劇場公開日 1995年3月25日

Love Letterのレビュー・感想・評価

全52件中、21~40件目を表示

5.0美しく、感性に響く作品

2020年11月23日
PCから投稿

25年ぶりに鑑賞。
初めて見たときは、博子が雪の中で叫ぶシーンに心揺さぶられ、トヨエツの茶化すような演技が邪魔に思えた。現実にこれをやったら気恥ずかしいのは承知の上。現実を写実的に炙り出すタイプの作品ではない。これは美しい小説を読み進めていくような気持ちを味わえる、ファンタジーなのだから、徹して欲しいと。

今回、相応のおばさんになり、トヨエツの演技もありと理解した。亡き人を思い続ける主人公と現実をつなぐ役として。現実を生き抜くには、ユーモアと、「茶化し」、デリカシーがなさそうに振る舞う(秋葉の包容力は誰にでも一目瞭然)ことも、時に必要なのだから。

婚約者が自分に一目惚れした理由が初恋の相手と似ていたからというのは、ほろ苦い、と25年前は思ったが、この苦味も博子が今後を生きていく上で必要な栄養と、今回知った。
婚約者に、自分の入り込めない時間ー自分以外の異性を思った時間ーがあった様に、自分もこれから、亡き婚約者には入り込めない時間を秋葉と重ねていく、それでいいんだと思わせる。

お互いに完璧に重なり合う人生は不可能。思い出を意識あるいは無意識に抱きながら、その時々、今を重ね合うことができる人に視線を戻すことを繰り返して、人は結局一人で生きていく。初恋の人の面影を足場に新たに人を愛することも、二度と会えない婚約者を思いつつ新たに人を愛することも程なく許容するほど、時は懐が深い。

壮大な物語ではなく、このくらいのささやかさが、繊細さを損なわず、心地いい。昔もいまも、大好きな映画。

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Anne Shirley

3.0少し泣けたけれど

2020年8月7日
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鑑賞方法:VOD

少し泣けたけれど、普通位の映画でした☆

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hide1095

3.5大自然と美女と

2020年7月8日
PCから投稿

岩井俊二監督の傑作。
中山美穂さんが一人二役で違う視点から物語を進めていくお話。

ともかく、中山美穂さんの透明感ヤバ過ぎです。
あと、岩井俊二監督の 大自然を使ったカメラワーク
とてもエモでした!

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saku_tune

3.0映像⭐️4 ストーリー⭐️2 ミポリン⭐️5😅

2020年7月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

25年前の作品ですか。
ミポリン25歳。
有名なタイトルだが未鑑賞だったのでAmazonプライム・ビデオで鑑賞。

のっけから映像美に見入るが、展開がついてこない。
ん?ん?ん?と観続けてやっと追いつく。
なるほど二役なのか。
偶然の産物なのか。
そんなアホな、と。

何よりミポリンの絶頂期であろう。
映画にドンピシャの演技力、しかも二役分のキャラ分け。
とても毎度お騒がせしますかデビューとは思えない。
(あれはあれで好きなのだが😅)
意外にもショートヘアスタイルがググッとキターーー⤴️

話しとして、トヨエツが博子ちゃんをもらい受けると言うが、死んだ彼氏を忘れられない女なんて私は無理だわ。
絶対、節目節目でわだかまる。
そこは描いてないので、懐の深い藤井くんの友達と言う事でいいのでしょう。

