劇場公開日 1993年9月4日

リバー・ランズ・スルー・イットのレビュー・感想・評価

全66件中、1~20件目を表示

5.0細いテグス。太いテグス。 渓流の両岸で互いを想う、ノーマンとポールの物語。

2024年12月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

釣りは、もう何十年もやっていない。 けれど、 生まれて初めて自分の仕掛けに魚がかかった瞬間 (!)の、あの特別の興奮と驚きは、まるで昨日の事のように、この手が覚えている。 あれは小学校の裏の大きな池だった。 校門の前の小さな釣具店で、糸と,針と,浮きと,コメ粒のような鉛の重りを買って、見様見真似で 拾った棒っきれに結わえ付けた。 餌には庭で掘ったミミズを使った。 「 !!! 」 あの指先に伝わった突然の振動。 まさかの生き物の振動。 釣れるとは、これっぽっちも思っていなかったものだから慌てる。 僕は、全世界を征服したかのような驚きと、勝利の達成感で、池のほとりで上気して立ち上がってしまった。 釣りとは、 つまりこういう事なのだ。 陸上で肺で呼吸をしている我々人間と、 水中でエラ呼吸をする魚との、 この別々の裏側の世界に生きる者同士が、細いテグスで水面を挟んで、上と下でお互いの気持ちを読み合う勝負。 いつ切れるとも分からない、あちらにいる相手とこちら側の自分で、 繋がっている「命の糸」を引き合う行為なのだ。 兄さんのノーマンと弟のポール。 モンタナの美しい自然の中で、兄と弟が糸を垂れる。フライを投げる。 時に言葉を交わし、またお互いに黙り、風に吹かれ、瀬音を受けて、二人の間の間合いを感じながら。 彼らもまた、兄と弟として、慮り、反目し、 こうして見えないザイルを引き合っているのだ。 物理的にも、心情的にも、僕たちは相容れずに誰かと離れて暮らしている。そして 生者の国と死者の世界にわかたれている場合もある。 渓流の水辺に立つ男たちの、この「人生の縮図」をスクリーンに見ながら、僕も、父や弟たち、そしてうちの息子たちのことを思い浮かべていた。 一緒に生きることは出来ない人と魚のことわり。 あちら側への思い入れ。 細い糸の先に、水鏡を通して、 離れて生きる彼らのことを、 彼岸に渡った彼らのことを、 じっと想わされた作品だ。 どうだろう、 僕にとっては「初めて魚が釣れたあの日」よりも、僕ら小さい兄弟を連れてダム湖へ行き、何にも釣れずに帰ってきた父との一日のことが、 今となっては何よりの楽しい思い出。 もしかしたら僕の人生で、一番の思い出だったかも知れない。 ・・・・・・・・・・・・・ レッドフォードが、グレイグ・シェイファーとブラッド・ピットをキャスティングした。 目の表情だけで演じられる繊細な俳優たちだ。 詩と光の奇跡がある。 流れてゆく人の命と、川への思慕が絶品である。 傷付きやすく、控えめで小心な兄。そして 奔放にして自由。時に兄の心を掻き乱す弟。 僕たちが「兄」であり「弟」であるならは、彼らの様子にはそれがよく分かるだろう。彼らの心の内と表情が、地味だけれど堅実で、 「家族のアルバム」のように楽しめる、レッドフォードならではの、いい映画だった。 「草原の輝き」=ウィリアム・ワーズワースの詩を、「つまらない男」と呼ばれて失意の中にある長男ノーマンと父親が、戸口で共に吟ずる場面はとても心に迫るものがあったが、 僕は、あそこでDVDを、一度途中で止めてしまった。 “なにか良くないこと”が起こるのではないかと、僕は胸騒ぎを抑えられなかったのだ。 モンタナ州。 スペイン語で「山の国」。 カナダに接する全米4位の巨大な土地。平原。そして高地。ロッキー山脈。 自動車のナンバープレートには「Big Sky」との愛称が。 アカデミー撮影賞受賞。 ・・・・・・・・・・・・・ [メモ] うちの子たちとは 近所の釣り堀に行ったっけね。 カツオ漁船よろしく、3人が入れ喰いで上げ続けるもんだから、針をはずす担当の僕は、大笑いの大忙しだった。 30分で30尾。大漁のニジマスだった。 覚えてるかな? 覚えてるよね。

