時をかける少女(2006)のレビュー・感想・評価
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夏が来るたび見たくなる
大人になるにつれて、ラブコメは見なくなりましたが、この作品だけは特別。 校庭での野球シーンなど〝夏〟の情景の描き方が非常に上手い。 タイプの違う2人の男子も、ボーイッシュ女子が初恋にドギマギする感じも「青春ラブコメあるある」すぎてニヤニヤが止まらない。 個人的に、チアキ役の石田卓也さんのハスキーボイスが最高にツボ。 ラストの「未来で待ってる」は叶わぬ恋すぎて切ない。まぁ究極の純愛なので、気持ちが繋がってれば良し!ということで。
青春って感じですね。 作中で出てくる青い空がなおさらそう感じさせる...
青春って感じですね。 作中で出てくる青い空がなおさらそう感じさせる。 タイムリープできてもとても大切なことを逃してしまうこともあるだろうし、他の誰かが傷つくこともあるかもしれないということにだんだん気づく。 今この瞬間を大切に生きることが大事なんだなぁと、そう思える作品。
15年前の感想
これは最高!! これほど良い映画は久しぶりに見ました。 なんでいままで見てなかったのかと悔やみます。 前評判は聞いていたので、いつか見よういつか見ようと思っていて つい最近やっと見れた。時をかける少女は昔からある作品らしく、 全然知らなかったんですが、ストーリーを知らなくても楽しめる作品。 過去に戻れる不思議な能力と少女と過去に戻れば何度でも やり直せるということだけ頭に入っていればあとは何もいらない。 少し書くと、何度でもやり直しが効くので少女は何度でも過去に戻る。 そして過去に戻った少女は今度は何をするのかとワクワクしながら見れて、 100分ある時間がすぐに過ぎてしまう。だれることなく一気に見れてしまう。 スピード感があり、次々と新しい展開が待っていて、眼が離せない。 トイレに行く余裕やあくびする余裕もない。 これほど爽快感のある映画はないと思います。 アニメ映画としては、上位に入るんじゃないかな。 話しがSFチックなので、アニメで表現しているのがちょうど いい感じでまとまっていると思います。 悔しいのが劇場のスクリーンで見れなかったことですかね。 大きいスクリーンと最高の音響で見たかった。
色んな心情が飛び交う青春物語
少し恥ずかしくてうまく伝えられない自分の気持ち。友達とのちぐはぐ。 そんな現実味ある青春にファンタジックさをつけた不思議な物語です。大切なことに気づけず後悔してしまうシーンなど心がひきつけられました。 友達とうまくいっていない人や社会人生活に疲れた人にこの映画を通じて青春を生きた自分と照らし合わせながら見てほしい映画です。
勿論再見
細田監督がこの作品の要となる美術品のために用意した設定が完璧すぎる。前見たときには気にもしなかった伯母さんのシークエンスでの情報量が半端ない。こういった二重三重のこだわりの設定は見てるものへの敬意として作品に滲み出る。お見事と言って良い。美術ファンは重箱の隅をつついて見るべし‼️ 2022/7/1再見:もう何回見ただろうか・・この作品。今回は少し辛口の評を。時代的影響か、見る側のその時の気分の問題か真琴の言動がうるさく感じた。後半勿論それは修正され、結果名作の誉れ高いエンディングへと収斂されるが、こんなにも前半のキャラクター設定が嫌な女の子の設定だったか?と自分に問いながら見てしまった。いずれにしてもまだまだこれからも何回も見るであろうし、その度に感想が異なる事は良いことだ。今回は★★★★☆
未来を切りひらく真琴の生命力!
