劇場公開日 1995年3月25日

Love Letterのレビュー・感想・評価

全49件中、1~20件目を表示

3.5情景の映画と言える。

2022年11月29日
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鑑賞方法:VOD

岩井俊二監督の代表作。
ストーリーは独特のリズムで進む。そして、情景の映画と言える。
中山美穂が一人二役を演じるが、酒井美紀が、そのうちの一人である藤井樹の学生時代を演じている。
中山美穂と酒井美紀が頭の中でなかなか結び付かず、中山美穂が渡辺博子と藤井樹のどちらを演じているのか、わからなくなる。
どこか謎解きのようで、不思議な時間の感覚に身を委ねるべきなのかもしれない。
青春の軌跡はみずみずしく、いとおしい。

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caduceus

2.5『失われた時を求めて』は大変です。僕は4回試みましたが、まだ、読めてません。

2022年8月4日
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鑑賞方法:VOD

韓国とか日本人はこういう映画すきですね。
美男美女の恋愛ですからね。でも、僕みたいなモテない男にはファンタジーなんですよね。最初は良いけど、終わり近くに飽きてくる。それで、ベタな終わり方。ヘナヘナって感じですか。主人公の少女時代の女優とのギャプがあったように思えます。僕は少女時代の主人公を演じた女優さんが透明感あって良いと思います。最近はテレビや映画には出ませんね。もっとも、
今は45歳くらいになっているのでしょうが。

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マサシ

3.0ある意味時代の空気を切り取っていた

2022年7月9日
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鑑賞方法:VOD

ふとしたきっかけで再鑑賞。
ヒロインの渡辺博子は初鑑賞当時はあんな可愛らしい、守ってあげたくなるようなキャラクターはいないと思っていたのに、今見直すと印象が180°変わっていた。

好きな男性と死別し、忘れられないままその友達のアプローチを受け入れてしまう所、その彼が自分に好意があることを知りながら死別した恋人への愛を事あるごとに口にする無配慮な所、自分の勘違いで全く関係ない他人を巻き込みながらも、その人が同級生だと知るとエピソードを教えろとか、風邪引いてると知りながらグラウンドに行って写真を撮ってこいとか、自分で散々聞いておいてやり取りした手紙を丸ごと送り返してしまう所など、我儘で計算高く、自分の感情の為に他人を振り回す性格が随所に見られます。

しかし一歩引いて考察すると、当時はこういった「何を考えているのかわからない」「落とせそうで落とせない女性」「落とせないのにキスは受け入れる、押しに弱い女性」が世の男性にとてつもなく人気の時代だった事を思い出します。ちょうど裕木奈江などが全盛期の頃です。

そう言った意味では時代の空気を切り取った、興味深い作品だな、と改めて感じました。

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chao2suke

4.0映像美

2022年6月4日
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最初の5分で映像の美しさに引き込まれていた。
冷静に考えるとあり得ない話だし、セリフも???となる部分はあるけど、小樽の街並みや工房の風景、図書館、雪山、中山美穂など都会生活とは全く違う人や時の進み方、光、匂いなどでとっても満たされてます。
私にとっては、朝散歩に近いくらいリフレッシュできるので、またみたくなる映画。

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miozou

2.5久しぶりに再見したが

2022年5月3日
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そもそも酒井美紀の10余年後が中山美穂、という設定にムリがある。
演技が決して上手くはない中山に二役させたのも厳しいし、観客にニ役を区別させるために片方を風邪引きにしたのもお粗末。女の樹の父親エピソードも蛇足。また、渡辺博子が山に向かって叫ぶシーンは恋人の名前を呼ばないことに大きな違和感。
公開当時はそこそこ感動した記憶があるけれど今見るとイマイチでした。一応1995年当時は洗練された映画だったんだと思う。冒頭の映像とか雰囲気は佳作です。
加賀まりこは美しいと改めて認識。

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lll

2.5「かわいく、難しく、眠く」

2022年2月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

難しい

寝られる

途中3回くらい 寝てしまった

巻き戻して何回かみたが ?が多い。

同姓同名なのに同じクラスにするか?というとこはあるが笑
同じ苗字でも意識するのに同姓同名なら尚更だろう。

回想パートと現実パートとで構成されているが回想パートは青春時代の甘酸っぱい感じはよかった

見所は
中山美穂全盛期のかわいさ
雄大な大自然のカット
同姓同名の葛藤

鈴木蘭々なんて久しぶりに見すぎて笑った

豊川悦司はおじさんの印象が強いため若くてキスシーンをしてるとなんか怖かった。

もう一回みたら印象変わるかな?
正直評価が高い意味がわからん

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幕張豊砂の弟

3.0韓国で有名な日本映画だそうです

2021年9月1日
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韓国の知り合いに教えてもらったので見てみた。うむむ。好みではない。好みではないけど、トヨエツが見れたのでよしとする。

