劇場公開日 2006年12月9日

「日本人描写が良い」硫黄島からの手紙 トタ助さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0日本人描写が良い

2016年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

外国人監督が撮った映画とは思えない。日米双方の視点から硫黄島の戦い描くという企画であったとしても、ここまで日本人を表現できるのってすごい。間とか空気とか暗黙の了解のような感じは、まったく日本映画のようだった。
二宮君の演技がとてもいい。生き残るためには手段を選ばないというタイプでもないし、どのような状況に陥っても自分の意志を貫くという訳でもない。弱音も吐くし長いものにもまかれる。普通の青年を背伸びせずナチュラルに演じており、時代を超えた物語である事を感じさせないほどの共感を持てた。

とたすけ