時をかける少女(2006)のレビュー・感想・評価
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本当に面白かったけど、ね(汗)
大筋で大変面白かったです。
それだけ楽しめた分、細かな表現で評価できない部分が印象づいてしまいました。
とくに冷めたのが主人公が野外で本気泣きシーンです。
女子高校生が野外であんなふうに泣く?あれは小学生の泣き方だよ。
感情を歯止めなく解放させた表現をしたかったとしても、あの泣かせ方は小学生まで。高校生じゃない。あのシーンで一気に冷めました。
あのシーンは作り手のセンスがモロ出てくる場面だとおもいます。
そして何より声優陣の合ってないぷりがダメだわ。
これは役者さん達が下手とかって言うんじゃないです。
絵、作画に合ってないって意味です。これはこの作品に限らずアニメ映画に多く見られる問題だと感じています。
そこそこ何かしらの事情があるんだろうけどせめて絵をセリフに合わせるとか録音のし方の工夫とか演出側でどうにかしてやれよ。
アニメ動画にはアニメ動画に合った声の演出をしてほしいと思います。
目を閉じて聞いているとスタジオで台本読んでるシーンが想像できてしまいます。
ダメ出しばかりになってしまいましたが、面白い作品だとは感じました。
でもやっぱり2回3回観たいか?となるとしんどいね。
雰囲気の違いに別の題材かと思った
何度も何度も繰り返しリメイクされているこの物語に、最初に出会ったのは 大昔のNHKドラマ。
なんだけれど、昔って 予約録画なんて出来ないし、偶然つけた場合のみ見られるのと、オトナが傍若無人にチャンネル変えない場合。もちろんその時に家にいなければ当然見ることは出来ない。
だから、一回も逃さず初回から最終回までを連ドラで見るっていうのは 今よりもとても大変な事だった。
から、 すごく惹きつけられる内容だった事の記憶はあっても いったいどんな話だったのか 全容を知ったのは 多分 原田知世の映画でだった気がする。しかも地上波放送の。
それでも最初から最後までじっくり見たという記憶はなく、ただぼんやりと「ながら見た」んだと思う。
理科室のラベンダーの香り
正体不明の同級生の男の子
タイムリープ
このモチーフが いつの時代も 同年代の少年少女を惹きつける。
日本のアニメ業界が それを担う製作者たちのやる気の搾取によって非常にブラックな就業態勢をとり続けているまま、世界で大きく評価されている。
(現在の状態は知らないが 改善されてるとは聞かない。少しでも良くなっている事を願う)
今現在 アニメを牽引する二大巨頭は
もちろん 宮崎駿含めジブリ を除けば だが
新海誠 と 細田守、という認識です。
細田守は おおかみ〜 以外はどれも苦手。
これはストーリー設定ありき なので 苦手意識はなかったが、はじまってしばらくは その空気感の違い甚だしく
題名だけ同じで別の話なのかと思ったくらい。
概ね面白く見たんだけれど
これを見て非常に納得したのが
コロナ前だが 来日して来る アニメ好き外国人の多くの日本人のJKのイメージをこれが担っているんだ
という事。
外国人たちが 遅刻しそうになって慌ててる女の子に憧れてる感じが不思議だったんだけれど、そういえばそういうシーンって これに限らず よく出て来るのかもしれないと思ったのだった。
ノスタルジックな作品。
だいぶ前に見たことがあるはずだけど、
後半にたどり着くまでのストーリーはほぼ覚えてなかった。
ので、地上波録画にて新鮮な気持ちで観賞。
タイムリープものは頭が混乱しがちだけど、
面白くて好き。
主人公の、若さゆえのがむしゃらさや青さには自分も思い当たる節があり、見ていてもどかしく恥ずかしさすら感じる程だったけど、失敗を重ねて成長していく姿に、最後には走れー!って応援してた。
切り取る夏の風景の美しさ、校舎やグラウンドの懐かしさ、あるよね~と思わせる家族の書き方が素敵な作品。夏に毎年見たいね。
メインの男の子2人が「あなた達人生何周目?」って程に格好良くて。いろいろ悟りすぎてる。
主人公がどうしてももう一度言ってほしかった言葉は、あの日あの時あの場所だけのものだったんだなぁって思うと、ありきたりな「今を大切に」って言葉も身に染みる。