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Jasmine

4.0再発見

2021年7月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

他の方と同じようにラストレターからの鑑賞でした。正確には「チイファの手紙」→「ラストレター」→本作ですが。ずいぶん昔に観た記憶はありましたが、何も覚えておらず、むしろ面白くなかった印象が。今見直すと、いろいろと胸を打つ内容でした。時代を感じることはもちろんですが、色褪せない恋の描き方、手紙が巻き起こすストーリー、映像美。岩井作品の良さが響きました。今の若い人にはどう映るんでしょうか?

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Misty

3.0叙情的描写と中山美穂が魅力!

2021年3月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

冒頭の中山美穂が雪原から立ち上がり
建物に向かって歩く望遠描写の
優れたタイトルバックの始まりからして、
しっとりとした静かなムードが魅力
の作品だ。

展開を端的に言えば、
中学生時代に同じ名前がネックになって
想いを告げられなかった男性の樹が、その後
に彼女にそっくりな女性に会い恋をした、
との話の後日談的ストーリーだろうか。

中山美穂扮する二人の主人公は、
手紙のカラクリに映画序盤に気が付く展開
なので、岩井監督はそこにウエイトを
置いてはいなかった。
手紙の遣り取りで
二人の接した同じ男性の知り得なかった
過去と未来を補完し合うことにより、
お互いの彼への理解と二人の心の成長、
的なことに想いを寄せてもらうことを期待
した作品なのだろうか。

しかし、何かと不自然だったり、
私には理解出来ないエピソードが
やはり私の興を削ぐ結果をもたらした。

何故、学校が同姓同名者を
毎年同じクラスに在席させる不自然な設定に
したのだろうか?
クラス替えの無い小規模校設定に
すればいいだけなのだが。

少なくとも男の樹側の彼女への想いは深い、
それなのに何故、
転校後に連絡を取らなかったのか?
(もっとも、これが監督が伝えたい
少年少女期のデリケートな感性の一部
なのかも。
自分だったら出来たか、自信は無いが😅)

女性の樹の男性の樹への記憶が、
ストーリー展開上、
ほとんど記憶が無かったり、
逆に鮮明だったりと、
都合良く使い分け過ぎている。

また、女の樹の家族の風邪疫に
どんな意味があるのか、
また樹の祖父の強引な背負っての運びは
家族愛の範疇だと思うが、二人の主人公の
お互い及び彼への想いにどう関連付けたい
のか。
二人の“死”の共有と共感のため?

博子から女性の樹へのレター返却は
新しい恋人への切替の伏線なのか、
だとしたらラストシーンでの博子の叫びは、
むしろ、
男性の樹へ別れの意思表示だったのか?

等々、私には解らないことだらけだ。

過去2度の鑑賞記憶が薄かったのも
理解出来ない要素が多いためだったと
思うが、少し理解が進んだとは言え、
今回もまだモヤモヤ感が残ってしまい、
私には再度しっくりこないままの再鑑賞には
なってしまった。

ただ、前回よりは終始一貫した叙情感を
楽しめる優れた描写テクニックと
中山美穂の魅力の余韻に浸れる映画
にはなった。

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KENZO一級建築士事務所

5.0神降臨

2021年3月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

岩井俊二監督は長編第1作で、傑作青春ドラマを作り上げた。
神戸に住む主人公(中山美穂)は恋人をなくし、恋人が高校時代に住んでいたが、今は道路になっている北海道の住所に手紙を送る。
なんと返事が来るのだが、返事を書いたのは恋人と同姓同名の女性(中山美穂、二役)だった。
中山美穂はとても美しく、切ないラブストーリーは秀逸。

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いやよセブン

4.0中山美穂を観る映画

2021年3月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中山美穂扮する藤井樹と言う婚約者を亡くした渡辺博子は、藤井樹が昔住んでいた小樽へ手紙を出した。その手紙は、中山美穂扮する藤井樹に届いたが、樹には神戸の博子は見当もつかなかったが返信したところから不思議な文通が始まった。
亡くなった人へ手紙を送る行為も変わっているが、また同姓同名の人がいるなんて設定だけど、せっかくなら女性じゃなくて男性だったらもっと良かったのになと思ったよ。まあ、中山美穂を観るのが目的だから二役でもいいんだけどね。亡くなった彼への想いを追いかけたくなる気持ちは分かるけど、いつまで経っても前を向けなくなってしまうよね。切ないねぇ。