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きりん

川の流れの様にと言うけれど

2024年9月17日
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鑑賞方法:映画館

 古今東西、川の流れは人生に例えられて来たけれど、時代を貫いて流れるこの映画を観ると、僕ももう河口近くに辿り着いたのだと感じる。でも川幅は今もって広がらず、淀んだ泥の河のままだ。

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La Strada

4.0切ない

2024年8月17日
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ジョニーデブ

3.0映像美は良い

2024年8月15日
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 ストーリーは家族や恋人との関係を描いたものだが、大した内容は無く、冗長で退屈なシーンも多い。  しかし映像美は中々良い。アメリカの豊かな自然の中で、家族とニジマス釣りを楽しむシーンは観ていて心地良い。こういうアウトドアな趣味も良いなと思え、自分もやってみたくなった。

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根岸 圭一

2.0モンタナの大自然が美しい

2024年7月14日
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鑑賞方法:VOD

ブラッド・ピットも美しい。 だが、物語は冗長で退屈だ。まあ色々分かるよ。これこれこういうことを言いたいのかなぁと考えながら見るよ。最近90年代の若者ヒューマンドラマ系にハマって漁ってみたけど、同年代の他の作品と比べてもかなり上級者向けなのか、自分には退屈すぎ、長く長く感じた。こちとらこれを読み取っていい映画だなぁと思えるほど人間はできてないようだ。

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マルボロマン

4.0美しい

2024年5月13日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

萌える

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ゆい

4.5自然は変わらず

2024年5月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

美しいモンタナの大自然が印象的です。 兄弟が川に石を投げ続けるシーンは、子供の頃を思い出す。 意味もなく石を投げるのが楽しかったな。 家族も人の生き方も様々、様々に生きて死んでいく。 自然は変わらず、川はいつまでも同じように流れ続ける。

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koji

4.0人生とは関わりなく、大河は滔々(とうとう)と流れる。

2024年4月16日
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鑑賞方法:映画館

親子二代にわたってフィッシングを趣味としてきたマクリーン家にも人生の荒波は容赦なく押し寄せ、その平和で幸せな日々を押し流してもしまいますが、そういうマクリーン一家の運命の浮沈の合間も、本作の題名その通りに、大河は滔々と流れ続けていたことに、評論子は、深い感銘を覚えました。 思い起こしてみれば、いろいろな出来事がありました。評論子の人生にも。 順風満帆で幸せに浸っていたこともありますし、「どん底」(?)に落ち込んでいたこともありました。しかし、そんな時も、大河は滔々と流れ、自然は悠久の時を刻んでいたのですね。 ちっぽけな人間の人生の浮沈には、そしてまた、更にまたちっぽけな人々の主観的な思い入れとは、まったく何の関わりもなく。 そういう自然の営みというものの「雄大さ」「偉大さ」、そして「懐の深さ」というものか身に染みると同時に、顧(かえり)みると、自分の悩み、苦しみ、悲しみは、その雄大に比較すれば、当時の主観的な想いとは裏腹に、取るに足らない些事であったようにも思えてきます。 自然(滔々と流れる大河、悠久に流れる時)の中では、人間の主観的な思惑など、取るに足らない、ほんの小さな出来事に過ぎないのでしょう。 そういう意味では、静かに、静かに、ほんとうに静かに―そして、そうは明確に意識はしていなくても―これも、観終わって、勇気がもらえた一本になりました。評論子には。 本作は、午前十時の映画祭13で鑑賞した一本になります。 いつも利用するレンタル店には在庫があることを承知していましたし、何よりテレビ放送からの録画(NHKなのでノー・カット)が手持ちにあることも承知していましたけれども。 それでも、映画館の大画面と良い音で鑑賞することができて、良かった作品だったと思います。 秀作であったと思います。

