レオン(1994)のレビュー・感想・評価
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マチルダよ、健やかに生きてくれ…
リュック・ベッソン監督作品。
傑作です。普段バイオレンス・アクション映画全くみないけど、魅入ってしまった。
もうマチルダが最高ですね。家族を殺された彼女が、レオンの部屋に逃げ込む時の、悲しみを殺しつつ滲み出てしまう様に胸が苦しくなる。
またマチルダの復讐のために、レオンと殺しの練習をしたり、実際に暗殺にいったりするの面白い。服もかわいい。
そしてレオンがマチルダと共に過ごすことで孤独を溶かされるのもいいな。片目を開けて椅子で寝てたレオンがマチルダと共にベッドで寝ること。この孤独の溶解、安心・安全な場所の描き方が最高。
終わり方もよく、マチルダよ、健やかに生きてくれ…。
リュック・ベッソン監督、ジャン・レノ主演、映画史に残るアクション・ドラマ
「ニキータ」に登場した掃除屋が主人公のスピン・オフ。NYを舞台に殺し屋レオンと、家族を組織に殺された少女マチルダとの交流と復讐を描く。監督は若い頃パリの街角で見かけた中年男をモチーフにこのキャラクターを思いつき、「ニキータ」後に「フィフス・エレメント」の制作中断時を利用し1カ月で脚本を書き上げた。デ・ニーロ、アル・パチーノ、メル・ギブソンら大物俳優と交渉したが決まらず、最終的にレノが主役に。マチルダ役のオーディションは2,000人の中から当時11歳のナタリー・ポートマンが選ばれたが、15歳だったリブ・タイラーと監督は最後まで迷っていた。
撮影は主に屋外はNY(2人が歩くシーンなど無許可ゲリラ撮影も行われた)、室内はパリで行われロスで編集された。この時、監督はノースリッジ大地震で被災している。
全米公開バージョンはレオンとマチルダの関係がマイルドになっており、仏人監督としては異例の1100館規模で封切られ、初登場で5位にランクインするヒットとなった。
充分傑作だけど完全版の方が好き
完全版は以前観ていましたが、1994年版は観てなかったので観ました。
やっぱり傑作でした。名作は色褪せないですね。最初のシーンからカッコいい。そして最後までオシャレ。そして切ない。
ただ完全版を観た時に好きだったシーンが結構無かったので完全版の方が好きでした。完全版をもう一回観たいです。
殺し屋とイカれ警官の攻防戦
いやいや
今更だけどジャンなレノと
イカれポンチの役作りで麻薬やって演技してたでしょ感満載のゲイリーオールドマンが最高過ぎて フランス映画がこの作品以降かなり劇場で公開される事になって
一時期フランス映画ブームが起きたくらいの影響力があった作品で
一部の悪い人がロリコンだのハードロリータだの騒いでいたけどそれを言ってるやつらが逆にエロい目でナタリーポートマンを見てるのだなあって思いましたし
その発想が自分には一切無くて逆に引いた覚えありますね。
ラストのドッカーンで道連れ地獄って展開は良かったなあ(しみじみ)
定期的に見たくなる名作でリュックベッソン作品で突出した作品だとおもいます。
映像が美しくて切ない純愛で最高に格好良いアクション映画
リュック・ベッソン監督アメリカ初上陸作品、私がこの映画で特に好きなところは丁寧な美術とそれを美しく撮るカメラ、そしてドンピシャにはまる音響。
総じて美しくて品格があって格好良い。
どのシーンで止めてもまるでポスターのようです。
あとこの映画のゲイリー・オールドマンの雰囲気が堪らなく格好良くて好みです。
アメリカ版子連れ狼〜純愛&復讐篇〜
