「ロッキーにとっては、アポロとの対戦よりもエイドリアンとの関係構築の方がアメリカンドリームだったのかも…」ロッキー KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
ロッキーにとっては、アポロとの対戦よりもエイドリアンとの関係構築の方がアメリカンドリームだったのかも…
スタローンによる、正にアメリカンドリームを
象徴したような作品を何十年ぶりかで鑑賞。
話は単純明快なので、初回以降は観ることも
なかったが、TV放映を機に再鑑賞した。
若い頃の鑑賞では、
ラストで“エイドリアン”と叫ぶシーンに
随分と自分の感情も高揚した覚えがある。
しかし、その後、己が年を取ったためか、
同じような設定の作品を目にしたためか、
再鑑賞ということもあってか、
今回の鑑賞では同じような感情の高ぶりを
得ることは出来なかった。
そして、この度の鑑賞では、
ロッキーにとっては、千載一遇だった
世界チャンピオンとの対戦よりも、
愛すべき女性との関係構築の方が
アメリカンドリームだったのかも知れない、
と思うところも。
ところで、初めての名古屋勤務で
猛暑を経験して夏バテした時に、
この映画の影響だったかも知れないが、
牛乳に生玉子の黄身3個と
ハチミツ・レモン果汁も加えて飲み、
夏を乗り切った若き日々がよみがえった。
「チャンピオンよりもエイドリアンとの関係こそがアメリカンドリーム」初めて見た意見で、なるほどなあ、と感心しました。
生卵3個ですか。まさに「ロッキー」ですね。私は卵かけご飯以外で生卵を食べたことはありません。
もしかして、階段を登り終えてロッキーガッツポーズをされたこともあるとか?
映画を見終えた後に、出口へ向かいならシャドーボクシングをしている人が複数いて、なんか(そのシャドーボクシングをしている人たち自体に)感動したことを覚えています。
楽しいレビュー、読ませて頂きました。
ホントに名古屋の夏は暑いです。
年を経て、自分が変わってゆくと、同じ映画でも見え方がずいぶんと変わりますよね。
若いころ、恋人のために自分もあそこまで頑張れた=ロッキーのあの一途さを思い出しましょう。
(例えいま、目の前にいるのが古女房でもね、笑)。
ロッキーのテーマ曲は、消えそうな火を再び熱くおこしてくれます。それだけのパワーがあの音楽には有るって事です。