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talkie

3.5こころにしみる、美しい、家族の物語

2024年3月23日
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鑑賞方法:映画館

「午前十時の映画祭」で鑑賞。 約30年ぶりに鑑賞しました。 僕自身も釣りが好きだから、映画が公開された頃に原作も読んだけれど、正直いって映画も小説も大して面白くないという印象しか残っていなかった。 で、今回久しぶりに観てみようと映画館に足を運んだのだけど、やっぱり「面白い」とは思わなかった。 でも、いい作品ですね。話は面白くないけど、いい作品です。ふだん「映画は面白くないとダメだ!」といっている僕ですが、これはこれでいいのだと納得してしまいました。 古き良き時代のアメリカを舞台にした、美しい、家族の物語。 わりと地味なストーリーで、日本人の我々にはピンとこないところもあるけれど、アメリカ人には、より響いてしみる物語なのかもしれないなと思います(だからこそ原作は名著として讃えられ、映画化されることにもなったのでしょう)。 この物語の中心を、一本の川のごとく貫いているのが魚釣り。 釣りは、自然の中に身を置き、生きものの命を奪う遊びです。子どもたちは、そこからたくさんのことを学びます。 本作において、それは単なる遊び以上の意味と価値を持って描かれ、父と子、兄と弟の繋がりを揺るぎないものにしている。 そして僕はスクリーンに展開する物語に、むかし父や、親友たちと釣りにいったときの自身の思い出を重ねていました。それらの記憶は僕のかけがえのない宝物です。あのときの海や川での光景は僕の中からいつまでも消えることはないのだと思うと不覚にも涙がこぼれた。 長い年月を経て久しぶりに鑑賞した『リバー・ランズ・スルー・イット』は、僕をそんな感慨にひたらせてくれました。 ちょっとやんちゃなブラッド・ピットがたまらなくチャーミングですね。 追記 この作品も、もうちょっと洒落た邦題にできなかったのかなという気がしたけれど、『リバー・ランズ・スルー・イット』という原題がすべてを物語っていますものね。やっぱり『マクリーンの川』だと、ちょっと弱いんだろうな。 それにしても、やっぱりフライ・フィッシングは魅力的な釣りだなと思います。 僕はフライ・フィッシングでヤマメやマスを釣るのが長年の夢でした。中学生の頃に道具を揃え、ラインを飛ばす練習まではしたけれど、未だに実戦には至っていません。 やりたいと思いつつ実現していないので、何とか今後の人生で夢をかなえたい。美しい清流でヤマメやレインボーやブラウンを釣りあげてみたいです。この映画の男たちのように。

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peke

4.5フライ・フィッシング‼️

2024年3月2日
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泣ける

楽しい

幸せ

家族の絆の物語に、渓流釣り(フライ・フィッシング)を絡めて描いたレッドフォード監督の名作ですね‼️牧師の父からストイックな釣りの哲学と共に、愛と人生を叩き込まれる性格の違う兄弟。兄弟は時に反発しながらも、家族の意味を心に刻み、それぞれの人生を歩んでいく・・・‼️とにかくブラッド・ピットの美しさがたまらない‼️若き日のロバート・レッドフォード監督を彷彿とさせる純アメリカ的美青年‼️あー、まぶしい‼️レッドフォードとブラピ‼️共に若き日にキャプテン・アメリカを演じて欲しかった‼️そんなブラピが魅せてくれるフライ・フィッシングのシーンがホントに美しい‼️釣り糸がまるで生き物のように宙を舞い、太陽光に照らされる様はホントに幻想的で、この世のモノとは思えない‼️レッドフォード監督は「クイズ・ショウ」という傑作がありますが、私が惹かれるのはこの「リバー・ランズ・スルー・イット」と「モンタナの風に抱かれて」のような古き良きアメリカな題材大を詩情豊かに描いてくれた時‼️その筆致はジョン・フォード監督に通じるものがあると思います‼️ホントに名作です‼️

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活動写真愛好家

4.0川の流れのように

2024年2月27日
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リボン

4.5美しさに満ちた映像

2024年2月24日
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その昔、映画館ではなく視聴覚教室のような施設での上映で見たのが初めてで、今回ちゃんとした映画館で見られて良かったです。あれから30年以上もたっているとは、ブラピも自分も年を取るわけだわ。ラスト近くでの彼の笑顔は、衝撃的に美しかったことを思い出しました。地味なストーリーですが、モンタナの雄大な自然とブラピの美しさが、印象的な映画でした。

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お菊の皿

4.0午前十時の映画祭13にて。 古き良きアメリカ、とりわけ壮大な美しい...