この映画はラブ・ストーリー‼️それもかなりな純愛物語‼️しかも中年の殺し屋と13才の少女との年の差ぶっちぎったお涙頂戴ストーリー‼️この親子以上に年の離れた2人の恋に説得力があったのは、主演の2人の演技力の素晴らしさがあってこそですね‼️マチルダ役のナタリー・ポートマンはこの作品がデビュー作で、家族の仇をうちたい復讐心と、レオンへの恋心を見事に表現した演技力はとても13才とは思えない‼️上目遣いで「レオン、あなたを愛してる」とささやく彼女に、情けなくもゾクッとさせられました‼️子役スターにありがちな転落人生を歩むと思ったら、出演作にも恵まれ、「スター・ウォーズ」のアミダラ姫、マーベルのヒロイン、「ブラック・スワン」でオスカー受賞と、ジョディ・フォスター以上かも‼️そしてやはりレオン役のジャン・レノですね‼️レオンという男の幼稚さ、黙々と殺しのビジネスをこなしながら、観葉植物に愛しそうに水をやり、ミュージカル映画に目を輝かせる殺し屋‼️そんな殺し屋いねーよ‼️とは思わせないジャンレノの演技には、すさまじい孤独と凄みが漂っていて、ゾクゾクさせるリアリティです‼️ホントハマり役ですね‼️殺し屋になりたいマチルダを、レオンが仕事に連れ回しながら教育する場面のリアリティは相当なモンですね‼️ペイント弾で練習台にさせられた挙げ句、最期は実弾でレオンにトドメを刺されるチンピラのにいちゃんが可笑しくも悲しく、可哀想‼️そしてもう一人、この物語をキワだたせるのが悪役ゲイリー・オールドマンのスタンフィールド‼️ヤクを飲んで "プチッ" と噛み砕き昇天(表情がトラウマになる)しながら銃を乱射するキチガイでありながら、ベートーベンを愛する男‼️「嵐の前の静けさは最高だな」のセリフはホント最高‼️物語を切なく彩るエリック・セラの音楽とスティングの主題歌「シェイプ・オブ・マイ・ハート」もチョー名曲ですね‼️そしてラスト、レオンの胸のピンが外れた無数の手榴弾を見たときのスタンフィールドのセリフ「クソッ」‼️私もこの作品の全てに「クソッ」と言いたい‼️もちろん、最高の褒め言葉として・・・‼️
ちなみにオリジナル版にレビューしてしまいましたが、完全版の方が好きでしたー‼️
間違いなく名作です。
この作品ももう何度観たかわからない程観ています。
何回観ても泣けますね。
リュック・ベッソン監督の手腕は言わずもがなですが、ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン、この3人の名優が揃った事により成し得た名作だと思います。
いろいろ言われているリュック・ベッソン監督ですが、この作品を作り上げただけで、どれ程の駄作を作ろうと自分は非難する気にはならないです。
【今作はレオンを演じたジャン・レノとマチルダを演じた天才子役と謳われたナタリー・ポートマンが賞賛されているが、悪逆非道な麻薬捜査官を演じたゲイリー・オールドマンにMIPを与えたい作品である。】
ー 内容は巷間に流布していると思われるので、簡単に記す。-
■プロの殺し屋として孤独な日々を送るレオン(ジャン・レノ)のもとに、家族の(特に弟を愛していた)を惨殺された少女・マチルダ(ナタリー・ポートマン)が助けを求めてやってくる。
復讐のために殺しの訓練を乞う彼女を断りきれないレオンは、マチルダと奇妙な同居生活を始める。
2人は同室に暮らし、マチルダはレオンの為に彼の好きな牛乳を勝って来る。
徐々に心を通わせていく二人。
レオンは、マチルダに女、子供は殺してはいけない、と言いライフル射撃などを教え込んでいく。
◆感想
・フランス郊外に広大な映画撮影所を構えたリュック・ベンソンが満を持して、アメリカに打って出た作品。
そこには、スタイリッシュな殺しの場面が満載であるが、レオンの殺しの美学が貫かれている。
・殆どの方が言及している12歳の聡明なマチルダを演じたナタリー・ポートマンの”本当に子役ですか!”と思うシーン多数あり。
ー 文盲のレオンの代わりに、ホテルでサインをするシーン等。-
■だが、私は今作が歴史に残る作品になったのは、麻薬捜査官でありながら、超絶な悪役スタンを演じたゲイリー・オールドマンであると思う。
悪逆非道な行いをする前の、あの、クスリカプセルから、錠剤を服用し首をコキコキ言わせながら、残額非道な行いをする姿。何度観ても印象的である。
<今作は、映画好きであれば殆どの方が鑑賞していると思われるが、久方振りに観てもレオンと、マチルダの心を通わせて行く過程は、魅力的である。
そして、レオンが遺した金でマチルダが新たなる人生を歩み始めるシーンもとても良いのである。>
あ、男がレオンね(笑)
女の子がレオンかと思ってけど、男か〜!!!
