「やはり名作と言われる映画はすごい。」レオン 完全版 romiさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり名作と言われる映画はすごい。
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ずっと昔、中学生くらいのときに親戚のお姉さんに勧められてビデオで見たのですが、そのときは正直そこまで刺さらなかった。アクション凄いな〜映像おしゃれ〜最後のシーン切な……くらいの感想だったと思う。その時はレオンとマチルダの愛は親子愛(家族愛)なの?恋愛なの?と思ってた気がする。でもずーっと心に残っていて、今回リバイバルで近くの映画館で上映されると知り『観たい!』と思うぐらいには強く残ってて。いい大人になり、映画館で観られる日がくるとは。
まず、二人の愛は家族でも恋人でもどうでもいい、とにかく『愛』、その一言。相手のことを心から大切に思い、愛しく思い、ただ一緒にいたい、何が何でも守りたい。これが愛。
ナタリー・ポートマン、『美少女』という言葉を体現したような美少女っぷり。可愛すぎる…永遠に観ていたい…。
そしてジャン・レノのレオンは、とてもとても渋くて格好いいのに、映画を観て子供のようにはしゃいだり、妙に素直で疑うことを知らず騙されてしまいそうな危うさもあり、どこか幼いというかピュアというか。マチルダが大人びた少女で、レオンは少年っぽい大人という感じがした。
愛に飢えていた少女と、愛を忘れていた男が出会い、互いに唯一無二の存在となり、相手から与えられる無償の愛を知る。お互いに与え合っているさまが印象的で、切なくも幸せで。レオンの最期は悲しいけれど、心から人を愛することを知って満足しているようにも見えた。
マチルダがレオンを『大地に根を張らせた』ラストがひたすら美しかった。
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