2024年2月24日
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幸せ

午前十時の映画祭13にて。 古き良きアメリカ、とりわけ壮大な美しい景色が出てくる映画に弱い。最高でした。

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Yoshi K

5.0美しいものは危うく、はかない。

2024年2月21日
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泣ける

TOHOシネマズの企画「午前十時の映画祭」のラインナップの中に この映画を見つけたときから上映を楽しみにしていました。 どんな映画が好きかは 人によって様々だと思いますが、 私は、 ストーリーのおもしろさより その映画の中に「何か美しいもの」がある作品が好き。 この映画は、5本の指に入る好きな作品のひとつ。 モンタナの大自然の中での フライフィッシングのキャスティングのシーンそのものの美しさに加えて、 ワタシ的にはブラット・ピットが最も輝いていた映画だと思っています。(ブラット・ピットが特に好きなわけでもないのですがこの映画の中の彼は特別) 映画の中で、彼は若さゆえの無謀さで事件に巻き込まれ命を落としてしまうのですが(そのシーンは描かれていません) 美しいものは危うく、そしてはかない存在なのだと、この映画を通して知ったのでした。 命ある美しいものはいつか消えゆくけれど、 川の流れはとどまること無く流れ、それもまた美しい。 時間の流れもまたしかり。 私たちは、けして留まることが無い時間という川の流れに投げ込まれた、フライのような存在に過ぎない。 それでも自分の人生を自ら輝かせて生きなくてはいけないんだろうな… そんなことに気づかせてくれた作品でした。 これは、私の勝手な想像ですが、 この作品の監督、ロバート・レッドフォードは、 若かりし頃、自分が最も輝いていた時を ブラット・ピットの中に見ていたのではないかと思います。 なぜって、二人はとても似ているから。 今日あらためて観て、 映画化された小説の原作者であるブラット・ピット=弟ポールの兄役、ノーマンの語りの言葉も美しいことに気づきました。 原作「マクリーンの川」ももう一度読みたいし、上映されている間にもう一度観てもいい、と思うほど素晴らしい映画です。

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ruriruri1515

4.0規律ある社会への郷愁と美男の弟について

2024年2月17日
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午前十時の映画祭で観て、感想というか気付いたことを2つほど。 まず監督のロバート・レッドフォードだけどアカデミー監督賞を受賞した「普通の人々」がそうだったように家族を中心とした規律ある社会への郷愁が根底にある。 1920年代のモンタナ州の片田舎が舞台で、ノーマンとポールのマクリーン家はスコットランド系。WASPのコミューンが形成されていて一つ一つの家族が社会の核になっている。信仰と家庭内の秩序が全ての判断基準となり粛々と日常生活が営まれているそんな社会。ほかと違うのは釣り。マクリーン家だけではなく、恐らくはこの川沿いの人々の生活にはフライ・フィッシングが組み込まれ、大げさに言うと外界=自然との交信、調和の手段となっている。 そういったキチンとした規律正しい生活が、アメリカにはかってはあったよ、ということがロバート・レッドフォードがこの映画で言いたかったことの80%くらいを占めているような気がする。ほらポールのセリフにあるでしょ。「モンタナでは、教会と仕事と釣りは時間厳守だ」って。確かに規律正しく営まれている生活、社会は美しい。この映画は映像だけでなくドラマもとても美しいと思うけど、美しさの源泉はそこにある。 もちろん1920年代といえども規律を脅かす要因がなかったわけではなく、貧困であったりアルコール中毒であったり賭博であったり人種差別であったりハリウッド的性的放縦であったり、後にアメリカ人を悩ます事柄がチラホラ顔を出す。最後には弟ポールはその一つに絡め取られてしまうのだけど。 気付いたことの2つ目はその弟ポールについて。 この映画は、エデンの東と同様に、旧約聖書のカインとアベルを下敷きにしていると思う。カインとアベルについては昔から不思議に思っていた、なぜ神は弟アベルのみを愛したのか。最終的には兄は弟を殺したからしょうがないものの、そこまでは一所懸命に大地を耕し神にも尽くしてきたカインはなぜ理不尽にも神に愛されなかったのか。 この映画を観てわかった気がする。きっとアベルは美男だったのですよ。ブラッド・ピットのように。