レオンかわいい🥛乙女〜〜!いい人(?)だわ!
レオンとずっと一緒にいて欲しかった
こんな結末ありかよ〜〜〜〜
面白かったこれは名作だわ。
レオン!後ろ後ろ!
ところで、マルチダ?マチルダ?
いい仕事をしたければ、プロに頼め。
孤高の殺人狼。
かわいいけど大人びた美少女。
"Léon "はとてもよくできた映画です。ロリコン映画と見る人は馬鹿を見るでしょう。これは愛の物語なのだ。
親子愛?
兄弟愛?
絆の愛?
狂気の愛?
師弟愛?
レオンの心の中に蠢くものを、観客は自由に解釈することができる。
日本でリメイクするなら荒川良々と芋生悠でお願いしたい
いい映画って、どの場面から見てもすぐに引き込まれてしまう。
レオンはそんな映画のひとつ。
ナタリー・ポートマンはこのデビュー作について、「現在では不適切な作品」と言ったらしいが、それは中年男と12歳の少女の関係を現在のコンプラが許さないからであろう。
約110分のDVDを観る限り、レオンがマチルダに性的にアディクトする場面はないし、匿ったあと部屋を出ていくように促す。
なにより牛乳だけで酒も飲まず、イタリアからニューヨークに流れてきたちょっと人の良すぎる文盲の殺し屋と家族を皆殺しにされ、匿ってくれと冷静に隣人を頼った利発な12歳の美少女の立場は程なく逆転する。
殺し屋になって弟の仇を討ちたいと願うマチルダに応え、レオンはわざわざトニーからライフルを借りてきて本気で狙撃を教える。大人が子供にしてはいけないことに決まっている。
マチルダはレオンに読み書きを教えたから、悪徳刑事のスタンの事務所に行くと書いた置き手紙を読んで助けに行けるのである。ホテルの記帳でマチルダが機転を効かせる場面は「愛を読むひと」のメニューの字が読めないケイト・ウィンスレットを思い出してしまった。
そして、レオンはトニーに預けていた金をもしもの時にはマチルダの為に役立てたいと考えるようになる。トニーはレオンの金を猫ババしている気がする。
ストイックで金で女を買うようなこともしないレオン。ジャン・レノの顔はどこかマヌケで変なおじさんである。だからこそいい。
そして、ナタリーのボブヘアーがたまらない。頭のかたちが前後に長いからとても素敵。顔は大人びているが、足もほっそりしていて、12歳よりもさらに幼くみえる。その点、「タクシードライバー」のトラビィスが13歳のジョディー・フォスター扮する娼婦に対して揺れ動くキモチとは明らかに次元が違うものである。
でなければ、こんなに泣けない。
究極の状況で巡りあった究極の愛のカタチに涙するのだ。
ちなみに私には娘はいない。生意気だろうと素直だろうと、機転がきこうが、気が利かなかろうが、いないのだからしょうがないのである。
そしてたまにジャン・レノのレオンスタイルを真似して街に出かける。
となりにウサギのぬいぐるみと観葉植物の鉢を抱えたおかっぱヘアーの女の子が歩いていたらサイコーである。
しかし牛乳が苦手。たくさん飲むとおなかがぎゅるぎゅるしてしまう。これだけは真似できない。
レオンのリメイク映画は作られないと思うが、もし日本でリメイクドラマを作るなら、荒川良々と芋生悠でお願いしたい。
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