彼が未来に帰った時には、きっと現代で主人公がこれから人生を懸けて必死に守るであろう大切な絵が、その時代に残っているんだろうなと想像して心が温かくなる。
やり直せない瞬間は誰にでもあるのかも
Time wait for no one. これって最初は何の意味かもわからない構文なのに最後は本当に色々考えられますよね笑笑
時をかける少女。小学生の修学旅行以来に久々にテレビで見たけど全然覚えてなくってびっくり仰天。千秋とこうすけの様子だけでなく信号機やその他諸々の演出は流石のもの。正直消化器の子はかわいそうで戻って良かったと思ったけどね笑
そしてネットで見たけどやっぱり色々考察されてる最後の一言。個人的には直感的に思った絵を待ってるの説を押したいけどね笑笑でもそれでもそれも美しいなと思う。千秋のためにって千秋を忘れないことに目的は無いと思う。最後まで理系と文系どっち行くか迷ってたしね笑笑やりがいとかそんなんじゃなくて単純に単純に友情と信頼と親愛のこもった一言だと思う。最後に言った一言があれって本当に考えられてると思う。でもね。それでもね。切なさは残るよね。セツナレンサ
迷惑をかける少女‼️❓恥をかける少女‼️❓街をかける少女❓‼️命をかける少女❓‼️
絵を持たせてあげてほしかった、、
夏といえば細田守監督作品。主人公が自己満足ではなく周りに対して思いやりを持っていく所や、自分の本当の思いに失敗をしながら気がついていくところに胸を打たれた。
青春ってこんな感じにうまくいかないことの連続だったよなぁって思う。
魔女おばさんの自分が良い思いする分、誰かが犠牲になってしまってるのでは?という発言にはハッとさせられた。
魔女おばさんの言うことが何回も変わるシーンでは、時と場合によって見えるものが異なってくるということなのか、大人の言うことにそこまで耳を傾けなくて良いということなのか、。
タイムリープ物ならではの、他に解決策があったのではないかというモヤモヤ感や最後に絵を持たせてあげれば良かったのでは!?という安易な考えが浮かんでしまう。
何が言いたいかと言うと、今年も私の夏が始まった。
夏が来るたび見たくなる
青春って感じですね。 作中で出てくる青い空がなおさらそう感じさせる...
15年前の感想
これは最高!!
これほど良い映画は久しぶりに見ました。
なんでいままで見てなかったのかと悔やみます。
前評判は聞いていたので、いつか見よういつか見ようと思っていて
つい最近やっと見れた。時をかける少女は昔からある作品らしく、
全然知らなかったんですが、ストーリーを知らなくても楽しめる作品。
過去に戻れる不思議な能力と少女と過去に戻れば何度でも
やり直せるということだけ頭に入っていればあとは何もいらない。
少し書くと、何度でもやり直しが効くので少女は何度でも過去に戻る。
そして過去に戻った少女は今度は何をするのかとワクワクしながら見れて、
100分ある時間がすぐに過ぎてしまう。だれることなく一気に見れてしまう。
スピード感があり、次々と新しい展開が待っていて、眼が離せない。
トイレに行く余裕やあくびする余裕もない。
これほど爽快感のある映画はないと思います。
アニメ映画としては、上位に入るんじゃないかな。
話しがSFチックなので、アニメで表現しているのがちょうど
いい感じでまとまっていると思います。
悔しいのが劇場のスクリーンで見れなかったことですかね。
大きいスクリーンと最高の音響で見たかった。
色んな心情が飛び交う青春物語
勿論再見
細田監督がこの作品の要となる美術品のために用意した設定が完璧すぎる。前見たときには気にもしなかった伯母さんのシークエンスでの情報量が半端ない。こういった二重三重のこだわりの設定は見てるものへの敬意として作品に滲み出る。お見事と言って良い。美術ファンは重箱の隅をつついて見るべし‼️
2022/7/1再見:もう何回見ただろうか・・この作品。今回は少し辛口の評を。時代的影響か、見る側のその時の気分の問題か真琴の言動がうるさく感じた。後半勿論それは修正され、結果名作の誉れ高いエンディングへと収斂されるが、こんなにも前半のキャラクター設定が嫌な女の子の設定だったか?と自分に問いながら見てしまった。いずれにしてもまだまだこれからも何回も見るであろうし、その度に感想が異なる事は良いことだ。今回は★★★★☆
未来を切りひらく真琴の生命力!
