「心の失明」乱 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
心の失明
権力への欲望と執着、逆心、猜疑心、虚栄心など、真価を曇らせる人間の愚かさを、壮大な時代劇で描いております。騎馬隊は迫力ありました。
繰り返し大量に流された血の上に成り立つ権威という点は、戦国時代という設定故に特に強調されていたように思えます。
太郎(黄色・一)、次郎(赤色・二)、三郎(青色・三)と衣装と旗で色分けしているので、とても分かりやすいです。
残念なのは、大殿がゾンビにしか見えなくて何度も吹き出しそうになったこと、血液がペンキのように赤過ぎること、核心を突く台詞を放つ道化師役が、戦国時代としてはあまりに無礼で浮いてしまったことでした。
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