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重

5.0一度では味わい尽くせない深さ

2021年3月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

昨日のBSで数年ぶりに観ました。
25年前に映画館で観た時には感動したものの、ストーリーがスッキリ理解出来ておらず不完全燃焼でした。その後数年してからレンタルビデオを借りて自宅のテレビでゆったり視ていると言葉のやり取りがよく解り、話題の流れが解ってきて気持ちよく泣けました。
そして昨日、既にアラカンの年齢になり、この作品を改めて鑑賞すると数多くの想い出とか甦ってきてストーリーに入り込んでいくような気分で楽しみながら泣けました。何度でも感動できる素晴らしい作品だと思います。

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makanmakan

5.0ノスタルジックで美しいストーリー

2021年1月20日
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鑑賞方法:TV地上波

学生時代にレンタルビデオ屋でバイトしていた事があり、その時にこの映画を知りました。

その時はこの映画に興味がなくスルーしていましたが、26年ぶりにテレビで観ました。

岩井俊二関連の作品は、ACRIと式日を見た事がありますが監督作品は初めて観ました。

映像美が静かでノスタルジックで良かったです。音楽も世界観とあっていました。
ストーリーは二重構造なっていて面白かったです。
中山美穂まだ若い頃で久々に綺麗な中山美穂を拝めて良かったです 。

映画の中に出てくる本がモチーフになっており、伏線の回収や辻褄合わせが見事でいい映画だと思います。

感動ポイントは、ラストシーンでのお元気ですか~と叫ぶところと、図書カードの裏に似顔絵が書いてあってそれが死んでしまった藤井樹(男)からのラブレターだったと知るところですね。

この映画のテーマでもある、「記憶と時間」「失われた時を求めて」がふとしたきっかけから失われて記憶がよみがえっていくという話です。

自分この映画ふとしたきっかけでたまたま見た事で、この26年間と当時の記憶が思い出しました。95年の自分は自分探しの真っ最中であてもなくさまよっていました。学校での勉強も途中で投げ出し、バイトしていて映画みたりゲームしたりしょうもない日々を過ごしていましたが、あの頃の思い出はなんだか今思うと楽しかったなと思い出しました。

コロナで今は大変な時期ですが、この映画を観たらあの頃の清々しい気持ちに戻れた気がします。

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ショウタイム2020

4.0今でも引き込まれてしまう

2021年1月15日
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鑑賞方法:VOD

すっかり雪の季節になってきて、何だか久しぶりに観たくなりました。
これが長編映画第1作目だと言うから驚かされる。
今尚、岩井俊二監督の最高傑作なのではないだろうか。とにかくきれい。
作品全体を包む透明感が心地良く、美しい北海道の白さと音楽がすごいマッチしている。
またキャスティングも素晴らしいく、無垢な中山美穂に存在感の強いトヨエツとのバランスも良い。
二人がエアミスするカットも、何処かもどかしい感じがとても効果的でした。
少し突拍子も無いファンタジーのような物語りなのだけれど、どうしても引き込まれてしまうんですよね。
それと「お元気ですか」は今でも胸にきます。
ラストのエピソードも本当に可愛らしく、それは彼女だけの宝物なのでしょう。
素敵な、とても素敵な作品です。

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白波

4.0少女期の繊細で壊れやすい心情をそのままに映像化した日本映画の秀作

2020年12月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

日本映画の新作を観て久し振りに満足した。人気タレントの中山美穂が対照的な性格の二役を演じるテレビ局制作の単なる商業映画と高を括っていたら、語り口がとても素直で心優しく映画的なのに嬉しくなってしまった。まず、タイトルバックがいい。何でもない冬山の白雪の上を主人公が歩いていくだけなのだが、これが唸るくらい良い。現在進行形で亡くなった男を愛する女性と、中学時代の過去から現在のエピソードを綴りながら自分が密かに愛されていたことに気付くまでの、とても繊細で壊れやすい青春期の淡い心情。しかも、その女の嫉妬と自慢の相反する女性的な深層心理を同時進行で描く脚本が深いし、演出も嫌味なく自然に流れて素晴らしい。これで豊川悦司演じる男の嫉妬と欲望が生活感豊かに描かれれば文句なしなのだが。制作のコンセプトには初めから入っていないのを承知でも、作家としての本当の命はそのバックグラウンドの充実にあると思う。他脇役も良く描かれているだけに実に勿体ない。
遥か遠い山の頂に向かって、主人公が(お元気ですか、私も元気です)と何度も叫び語り掛けるシーンの、何とも乙女チックで少女趣味の色合いが健気に見えるとは、己は確実に年を取りもう若くないと自覚させる映画でもあった。
   1995年 11月13日

