「雰囲気の違いに別の題材かと思った」時をかける少女(2006) asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気の違いに別の題材かと思った
何度も何度も繰り返しリメイクされているこの物語に、最初に出会ったのは 大昔のNHKドラマ。
なんだけれど、昔って 予約録画なんて出来ないし、偶然つけた場合のみ見られるのと、オトナが傍若無人にチャンネル変えない場合。もちろんその時に家にいなければ当然見ることは出来ない。
だから、一回も逃さず初回から最終回までを連ドラで見るっていうのは 今よりもとても大変な事だった。
から、 すごく惹きつけられる内容だった事の記憶はあっても いったいどんな話だったのか 全容を知ったのは 多分 原田知世の映画でだった気がする。しかも地上波放送の。
それでも最初から最後までじっくり見たという記憶はなく、ただぼんやりと「ながら見た」んだと思う。
理科室のラベンダーの香り
正体不明の同級生の男の子
タイムリープ
このモチーフが いつの時代も 同年代の少年少女を惹きつける。
日本のアニメ業界が それを担う製作者たちのやる気の搾取によって非常にブラックな就業態勢をとり続けているまま、世界で大きく評価されている。
(現在の状態は知らないが 改善されてるとは聞かない。少しでも良くなっている事を願う)
今現在 アニメを牽引する二大巨頭は
もちろん 宮崎駿含めジブリ を除けば だが
新海誠 と 細田守、という認識です。
細田守は おおかみ〜 以外はどれも苦手。
これはストーリー設定ありき なので 苦手意識はなかったが、はじまってしばらくは その空気感の違い甚だしく
題名だけ同じで別の話なのかと思ったくらい。
概ね面白く見たんだけれど
これを見て非常に納得したのが
コロナ前だが 来日して来る アニメ好き外国人の多くの日本人のJKのイメージをこれが担っているんだ
という事。
外国人たちが 遅刻しそうになって慌ててる女の子に憧れてる感じが不思議だったんだけれど、そういえばそういうシーンって これに限らず よく出て来るのかもしれないと思ったのだった。
asicaさん、コメントありがとうございます。
そういえば、日本映画やドラマでは必ずのように主人公は学校を遅刻しがち。遅刻しても大丈夫という日本の文化なんでしょうか・・・そして、アメリカなんてのは送迎が必ずあるという国民性。面白いですね!
ケンソゴルが懐かしい「タイムトラベラー」
NHK単発ドラマで「入場無料」という作品も記憶にこびりついています・・・