複雑な気持ちになるよなぁ。博子としては。
初恋の人に似てたから私を選んだの?って分かったら。

とにかく、この年のミポリンを2時間超観てるだけで幸せな気持ちになれる映画でした。

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零式五二型

3.0遠い昔の記憶、それは記憶でなかったかも

2020年5月3日
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萌える

過去に見たと思っていたけれど、いま見てみると、初見のような気がするような・・・
ノスタルジックで身近に感じる内容ながらも、かなり入り組んでいて、想像できそうで神懸かっているような創造性を感じるから、しばらくしたらまた忘れてしまいそうになるのかもしれない。
いま見て率直につまらなかった。なんでこの作品に惹かれていたのか、そう錯覚していたのか─
汚れないものを、中山美穂や酒井美紀などに感じ取ったためなのか、あり得ないほどのロマンチックなピュアな恋への憧憬なのか─
何度も見ていると、幻想的なストーリー中にかなり無理があるところや変に思うところを見いだしてしまって、神々しく見えていた作品は幾千万の星々の中にとけ込んでいく。吹雪の中、高齢者が病人を背負って何十分も走れきれるとは思えないし、そもそもの設定に疑問しか感じない。そうなってしまった自分自身にもなんだか苛立つし、キレイな作品だったけれど、いまはもう・・・といった感じ。

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SH

3.0愉しいことは共有しやすいが、哀しみは共有しずらいのだ・・・

2020年4月29日
PCから投稿

死んでしまった人のことは早く忘れるに越したことはない。
それは周りを不幸にもするし、自分をも不幸にしてしまう。
人の哀しみは千差万別だからだ。
そう簡単には「あんたの気持ちはわかるが・・・・・」などと軽々しく口にすべきではない。中山美穂はどうでもいいが、豊悦は素晴らしいの一言。
寛大な気持ちも持ち合わせてはいないような間の抜けた風情を醸し出しながら底抜けに女を愛する男を見事に演じ切っていた。時々死んだ男に対して嫉妬するシーンには胸が詰まった。女は哀しみの最中にいる状況に酔いしれ我が身を憐れむだけ憐れむ存在であることを上手く演じることは紛れもない事実だったけれど、じめじめとしたリアルさには程遠い気がした。だから、安っぽい上っ面だけで生きて行けそうな女にしか見えない。

これは、監督の責任なんだろう。たぶん。

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はる

5.0始まりは一通の手紙からだった。

2020年1月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

学生時代の思い出が現在とリンクしているとこが岩井さんらしい表現でした。
中山美穂さんの一人二役も凄くよかったです。

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HIDE Your Eyes

4.0岩井俊二監督デビュー作

2020年1月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この度、岩井監督最新作の「ラストレター」を観る前にWOWOWで放送されていたので岩井監督の代表作ということで鑑賞しました。25年前の作品ですがとても良かった。女優としても大活躍していた中山美穂さんの2役は、それぞれの役を上手く演じ分けられていて素晴らしく、物語の世界観を深く表現しています。当時の映画賞を多く受賞したのも納得の完成度でした。パソコンではなくワープロ専用機を使用していたのは時代の流れを感じます。

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ミネルバ250

4.0ロマンチックでシャボン玉のように繊細な物語。中山美穂の声が心地よい...

2020年1月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ロマンチックでシャボン玉のように繊細な物語。中山美穂の声が心地よい。何もかもがとても美しい映画だった。

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tsumumiki

3.0ややこしい

2020年1月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中山美穂がある時は「ひろこ」と呼ばれ、ある時は「いつき」と呼ばれている。
実はよく似た顔の女性が二人いて、中山美穂が一人二役を演じているのだが、それがなかなか分かりずらい。
もう少し何とかならないのか。

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ぴややっこ

3.5ヒロインの溢れる感情に、心が満たされる佳作

2020年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

萌える

今更ながら「ラストレター」の予習のために、Gyaoで観ました。
博子の切なさと、樹の甘酸っぱい思い出が交錯する、愛らしい映画でした。
岩井俊二の劇場用長編映画監督第1作と、比較的初期の作品だけあって、初々しさで満たされていました。
中山美穂や酒井美紀を、美しく捉える手腕は流石。
博子が山に向かって叫ぶシーンも、樹が相手の想いに気づくシーンも、スクリーンから溢れる切なさや恥ずかしさに、心が満たされました。
ただ、ストーリーの起伏のなささと、博子だか樹だか時折わからなくなる感じに、若干モヤッとしました。
ヒロイン達と同世代の頃に観ていれば、もっと感銘したかもしません。
おっさんになるまで、観そびれちゃって、すいません。

