「自主映画の可能性」ロッキー keitaさんの映画レビュー(感想・評価)
自主映画の可能性
観客への期待を煽る演出は上手いが、作品としては平凡の域にあるこの作品がこれ程までに多くの人に愛され語り継がれているのはロッキーという人物像、スタローン自身、そして何よりアメリカの時代背景、今までのどんな映画よりも運命的なアメリカンドリームを体現したからである。
現在も続くブロックバスター映画の流れをつくり、スタローン自身も時代に後押しされるようにスターダムへの階段を駆け上がった。
しかし、その裏には彼の懸命な努力があったことを忘れてはならない。
"努力したものが報われる"アメリカンドリームの本質を体現したリアルなドラマが裏に在ることこそが語られるべきなのかも知れない。
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