男性監督で少女期の心理を描くのは大変難しいと思われるが、この岩井俊二監督の繊細さは外国映画を含めても大変貴重な存在と思う。ジョージ・ロイ・ヒルやロベール・アンリコと挙げることはできるも、岩井監督の独特な繊細さは唯一無二の映画タッチを持っている。

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Gustav

4.0【「失われた時を求めて・・・」  時空を超えた"Love Story" を”清涼且つ凛冽な世界観”で描き出した作品。】

2020年12月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館、VOD

悲しい

知的

幸せ

ー今作の内容は、巷間に流布していると思われるので割愛・・したいところだが、一言。ー

 ・前半パートは、久方振りに見返すと、”こんな感じだったかなあ・・”

 ・物語の設定は、秀逸である。
 -過去、現在パートを行き来しつつ、”二人の藤井樹”を巡り、彼らと関係していた人々の姿を、重層的に描き出す。
 特に、監督が拘った、藤井樹と関係した、現在と過去の二人の女性ー渡辺博子”(中山美穂)と”藤井樹”(中山美穂・・)ー との間で交わされる手紙の数々。
 時代的な理由も有るだろうが、メールでもLineでもない、手紙での二人の遣り取りの詩的で、素敵なモノローグ。

 ・二人の藤井樹が図書委員だった頃の、出来事・・。
 そして、数年後に露わになった”山で命を落とした藤井樹から、今でも元気に地元の図書館で司書として働く、藤井樹”に残されていた図書カードの裏に描かれていたメッセージ。

 ・”山で命を落とした藤井樹”の友人であり、岳人でもあったアキバ(豊川悦司)を始めとする、今でも、何らかの後悔を抱く人々の姿。

 ・アキバが、渡辺博子を傍らに、”藤井樹”が眠る、山に向かって叫ぶ言葉・・。

<学生であった、初鑑賞時には、先鋭的な登山を終えたとはいえ、雪山で亡くした後輩の姿が”藤井樹”の姿と被ってしまい、涙を隠すことに困った作品。
 (だって、当時、山で亡くなった人が物語に絡んでいるという情報は無かった・・筈。
 でなければ、今作を観る筈はなかった筈である。)
 数十年ぶりに鑑賞し、正直、前半は・・であったが、後半は矢張り、グッと来てしまった作品。>

<1995年 劇場にて鑑賞。詳細記録なし。>

<2020年12月 別媒体にて鑑賞>

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NOBU

4.0中山美穂が全てだった。

2020年12月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中山美穂が全てだった。

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tuna

5.0美しく、感性に響く作品

2020年11月23日
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25年ぶりに鑑賞。
初めて見たときは、博子が雪の中で叫ぶシーンに心揺さぶられ、トヨエツの茶化すような演技が邪魔に思えた。現実にこれをやったら気恥ずかしいのは承知の上。現実を写実的に炙り出すタイプの作品ではない。これは美しい小説を読み進めていくような気持ちを味わえる、ファンタジーなのだから、徹して欲しいと。

今回、相応のおばさんになり、トヨエツの演技もありと理解した。亡き人を思い続ける主人公と現実をつなぐ役として。現実を生き抜くには、ユーモアと、「茶化し」、デリカシーがなさそうに振る舞う(秋葉の包容力は誰にでも一目瞭然)ことも、時に必要なのだから。

婚約者が自分に一目惚れした理由が初恋の相手と似ていたからというのは、ほろ苦い、と25年前は思ったが、この苦味も博子が今後を生きていく上で必要な栄養と、今回知った。
婚約者に、自分の入り込めない時間ー自分以外の異性を思った時間ーがあった様に、自分もこれから、亡き婚約者には入り込めない時間を秋葉と重ねていく、それでいいんだと思わせる。

お互いに完璧に重なり合う人生は不可能。思い出を意識あるいは無意識に抱きながら、その時々、今を重ね合うことができる人に視線を戻すことを繰り返して、人は結局一人で生きていく。初恋の人の面影を足場に新たに人を愛することも、二度と会えない婚約者を思いつつ新たに人を愛することも程なく許容するほど、時は懐が深い。

壮大な物語ではなく、このくらいのささやかさが、繊細さを損なわず、心地いい。昔もいまも、大好きな映画。

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Anne Shirley

3.0少し泣けたけれど

2020年8月7日
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鑑賞方法:VOD

少し泣けたけれど、普通位の映画でした☆

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hide1095

3.5大自然と美女と

2020年7月8日
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岩井俊二監督の傑作。
中山美穂さんが一人二役で違う視点から物語を進めていくお話。

ともかく、中山美穂さんの透明感ヤバ過ぎです。
あと、岩井俊二監督の 大自然を使ったカメラワーク
とてもエモでした!

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saku_tune