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LittleTitan

4.5秋葉のセルフやまびこ「ええよー」にあったかくなった。

2020年1月14日
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秋葉のセルフやまびこ「ええよー」にあったかくなった。

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collectible

2.5ラストレターを観てこれを観る

2020年1月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

岩井俊二ラストレターを観ているのにこれを観ていないのは片手落ちな気がして鑑賞。
酒井美紀がかわいいなぁという感想程度で、ほかはちょっと。山に向かってオゲンキデスカー!はこっ恥ずかしい感じだなと思った。

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さすまー

3.5いつか雪山とあの本に挑戦を

2019年10月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

数年ぶり2回目。

綺麗な映像。雪景色だけでなく四季を感じさせる。そしてそれに合う音楽。
こういう感性の映画って最近だとなんだろう?

ストーリーに対して色々な意見があるけど、ファンタジーだと思ってるので自分は気にならない。

プルースト 失われた時を求めて
この本なら絶対に誰も手に取らないなと思いつつ、いつか挑戦してみるかな。

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本まぐろトロ子

4.0きれい。

2019年2月2日
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BSフジにて初見。キャストがトレンディで時代を感じた。光石研若っ!笑
映像が本当に綺麗で、岩井俊二っぽい。冬でなければダメ。北海道でなければダメ。
ラストでやっと意味がわかり、かなり鈍感だった。だって酒井美紀と中山美穂は全然違うよ‥そういうことね。と。

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いつこ

4.0お洒落な展開

2019年1月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

淡く切なくて胸がキュンとなる映画です。
岩井俊二監督ならではの、お洒落な展開の脚本が素敵でした。

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光陽

3.5色々考えさせられる映画でした。

2019年1月5日
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色々考えさせられる映画でした。

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みさみさ

2.5「お元気ですかー、あたしは元気でーす」

2018年6月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

萌える

・事故で婚約者の藤井樹を亡くした渡辺博子(中山美穂)は、今はない樹の住所に手紙を書いたら同姓同名の中学の同級生藤井樹(中山美穂)に届いた縁で文通が始まる
・少女漫画のように風に揺れるカーテン越しの藤井樹(柏原収二)
・同姓同名ゆえ何かとからかわれるふたり
・というかテストの答案を間違えて受けとったり、図書カードに似顔絵かいたり、下校中に紙袋被せるイタズラしたりと見れば見るほど藤井くんは藤井さん(酒井美紀)のこと好きじゃ~ん
・自転車置き場で幽霊のように佇む鈴木蘭々
・ブルマやペンフレンドという文化の懐かしさ
・中学の時好きだった子に似てたから博子を好きになったと知った博子の心情は複雑であろう
・淡い青春ではあるけど別に純愛ではないでしょ

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mimiccu

4.0やっぱ、いいです

2018年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

良かった。

何回見てもやっぱいいです。

もう23年も前の作品なんですね。

こんな映画が、減ったな。

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にいやん

4.0邪魔せんときぃや、今いっちゃん良いとこや。

2017年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

届くはずのない住所に送った手紙は事故で亡くした婚約者と同姓同名の女性のもとへ。2人女性の不思議な文通を描く

岩井俊二監督の長編第1作。
色が優しく、中山美穂の雰囲気もとても優しい。
過ぎる時間が心地よくておかゆみたいな作品です。(例えは良いかわかりませんが。笑)
何年かに一度観たくなる。

過去を取り返すことはできないし、自分の見えていた範囲で良かったこともきっとある。大事にすべきは「今」を過ごしてくれる相手。
ふとした瞬間に気持ちを支えてくれる音楽の使い方と心地のいい無言の瞬間が印象的な一作。

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yuki