「反戦映画とは何か。」硫黄島からの手紙 グダールさんの映画レビュー(感想・評価)
反戦映画とは何か。
みんな虫けらのように死んでいった。手榴弾を抱えて、虫けらのように死んでいった。
決して、戦争賛美の映画ではない。
手榴弾で集団自決するシーンは、鳥肌が立った。
実際の戦争では、もっと惨たらしい死が大量に生み出されていたのだろう。「ヒト」から一瞬で「モノ」に変わる惨たらしい死。
「戦争はしてはいけない」ということを、改めて実感させてくれる映画であると思う。
戦争で死んでいった大多数の人は、虫けらのように死んでいった。
その死には何の意味もなかった。
戦争での「意味なき死」を描く映画は、強力な反戦映画になりうる。
先の大戦で日本は、戦争に突き進んで破滅寸前までいきましたが、その過程で大衆の熱狂的な後押しがあったのは確かです。
それはどこの国でも一緒です。
権力が大衆の支持から成り立ち得ない以上、戦争は誰かがやりたいと思ったからできるものではありません。
もしそんな国があるなら、ファクトをあげて教えてください。
僕の勉強不足かもしれないので。
反戦自体必要じゃないって思ってる時点で完全に平和ボケだと思いますよ。
反戦映画は「戦争を表現した映画」と定義しています。
戦争は国が起こすものだとおっしゃいましたが、国ってなんですか?
あんま抽象的にモノをおっしゃらない方がいいですよ。
自分が恥かくだけです。
国ってなんなのか教えてください。
今の日本に反戦自体必要でしょうか?
アフリカの飢饉やシリア内戦より日ハムの優勝に興味がある国で、「反戦映画」という意味自体がわかりません。
私は映画というものは人それぞれ感じるところがちがいますから、それがまた映画のいいところだと思います。硫黄島からの手紙は、クリントイーストウッド監督の独特の雰囲気が出ていて、確かに戦争を嫌悪させるようにうまく作られていると思います。
ですが、実際に戦争をしているような国は、私たちの想像もつかないようなくらしの中で、自分の考えなど関係なく戦争に巻き込まれていると思います。その人達がこの映画を見て、「よし、戦争をやめよう」と思うでしょうか。見る機会すらないでしょうが。結局絶対的安全の中で暮らしで生きている私たちにとっては、実際に戦争を体験した方の気持ちなんてわかりませんよね。
戦争は国が起こすものです。時代の必然が起こすものでしょう。反戦映画って何か逆に教えてください。