男子とキャッチボールする真琴。
顔にボールを受けてギャっと悲鳴をあげる真琴。
小さなお弁当をつまむ友達の横で、でっかいサンドイッチをもりっとかじる真琴。
そしてタイムリープ能力を手に入れて、あちこちドッカンバッコンぶつかりながら、プリンを食べ焼肉を食べカラオケを歌い抜き打ちテストで満点を取る真琴。
実にセコい、そして楽しいヒロインです。
ちょっぴりおみそが足りない真琴の、でも本当はいい子な元気力が、最後にみんなを導く未来とは。
主題歌と劇中歌も印象的で、奥華子さんの高音弦のような通った声が、彼女たちの青春の一瞬を美しく彩ります。
夏になると見返す、細田監督の傑作青春映画です。
もう一つ、
毎回真琴に迷惑をかけられる高瀬くん、
実は彼、隠れたこの物語のヒーローです。
クラスのいじめっ子たちにどれだけ悪質に弄られても、彼は絶対に屈せず反撃します。
その勇気には、敬意を抱かずにはいられません。
そんな高瀬くんの勇姿にも注目です。
意外と奥深くスッキリした作品。細田作品としては当たりの部類。
当時、角川女優売出し御三家として、薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子が次々と出てきました。
その時、私個人的に原田知世さんだけどうしてもタイプでないと言う理由で「時をかける少女」を30年以上観る機会を得なかった。
それとタイムリープものとして、当時「同級生」が大ヒットし、余計に遠ざけたのかもしれない。
さて本題。
細田作品の当たり外れたるや、その差が大きすぎて手に取る時に躊躇する。
ただこれは、裏付けされた原作があるからそこまでの危惧はなく、実際鑑賞すると期待以上でした。
夏
高校生
青春群像
実に今風に描けて、細田作品のいいところを存分に楽しめた。
原作の筒井康隆という作家は個人的には好きではなく、世界観やメッセージがマニアックな作品が多く、挫折したうちの一人だ。
でも、このアニメを観て原田知世さんの時をかける少女を観てもいいかなと思わされた。
でも観ないだろうな。古いし。
無駄遣いタイムリープ、他にない!
ちょ〜どいいところにピントを当てた映画!
アニメ、タイムリープ、恋愛モノだけど、バランスの均衡が見事なので、ちょっと○○は苦手だなって人にも楽しめる!
真琴のにくめないキャラがストーリーに合ってるので、トントン進むのが楽しい!
「失敗したー!やり直し!」の連続が楽しい。わざとシリアスな展開のシーンを省いたんだろなと想像。
そして、男二人女一人の高校生にはほぼない友情関係も違和感を感じさせないのも見事!
恋愛もどっちに転ぶのか想像するのも楽しいし、千昭も功介もどっちもかっこいい〜!千昭と真琴が川岸で自転車に乗ってるシーンが好き。功介のさらっとも捨てがたい。真琴になりたいー!
タイムリープが題材なのに軽いタッチなのがいい。深く考えれば実は生死が絡んだ重い内容って事を忘れちゃう。
ラストは、ハッピーエンドなんだろうけど、私にはなんだかそう思えなくて…。真琴は高校生にして重い物を背負ってしまったなぁ。これからが心配(なので、その分評価を下げちゃった。千昭の動機もちょっとピンと来なかったのが残念)。
最後まで観て残った疑問
千昭は見たかったはずの絵画を何故見ずに帰ったのか。この時代に長くいたのならもう少しくらい留まっても良かったのでは?
千昭は絵を見たら帰るつもりだったのに、中盤で同級生の早川さんと何故付き合ったのか。終盤で真琴と何故付き合わなかったのか。
「時をかける少女」はこの作品しか観たことがない自分にはわかりませんでした。
【いつのまにか、夏になっていた】
「じゃあ、また。」
このセリフが最後の挨拶になって、そのままの友人がいる。
単に、そのままで、会う機会がないだけの友人もいるが、もう、二度と会うことが出来なくなってしまった友人もいる。
この作品は、冒頭の、真琴の”女投げ”が、非常に良く描かれているところに惹きつけられて、真琴の必死に走る姿とかも見て、高校時代の部活のことや、運動音痴の彼女の体育の点数をあげようと、笑い転けながら、こっそりトレーニングしてたことなんかを思い出す。
いつのまにか夏になり、そして、次の夏も、たぶん、また、やって来る。
でも、いつも、何か、ああすれば良かったとか、こうすれば良かったとか、そんなことだらけだったことを思い出すと、大切な友人や彼女とは、もっと真剣にいろいろ語り合っておけば良かったと今更ながら考えてしまう。
若い人たちの後悔は、きっと先に立つ。
だから、いっぱい失敗すれば良いとも思う。
だが、友人とは、楽しいひと時を過ごすだけではなく、高校生ぐらいになったら、真剣に、将来のこととか、夢とか、現実とか、乗り越えなくてはならない困難とか、価値観とか、様々なことを語り合っておいた方が良いと思う。
絶対そう思う。
いつのまにか夏になって、その夏も終わる。
夏は、また、やって来るだろう。
でも、そうしておくことに、意味があることに気がつく時が必ず来る…と思う。
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