「昨日までの自分に打ち克つ」ロッキー pipiさんの映画レビュー(感想・評価)
昨日までの自分に打ち克つ
息子に観せる為、VOD無料配信を待ってたー。(ランボーと007は諦めてDVDレンタルしたけど音声が安定せず勝手に日本語吹き替えになっちゃうのが多いのでなるべく借りたくない)
ようやく来たので、シリーズ一気に再鑑賞予定。
なんだろう。
なんていうか「男が、男として大切に思うもの」がきっちり入っている。
ジェンダーがどうという話は抜きにして、やっぱり「男らしさ」「男に生まれたならば」みたいな、男性に象徴される魅力ってものはあると思う。
脳の構造やDNAレベルで、間違いなく「何かある」と思うんだな。
「不屈の精神」
「やるか、やらないか?の分岐点で『やる』を選択する勇気と精神力」
「女性に対しての、積極性と行動力、思いやりや気遣い」
易きに流れず、少女には悪友に流されない貞節の大切さを説き、ただのゴロツキでは終わらないことを自らに課す。
ポーリーやミッキーの言動に腹を立てる事はあっても、最後には肩を抱く優しさ。彼らが本当はロッキーの事を、ずっと大切にしてきてくれた事を、ロッキーもまたちゃんと知っているのだ。
45年経っても良いものは色褪せない事を再確認。
この歳月の間に、生卵たくさん一気飲みした野郎がどれだけいる事だろうかw
階段を駆け上がったあとに、勝利のイメトレをした愛すべきおバカさんがどれだけいるだろうか。
(おそらく女性には、ほとんどいないであろう)
「最後まで立っている事」がロッキーにとっての勝利。有言実行。
彼は「昨日までの自分」に打ち克ったのだ!
(ここでロッキーが世界チャンプに勝ってしまったりすると、一気に嘘臭くなるので判定負けは上手い処理の仕方だと思った。)
今見ると、冒頭の街路の汚さが印象深い。日本も結構ゴミだらけだったよなぁ。
ちなみに個人的に本作で1番好きなのはガッツォ。
ラフなジャケットのロッキーに対し、常にスーツとコートなところもスタイリッシュで格好良い。
もし、実は裏で卑怯な悪どい仕掛けなどしていたらどうしよう?と心配だったが、そんな事もなく純粋にロッキーを応援していてくれて良かった。嫌いにならずに済んだw
最近、若者の自己肯定感の低さがしばしば話題にのぼる。
ロッキーが底辺の暮らしをしている事は、作中、幾度も丁寧に描かれている。
男の子達には、ぜひ若いうちに一度本作を観ておいて欲しいと、、、
そう思うのだ。
おはようございます。
レプリカントさんから、少しだけ伺っていたので、コメントは控えようと思ったのですが、今作品を久方ぶりに鑑賞しメッセージしました。遠き三河の地からご回復を祈念しております。では。返信不要ですよ😃
pipiさん、コメントありがとうございます。
そうです。映画を観た奴らはみんな生卵チャレンジしてましたw
ご飯にかけて食えるんだから平気だろ?みたいな感じで。
卵に関しては、ハリウッド映画でよく取り入れられてますね~