レオン(1994)のレビュー・感想・評価
全135件中、21~40件目を表示
日本でリメイクするなら荒川良々と芋生悠でお願いしたい
いい映画って、どの場面から見てもすぐに引き込まれてしまう。
レオンはそんな映画のひとつ。
ナタリー・ポートマンはこのデビュー作について、「現在では不適切な作品」と言ったらしいが、それは中年男と12歳の少女の関係を現在のコンプラが許さないからであろう。
約110分のDVDを観る限り、レオンがマチルダに性的にアディクトする場面はないし、匿ったあと部屋を出ていくように促す。
なにより牛乳だけで酒も飲まず、イタリアからニューヨークに流れてきたちょっと人の良すぎる文盲の殺し屋と家族を皆殺しにされ、匿ってくれと冷静に隣人を頼った利発な12歳の美少女の立場は程なく逆転する。
殺し屋になって弟の仇を討ちたいと願うマチルダに応え、レオンはわざわざトニーからライフルを借りてきて本気で狙撃を教える。大人が子供にしてはいけないことに決まっている。
マチルダはレオンに読み書きを教えたから、悪徳刑事のスタンの事務所に行くと書いた置き手紙を読んで助けに行けるのである。ホテルの記帳でマチルダが機転を効かせる場面は「愛を読むひと」のメニューの字が読めないケイト・ウィンスレットを思い出してしまった。
そして、レオンはトニーに預けていた金をもしもの時にはマチルダの為に役立てたいと考えるようになる。トニーはレオンの金を猫ババしている気がする。
ストイックで金で女を買うようなこともしないレオン。ジャン・レノの顔はどこかマヌケで変なおじさんである。だからこそいい。
そして、ナタリーのボブヘアーがたまらない。頭のかたちが前後に長いからとても素敵。顔は大人びているが、足もほっそりしていて、12歳よりもさらに幼くみえる。その点、「タクシードライバー」のトラビィスが13歳のジョディー・フォスター扮する娼婦に対して揺れ動くキモチとは明らかに次元が違うものである。
でなければ、こんなに泣けない。
究極の状況で巡りあった究極の愛のカタチに涙するのだ。
ちなみに私には娘はいない。生意気だろうと素直だろうと、機転がきこうが、気が利かなかろうが、いないのだからしょうがないのである。
そしてたまにジャン・レノのレオンスタイルを真似して街に出かける。
となりにウサギのぬいぐるみと観葉植物の鉢を抱えたおかっぱヘアーの女の子が歩いていたらサイコーである。
しかし牛乳が苦手。たくさん飲むとおなかがぎゅるぎゅるしてしまう。これだけは真似できない。
レオンのリメイク映画は作られないと思うが、もし日本でリメイクドラマを作るなら、荒川良々と芋生悠でお願いしたい。
やっぱり切ない
人生はつらいさ
この言葉にこの作品における意味が集約されていると感じました。
殺し屋で、余り感情を出さず、観葉植物が唯一無二の友人である主人公レオンと
家族に虐待を受け、麻薬捜査官にこちらも唯一の話し相手である弟を殺されたマチルダが互いに心の傷を分かち合いながら、絆と愛を深めていく物語。
人間、生きていくのが辛く、時に絶望するときもある。
それでも、互いに心を温め合い、優しさに触れたとき、
自分自身が変われるし、その人も変われる。
レオンとマチルダの劇中の交流をみて、私はそんな事を感じました。
主演のジャン・レノの渋さとダンディーな演技も魅力でしたが、
マチルダ役のナタリー・ポートマンのどこかいたずらっぽくもあり、そして、儚げな雰囲気も印象的でした。
さすが名作なのな
美しい映画、、
タイトルなし
名作と聞きつけ視聴
マチルダを可哀想な子供と見るか、とんでもないクソガキと見るかで評価が変わる作品。私は後者でした。
可哀想な子供として見る事が出来たらば、話は天真爛漫な子供が悪人の凍り付いた心を溶かすと簡潔明確でしょう。しかし人殺しを喜々として手伝う様な子にそこ役目は無理がある。
