこだわりが随所に散りばめられていて、観ているほうも気持ちを高校時代の青春にタイムリープさせてもらえます。
もし本当に過去に巻き戻せたらなにをしますか?
僕は今は今で好きなのですが、学生時代に戻れたら部活に打ち込んで避けていた恋愛をもっと積極的にしたいです。
上手くいこうがいくまいが、恋愛経験を積んでおけば良かったというのが本音です。
ただ、そうは言っても、実際のところもちろん時間は巻き戻りません。
未来に向かって全力で走る大切さを考えさせてもらえました。
ぜひ観てみてくださいね。
★大好きなポケモンに例えると★
ポニータ
青春は駆けて跳べ!若き日の想いを何に燃やしますか?
あ、タイム・リープできる回数が減ってる・・・6回、5回、4回、今何時だ?9回、8回・・・と増えたりしない。
「時かけ」などと略してしまうと落語の「時そば」を思い出す方も多いようですが、映画『UDON』に対抗して「時かけそば」なんてのを発売すれば売れるのかもしれないなどと考えながら鑑賞していたら、居眠りしてしまった主人公紺野真琴の数学の小テストが“解きかけ”であることに気づいてしまった。結果9点。
最初にこのタイムパラドクスの名作に知り合ったのはNHKの連続TVドラマ『タイム・トラベラー』でしたが、木下清演ずるケン・ソゴルの不気味なイメージが今でも鮮明に浮かび上がります。また、大林監督の『時をかける少女』では原田知世のアイドル映画っぽい作りだったので、実際の知世ちゃんもラベンダーの香りがするんだろうな~などと妄想を膨らませてしまった記憶があります(ネタです)。そのままのストーリーをアニメにしても面白くないだろうという心配は杞憂に終わり、全く別のストーリーだったのでホッとしましたけど、この兄ちゃんがケン・ソゴルなんだろうなと決め付けてからは「早く未来名を名乗れ!」などとヤキモキしてしまいました。
しかし、オリジナルの芳山和子は紺野真琴の叔母さんとなって登場する。タイム・リープについて「年頃の女の子にはよくあることよ」などと言われて納得してしまう真琴も千昭にバカ呼ばわりされる証なのかもしれませんが、芳山くんだって異常な体験をしたんだからそんなに軽々しく言わないでよ!などと心の中で笑ってしまいました。それでも原作を尊重するかのように芳山くんの写真立ての隣に飾ってあったのがラベンダーの造花だったような気がして、ちょっとだけ嬉しくなってしまいます。
ボーイッシュでピュアな感覚の主人公や、二人の男に恋する純情な少女たち。なんだか昔の少女漫画風で清々しい気持ちにさせてくれる。リープするときに空を飛ぶポーズや転げて登場する微笑ましい光景も楽しめました。細かな時間旅行を端折ることによってその部分を観客に委ねるところも潔かったと思います。
なかったことにする
最後に千昭と2人のシーンで、好きだと言わない・言われない、のは、今まで気まずい関係になるのが嫌で、真剣な人の話をちゃんと聞こうとせずに"なかったこと"にしてきてしまった真琴への罰なんだと思う。
その後ろを走っていった自転車の二人乗りの姿は、真琴が"なかったこと"にしなければ、千昭と真琴がそうなりえた姿で、でももうそうなることはない姿、パラレルワールドの真琴と千昭。
展開が分かっていても、どうしても泣いてしまう。
地上波の、間にCMが挟まったブツ切り映像ではなくて、ちゃんとしたストーリーを追って見たい、何回でも見たい作品。
まさに青春‼️私も時をかけたい😆
もしも、あの時に戻れるなら、、、
そんなことを何回思った事があるでしょうか?
この映画は、私をドキドキさせてくれる映画で、「高校生にもどりたいなぁーーー!!」って、思わされる映画でもあります♪
友情、そして、甘酸っぱい恋、
おっちょこちょいだけど全力な主人公に共感できます!!
タイムトラベル系の話は個人的にとっても好きで、今起きてる事は全て自分選択によって、起きてる事なんだと深く思わされます!!
現実の世界では、やり直せないからこそ、常にベストを尽くす事が大事だと思いました🌟
そして、この現実世界にも、もしかしたら過去と未来を行き来している人がいるかもしれないと思うものワクワクしますね✨
これからの時期、そして夏に是非見て頂きたい映画です🎬
ガーネット / 変わらないもの
分かれ道が出てくるところからもう本当に面白くて、映画の内容も素晴らしいのだけど、仲里依紗の声優上手過ぎなことと奥華子の歌声が凄く胸に残る。
帰り道~ふざ~けて~♪でぶわーって涙出てくるし、グラ~ンド~♪で映画の全部思い出される。
やっぱりラベンダーの香りであってほしかった
この作品でいうタイムリープのシーンの美しさ、主人公のジャンプシーンとかアニメ版ならでは美しさ。ちょっと酸っぱい良質の青春映画だった。
原田知世版が懐かしく見たくなった。尾道じゃなくてもやっぱり坂道が似合う映画だった。
未来で待ってる
細田守監督作品はやっぱりこれが一番!