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あんちゃん

4.5郷愁

2024年2月13日
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午前十時の映画祭。 少年時代。古き良き時代。郷愁を誘われる。 アメリカの人たちなら尚更か。 (ある程度年代が上の方たちだけなのかも) ジョセフ・ゴードン・レビッドに似た子どもだなと思ったら、ジョセフ・ゴードン・レビッドだった。 トム・スカーリットのお父さん良かったな。この頃、よくお父さん、旦那さん役してたな。懐かしい。 いろんなところに配慮しなくてもよかった時代のアメリカ映画は、やっぱり憧れだったな。 郷愁。

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大吉

4.5もう・・

2024年2月13日
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知的

幸せ

あざと過ぎるよ、レッドフォード監督。濃縮アメリカ、家族・大自然・フライフィッシング、受けるに決まってる。当時のブラピの自然な美しさ、最後に撮った写真のように切り取られている。造りとしてはブラピの心情を直接描かず、想像させていたのが効果的。 この作品から30年超、モンタナの清流はそのままだろうか? フライフィッシングを見るといつもちょっと怖い。投釣りの針が肩に刺さった事があるから。 「500日のサマー」のジョセフゴードンレヴィットが出ていてびっくり。

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トミー

4.0川の流れのように、兄弟愛、家族愛

2024年2月3日
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同じように厳格な父に育てられたが 真面目な兄と破天荒な弟。 弟は何かと目立つし場を明るくする 友達や母親からもより好かれてる 兄は面白くない男と言われても それが自分なのだ 弟は短命だろうなと予想ついたが ロロにはまらず普通に生きてれば 幸せだっただろうにと思ったが それでは人生物足りないのか 最後の父である牧師からの説法は 説得力があった 若い頃のブラット・ピット、可愛かった! 午前十時の映画祭13 にて

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ほんのり

5.0男兄弟は親友であり好敵手である

2024年2月3日
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午前十時の映画祭にて鑑賞。 川や山の自然の美しさと雄大さに、それに対峙する釣り人の美しさと人のみが持つ技術の洗練さが映える。 真面目な兄の不器用さも自由な弟の可愛げも、どちらにも好感が持てる。兄の方に傾向したのは自分も兄だからか。

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ななな

4.5ブラピ❤︎ブラピ❤︎ブラピ

2024年2月2日
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えー。若い頃のブラピってこんな可愛かったんだ。いや、これ、惚れてまうやろ。最近の変なおっさんのブラピしか知らなかったからおばちゃん、ぶっ飛びました。(笑) ショタに近いハートは撃ち抜かれました。なんて善性の塊みたいな笑顔。お母さんて次男好きよね。上手なの〜。いや、もしかしたら女は基本次男好きかな?子供っぽくて甘え上手。場を読んでの立ち回り。言って欲しい言葉をくれる。長男の皆様ごめんなさい。私も長女だから気持ちわかるよ。すっごい努力してるんだよねー。 でもここで北村一輝似の長男が拗ねることなく、ちゃんと次男を認めてる。このうちの子育てがうまかった証ですね。おまけに選んだ女性もどこか破天荒。自分の好きを持ってキラキラしてる人にはやっぱりみんな惹かれちゃう。 違った面から人生を振り返れるいい映画でした。

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femme fatal