フィクションに下らない倫理観を持ち込んでいるのではありません。この映画は細かい場面での登場人物達の言動がどうも設定に対して少しだけ不自然なのです。この「少しだけ」というのが味噌で、普通そうはしないので共感出来ず、言う程有り得なくもないので驚きもせず、絶妙な塩梅で感情が揺さぶられない。少なくとも私が無口な殺し屋だとしたら隠れて煙草吸ってる様な子供に声掛けられたところでわざわざ振り返ってやるとは思えません。部屋に銃を大量に置いてある事に関しても「刑事をやってる」だとかいくらでも言いくるめられるでしょう。
心理や動機の掘り下げが不十分で、そこに味わいや感慨深さを見出す方はそれなりに居るだろうなと観てて何となく分かりますが、展開が進む毎に「えっそうなるんですか」と思い続けてたらエンディング曲が流れ始めた。
7位/441 2021.05.10現在
今まで、何度観ただろうか。
7位にはしてるけど
限りなく1位の映画。
ナタリーポートマン
ジャンレノ
ゲイリーオールドマン
全員が完璧!
ナタリーポートマンが可愛すぎる。
自分は女性に関しては
日本の女性が好きなんですが
レオンの時のナタリーだけは別物!
自分はろりこんか?と思わせるくらい
かわいいです。
それ以外の時は13歳の少女に
ときめくことはないので
ロリコンでは無いはず。
そしてジャンレノも
かわかっこいい!
かわいいのにかっこいい!
そしてゲイリーオールドマン!
この映画に
ゲイリーオールドマンの
ぶっ飛んだ演技は欠かせません!
本当に全員素敵すぎる!
マチルダが家族を殺され
レオンの部屋の前に来て
プリーズって言うシーン
あそこは、自分のもう映画史に残る
名シーンです。
バッドエンドとまでは
言わないかもしれませんが
ハッピーエンドでは無い
そんなエンディングも素晴らしい!
そしてスティングの歌。
これまな完璧!
スティングの歌も
自分の映画音楽ランキング
かなり上位の名曲です!
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
レオンののあるある言いたい♫
レオンのあるある早く言いたい♬
レオンのあるある今から言うよ♪
片目で寝る練習しがち♩
特別パート2
レオンのあるある今から言うよ♪
薬飲む時ゲイリーの真似しがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→15歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→自宅VHS
鑑賞回数→7〜8回
記憶度→95%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→7位
洋画部門→7位
フランス映画部門→1位
暴力と哀愁のバランス
切なさが絶妙
切なくも美しい
殺し屋の純粋な愛情が心を打つ名作
凄腕の殺し屋が、偶然助けた少女との暮らしの中で、
初めて愛情を知る物語。
殺した相手の血の色さえ感じられないほど
色のない世界を生きてきた凄腕の殺し屋レオンは、
親から愛されることなく育ってきた少女マチルダを偶然助け、
図らずも二人で生活するはめになる。
それまで精密機械のようにルーティーンを繰り返すばかりの生活を送ってきたレオン。
マチルダの登場によりすっかりペースがくずされ苛立ちさえ覚えるが、
人としての感情に芽生え、次第にモノクロの世界がカラフルに色づいていく。
観る者が「このまま二人の生活が続いてくれたら・・・」と、祈る気持ちとは裏腹に
マチルダが犯したミスにより物語は急展開を迎える。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
観終わった後の喪失感が大きすぎる。
エンディングのスティングが歌う曲が、さらにその感情を煽るので
正直しんどい気持ちになる。
なのに、また観たいと感じてしまう。
そんな名作に出会えたことに感謝!
うさぎのぬいぐるみ
とってもよかった
全135件中、21~40件目を表示