作画、脚本、音楽、声優、すべて素晴らしくて、映画一本を通しての明るい郷愁的雰囲気がたまらないです。
夏、青春、タイムリープ。この3つのワード強いです!
ベタにみえるけど、あんまりくどくない。
真琴の必死に走るシーンが、息遣いがリアルに伝わるようで大好きです。
名台詞も、大好きな場面も、記載するまでもないですが、めちゃくちゃ良い作品です。
時代が変わってもずっと観続けられていく作品であってほしい!
私の中では細田監督No.1作品です
作画、ストーリー、音楽、声優、すべてにおいて素晴らしい❗
残念ながら、他の細田監督作品をすべて鑑賞しましたが、この作品以上に感動できるものはありませんでした…(個人的な感想です)。
夏になると観たくなる作品です。
いつか他の誰かを好きになっとしても、あなたは特別で大切
旧作は歌ぐらいしか覚えてなくて、
あんまり印象になくて、
リメイクの本作を
いいという人がいるのでDVDで
観賞しました。
ノスタルジックな思いで
見ていたのですが、
途中からは、話に引き込まれて
エンディングソングの歌詞の
言葉選びが素敵で驚きました。
見て良かった。
この作品は、タイムリープによる
青春物語だけではなくて、
時をこえて
思いを伝える物語でした。
主人公の真琴が
千昭に対して思う友情が、
ゆっくり恋愛に変わっていく。
なにげない日常が、
特別な日々へと
価値観が変わっていく様子が
いいです。
価値観が変わるきっかけは、
ある出来事からなんですが
それを、知ることで
真琴は、
自分の将来にむけた役割と
時間を超えて届けたい思いを
見つけます。
そういえば、
エンディングソングの
ガーネットという曲名は、
作詞作曲の奥華子さんが
石言葉の友情から決めたみたい。
恋の歌なんだけど、
その根っ子にある友情を
パラフレイズするところが
素敵というか、いいなーと。
好きという気持ちが分からなくて
二度とは戻らないこの時間が
その意味をあたしに教えてくれた🎵
あなたと過ごした日々を
この胸に焼き付けよう
思い出さなくても大丈夫なように
いつか他の誰かを好きになったとしても
あなたはずっと特別で 大切で
またこの季節が めぐってく~🎵
この曲は、
初恋の人への
こころのしまっておく場所を
上手く表現してるなぁ…
あと、
原作の芳山和子が主人公の
親戚として登場してます。
実写では原田知世の役です。
本作では違う声優でした。
彼女は、未婚で未来に現れる人を
待ち続けているという設定で
これは、
タイムリーパーが時間を超越した
恋愛のさだめを背負うことを
ほのめかしています。
真琴もそういう運命に
なることを、示していたことに、
最後に気付きました。
作中を通じて意識する時間は、
一方通行なだけに、
今を大切にしたいと思いました。
すごい
いっぱい詰まった作品でした。
知らずに通りすぎなくて
ラッキーでした。
いろいろと考えられていて、深い内容のストーリー
・終盤の展開にはビックリした。
・タイムリープの経験により、人として成長していく姿が魅力
・誰かが得をしたら、その分誰かが損をすること…。当たり前の条理だけど、いろいろ考えさせられた。
青春映画として楽しむ
今更ながらの鑑賞。
原田知世の「時かけ」を観た世代としては、斜に構えていた。オリジナルをどうやって変えてくるんだい?と。でも、現代的なアレンジも加えつつ、原作のいいところは残した、いいリメイクだった。青春映画として評価が高いのもわかる。
それでも腑に落ちないところもいくつか。タイムリープを使い果たす前に戻るという考えと、時間が止まる設定と、未来では自由にタイムリープできるという設定。えー!そんなんある?
今風の時かけ
原作の20年後が舞台。
細田守監督による『時をかける少女』
最初はそんなに良いとは思わなかったけど、見る度にだんだん好きになってくる。
とにかく終盤の流れはお見事(^^)b
心が揺さぶられる。
さらに、奥華子の挿入歌、エンディングがこの作品をワンランク上に押し上げてる(^^)b
ただ、芳山和子の声は、できることなら原田知世にやって欲しかった~(^_^;)
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