男子とキャッチボールする真琴。
顔にボールを受けてギャっと悲鳴をあげる真琴。
小さなお弁当をつまむ友達の横で、でっかいサンドイッチをもりっとかじる真琴。
そしてタイムリープ能力を手に入れて、あちこちドッカンバッコンぶつかりながら、プリンを食べ焼肉を食べカラオケを歌い抜き打ちテストで満点を取る真琴。
実にセコい、そして楽しいヒロインです。
ちょっぴりおみそが足りない真琴の、でも本当はいい子な元気力が、最後にみんなを導く未来とは。
主題歌と劇中歌も印象的で、奥華子さんの高音弦のような通った声が、彼女たちの青春の一瞬を美しく彩ります。
夏になると見返す、細田監督の傑作青春映画です。
もう一つ、
毎回真琴に迷惑をかけられる高瀬くん、
実は彼、隠れたこの物語のヒーローです。
クラスのいじめっ子たちにどれだけ悪質に弄られても、彼は絶対に屈せず反撃します。
その勇気には、敬意を抱かずにはいられません。
そんな高瀬くんの勇姿にも注目です。
意外と奥深くスッキリした作品。細田作品としては当たりの部類。
当時、角川女優売出し御三家として、薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子が次々と出てきました。 その時、私個人的に原田知世さんだけどうしてもタイプでないと言う理由で「時をかける少女」を30年以上観る機会を得なかった。 それとタイムリープものとして、当時「同級生」が大ヒットし、余計に遠ざけたのかもしれない。 さて本題。 細田作品の当たり外れたるや、その差が大きすぎて手に取る時に躊躇する。 ただこれは、裏付けされた原作があるからそこまでの危惧はなく、実際鑑賞すると期待以上でした。 夏 高校生 青春群像 実に今風に描けて、細田作品のいいところを存分に楽しめた。 原作の筒井康隆という作家は個人的には好きではなく、世界観やメッセージがマニアックな作品が多く、挫折したうちの一人だ。 でも、このアニメを観て原田知世さんの時をかける少女を観てもいいかなと思わされた。 でも観ないだろうな。古いし。
無駄遣いタイムリープ、他にない!
ちょ〜どいいところにピントを当てた映画! アニメ、タイムリープ、恋愛モノだけど、バランスの均衡が見事なので、ちょっと○○は苦手だなって人にも楽しめる! 真琴のにくめないキャラがストーリーに合ってるので、トントン進むのが楽しい! 「失敗したー!やり直し!」の連続が楽しい。わざとシリアスな展開のシーンを省いたんだろなと想像。 そして、男二人女一人の高校生にはほぼない友情関係も違和感を感じさせないのも見事! 恋愛もどっちに転ぶのか想像するのも楽しいし、千昭も功介もどっちもかっこいい〜!千昭と真琴が川岸で自転車に乗ってるシーンが好き。功介のさらっとも捨てがたい。真琴になりたいー! タイムリープが題材なのに軽いタッチなのがいい。深く考えれば実は生死が絡んだ重い内容って事を忘れちゃう。 ラストは、ハッピーエンドなんだろうけど、私にはなんだかそう思えなくて…。真琴は高校生にして重い物を背負ってしまったなぁ。これからが心配(なので、その分評価を下げちゃった。千昭の動機もちょっとピンと来なかったのが残念)。
最後まで観て残った疑問
千昭は見たかったはずの絵画を何故見ずに帰ったのか。この時代に長くいたのならもう少しくらい留まっても良かったのでは?
