劇場公開日 2006年10月28日

「政府の茶番をクリント・イーストウッドが描く。 経験者の回想で臨場感...」父親たちの星条旗 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5政府の茶番をクリント・イーストウッドが描く。 経験者の回想で臨場感...

2024年1月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

政府の茶番をクリント・イーストウッドが描く。
経験者の回想で臨場感のある戦争シーンを見せてくれる。さすが勝戦国、資料が豊富で信憑性もある。当時のアメリカ政府を批判するような内容で面白い。

クリント・イーストウッドが興味を持ったという舞台となった硫黄島についての蘊蓄を少し書かせてもらう。硫黄島を制圧したあとの米軍の滑走路の下の謎、硫黄島で約一万人の行方不明者がいまだ発見されていない謎、硫黄島で回収された大量の手紙についても、結局、対になるもうひとつの作品『硫黄島からの手紙』でもほとんど取り上げなかった。

今作『父親たちの星条旗』は、何度視聴しても飽きない良さがある。

Don-chan