「LOVE or DEATH…孤高の人が拠を得た日々…」レオン 完全版 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
LOVE or DEATH…孤高の人が拠を得た日々…
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
疑似親子のような関係性から、愛し合う仲へ…
中年の殺し屋と家族を皆殺しにされた少女が織り成すドラマを、ハードボイルド・テイストで描いた、リュック・ベッソンがいちばん輝いていた頃に放った傑作。
ふたりが愛を囁き交わすシーンは、なんだかカラダがゾクゾクして、直視出来ないような背徳感が漂っていました。
劇場公開版では、親子愛と解釈出来る描写になるよう編集された…。それは不本意な形だったそうで、これが本来の姿。
ロリコンとひと括りにしてしまうと、誤った判断を下してしまうかも。確かに過激だけど、そこには美しさが…
訓練や仕事を通して、ふたりは距離を縮めました。互いが互いを大切な拠として、生き甲斐となっていきました。
マチルダの幼さ故の純粋な想い。レオンの不器用な想い。もしかすると破局は規定事項だったのかもなと思いました。
マチルダを逃がす際のレオンの告白が胸に迫って来ました。最後の最後キスするかな?―やっぱりしませんでした。
レオンがスタンスフィールドに撃たれる瞬間を、レオンの目線と一瞬の光の明滅で表現したみたいに、光を効果的に使用したシーンが多くて、印象に残りました。芸術的だし、めちゃくちゃ映画的。スタイリッシュな映像美に引き込まれました。
[余談]
ゲイリー・オールドマンは悪役に限る!
bloodtrailさんへ。
実際そうなるとめちゃくちゃ面白そうです(^o^) そういえば、「ダークナイト・トリロジー」のゴードン役は久々のいい人の役でしたねぇ~。悪役のイメージが強かったので、いつかバットマンを裏切るんじゃないかなと気が気じゃありませんでした(笑)
しゅうへいさんへ
ゲイリー・オールドマンに悪役って似合いますね、確かにw
サム・ロックウェルも悪役が似合う役者さんになったなぁと思ってたら、リチャード・ジュエルとジョジョ・ラビットでまさかの転身。ゲイリー・オールドマンも、悪と見せかけて実はヒーローって言う役が回って来るんじゃないかと思いますw