千昭は絵を見たら帰るつもりだったのに、中盤で同級生の早川さんと何故付き合ったのか。終盤で真琴と何故付き合わなかったのか。
「時をかける少女」はこの作品しか観たことがない自分にはわかりませんでした。
【いつのまにか、夏になっていた】
「じゃあ、また。」 このセリフが最後の挨拶になって、そのままの友人がいる。 単に、そのままで、会う機会がないだけの友人もいるが、もう、二度と会うことが出来なくなってしまった友人もいる。 この作品は、冒頭の、真琴の”女投げ”が、非常に良く描かれているところに惹きつけられて、真琴の必死に走る姿とかも見て、高校時代の部活のことや、運動音痴の彼女の体育の点数をあげようと、笑い転けながら、こっそりトレーニングしてたことなんかを思い出す。 いつのまにか夏になり、そして、次の夏も、たぶん、また、やって来る。 でも、いつも、何か、ああすれば良かったとか、こうすれば良かったとか、そんなことだらけだったことを思い出すと、大切な友人や彼女とは、もっと真剣にいろいろ語り合っておけば良かったと今更ながら考えてしまう。 若い人たちの後悔は、きっと先に立つ。 だから、いっぱい失敗すれば良いとも思う。 だが、友人とは、楽しいひと時を過ごすだけではなく、高校生ぐらいになったら、真剣に、将来のこととか、夢とか、現実とか、乗り越えなくてはならない困難とか、価値観とか、様々なことを語り合っておいた方が良いと思う。 絶対そう思う。 いつのまにか夏になって、その夏も終わる。 夏は、また、やって来るだろう。 でも、そうしておくことに、意味があることに気がつく時が必ず来る…と思う。
ザ・青春映画です
細田監督の映画を見たくなって久しぶりに観ました。 夏に観るにはぴったりの映画だなと思います。 安定のタイムトラベル映画で、 奥華子の主題歌もノスタルジックな感じで 本作の雰囲気に合ってるなと思います。 まだ観てない人は観て損ないので 是非観て欲しい映画です。
時を行き来するストーリー展開の面白さと青春時代の日常風景のきらめき
筒井康隆原作通りのアニメをイメージしていたが、原作のヒロインの姪が主人公のオリジナル作品(脚本の奥寺佐渡子さんが作ったのストーリー?)であった。
時を何度も行き来することで、他人の気持ちを大切にすることに大切さを少女が学び、さらに高校時代、青春時代の宝石の様な時間の価値が浮き彫りになってくるストーリー展開は、とても素敵。日本家屋の美しさや何気ない風景の描き込みもしっかりとしていて美しい。少女マンガチックなヒロインのドジっ子ぶりも微笑ましい。
ただ、エヴァンゲリオンも手がけてる貞本義行氏によるキャラクターデザインが自分的には好みでなかった。監督の指定かヒロインも叔母も色気が全くないのが、好みではない。また、全く同じの繰り返し映像が、少し退屈なところも正直あった。ヒロインの動きとか位置とか、クイズの様に微妙に変えられなかったか?
とは言え、細田守監督の以降の他作品も是非見たいと思わせる、青春の甘酸っぱさのきらめきは存在した。
大人になって、もう一度観る映画
大人になってみると見方が変わる気がする。
好きっていう1番言ってもらいたかった言葉は、あの瞬間しかなかったということを、大人になって感じれるようになった気がする。
原作が「待ってて」に対して、今回は「待ってる」。まことの性格もわかって、未来に走っていけるような、新たな答えの出し方は、色々と沁みる映画になってる。
やっぱりこれがナンバーワン
竜とそばかすの姫を見ちゃったのでまた観てる。 千昭は終始滑舌がひどいけど、最後のセリフでしっかり盛り返している。仲里依紗は仲里依紗と分からないレベルで完璧。 奥華子もどことなくノスタルジックでたまらない。 細田守の夏描写はやっぱり最高。ボーイッシュ女子高生が似合う。 ストーリーというか、キャラクター描写にもほぼ破綻がない。千昭が別の女の子になびいちゃうことぐらいかな。それも別にそこまでありえないことはない。 何も違和感なく破綻なく作り上げられている細田作品って多分これしかない。夏描写だけはノスタルジーの出し方本当にスゴいと思うので、登場人物少なめ社会問題なしのジュブナイル夏映画をまた作って欲しい。
渋谷スクランブル交差点
何度かテレビ放送しているけど、ちゃんと最初から最後まで見たのは初めて。ちょっと新しい設定になってて、タイムリープに回数制限があり、残数がわかるのはおもしろい。ただ、真琴ちゃん、あなた無駄に使いすぎ。しかし、イケメン2人と放課後遊んで帰れるのはうらやましい。 東京国立博物館が出てくるのがうれしい。よくロケ地として使われるけど、アニメはあまりない。あと、「バケモノの子」でも渋谷だったけど、今作でも重要な場面で渋谷。細田監督は渋谷が好きなの? BS日テレの放送を録画で。
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