劇場公開日 2025年4月4日

Love Letterのレビュー・感想・評価

全174件中、61~80件目を表示

4.0ミポリンファン必見!

2025年4月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

「ビーバップハイスクール」以来のミポリンファンですが、本作は初見。一人二役で、アップシーンが多く、ミポリンファンとしては良い眼の保養です。映像占有率はかなりの高さでは。
トヨエツの登場シーンはトヨエツには見えませんでした。だんだん何時ものトヨエツ風貌になるのも見もの。映像も凝っていて、飽きません。これが初長編とは思えぬ手練れの技を感じます。最後の字幕は今回の再公開時に付けられたものでしょうか。私もミポリンに「お元気ですか〜」と叫びたいです🥲。因みに岩井監督さんと私は同じ学生寮の出身です。尤も私の退寮後に岩井さんが入寮するというすれ違いでした。岩井さんも早くに退寮されたようです。岩井さんの作品から感じられるナイーブさは、あの学生寮のガサツさには馴染めなかったのでしょう。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
コーヒービート

4.5優しい記憶に映画が寄り添う喜びを感じられる作品

2025年4月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

岩井俊二監督の1995年長編デビュー作、中山美穂を主演に2つの恋を描いたドラマ。4Kリマスター版リバイバル上映を鑑賞。

映画は、亡き恋人「樹」に対し、時間が止まってしまった一人の女性の手紙から始まる。帰ってこないとは知りつつも、止まってしまった時間に想いを届けたい一心で。そして、初恋の淡い記憶に登場する亡き恋人を知っているもう一人の「樹」。前半のミステリー要素から後半の初恋話を加速度的にテンポが上げていくところはまさに見事だ。

30年ぶりの鑑賞だが、映画同様、朧気だった記憶が少しずつ、そして一気に当時の記憶と映画の内容を思い出させてくれた。図書室の窓から入る柔らかいそよ風の中に溶け込む「樹」。優しい記憶とはこういうものではないだろうか。

1995年に十代二十代だった観客の方も結構いらっしゃるだろう。また新たにこの映画をご覧になられ、若い感性でとらえている今の十代二十代の方もいるだろう。映画同様、これまでも、これからも優しい記憶は私たちのそばにいる。そんな優しい記憶に映画が寄り添う喜びを感じられる作品だ。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ihatakaeight

5.0一人二役

2025年4月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

中山美穂さん最高ですね。

ラストステキです。

樹最高です。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
完

4.5いい思い出いっぱいもらった。こんな美しいフィルムまで。

2025年4月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

30年振りの彼女はあの時のまま。永遠に失われた者は同時に永遠の想いになる。映画と現実が重なり、別れと向き合う人間にとって井伏鱒二の「さよならだけが人生だ」とは美しい言葉でもあると知る。中山美穂さんとは同い歳だけど、もうすぐ私だけ歳をとることになる。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
くつむし

4.0「物語」としての純度の高さに感動する

2025年4月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

何度もリバイバル上映されてきた作品であるが何故このタイミングでと考えてしまう。
もちろん封切りから30年の節目であり主演女優が亡くなったばかりということはあるが、フジテレビジョンの危機的状況の中で、TVコマーシャルをバンバン打っての再登場は、いかにもといった感じはする。常に他人のため、会社のために利用されてきた主演女優の短い人生を思うと亡くなってもなお、との感慨を抱かざるを得ない。
さて作品。一人二役が物語のベースになっている。普通、一人二役だと2人が出会ってしまったり、すれ違ったりするところがクライマックスシーンになることが多いが、この作品では小樽でのそのシーンは中盤に置かれている。
クライマックスに向かう後半部分は、博子からみた樹(M)への思いと、樹(F)からみた樹(M)の思い出が交互に現れ物語は進む。「思い」と「思い出」とわざわざ書いたとおり、この二筋のエピソード群は非対称である。博子のエピソードには樹(M)の実像は全く登場しない。片や、樹(F)のエピソードは中学校時代の樹(M)の記憶のシーンだけで構成される。
実は、博子は樹(F)が中学校時代、美少女であったことを卒業アルバムで見てしまっている。そして自分に似た彼女が樹(M)の初恋の相手ではないか、自分は彼女の代役ではないかという疑念を持っている。だから二人の藤井樹がとのような関係だったのかを事細かく知りたい。(おそらくは本人もあまり意識はしていないが)一方、樹(F)がまず思い出すのは同姓同名で迷惑を受けたこと、男の子らしく徹頭徹尾、無愛想な彼の姿だけである。
ところが、博子に請われて手紙を書くにつれ記憶が掘り起こされてくる。そして、映画のクライマックスの一つである貸出カードの裏に藤井(M)が描いた絵が発見されて届けられるシーンに行き着く。(本自体、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」であるところが印象的)
タイトルの「Love letter」は直接的には、最初に博子から樹に書いた「お元気ですか」の手紙を意味しているが、樹(M)が樹(F)の姿を描いたこのカードもラブレターであると思う。非対称のエピソードはここで見事に交差している。
長々と書いてしまったが、要するにこの作品の脚本は恐ろしいほどに技巧的である。ただ完成した映画作品が作り物の印象を全く受けないのは、もちろん手紙の交換というゆったりした設定であること、そして抑制的な演出のおかげであると思う。そして、出演者たちが脚本の意味合いや演出プランをよく理解し全力を尽くして表現を行ったからだろう。引き出されたのは人が人を想うときの精神的な純度の高さであり、それが純度の高い美しい物語に紡がれて今も我々の心に迫るのである。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
あんちゃん

5.0岩井俊二は長篇デビュー作から岩井ワールド全開だった そしてそこには中山美穂

2025年4月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

表現者の中には、自分の個人的な署名のようなものをその作品に滑り込ませるのに長けている人たちがいます。ポール•マッカートニーや吉田拓郎のつくった曲を聴いたオールド•ファンは、たとえ別の歌手が歌っていても「あ、これ、ポールだな」「あ、これ、拓郎だな」と懐かしさにも似た気持ちを抱きながら、たちどころにその個人的な署名に気づきます。雪の中を立ち上がった中山美穂は黒いコートについた雪をはらい、一面に降り積もった雪の中、丘を下ってゆきます。白の中、遠ざかってゆく黒ーーそんな、スクリーンで展開されるタイトルバックを見て、公開30周年記念再上映に詰めかけたオールド•ファンのあなたは長い息を吐きながら(ひょっとしたら目を潤ませながら)、思うのです。「あ、これ、岩井俊二だな」

物語は雪の中で行われた三回忌法要のシーンから始まります。かつてのフィアンセの墓の前で手を合わせる中山美穂が美しい。ここであなたは参列者の多くが関西アクセントで話しているのに気づきます。そこでふるまわれる甘酒。法要後の酒宴を嫌って仮病で抜け出した、(義母になるはずだった)加賀まりこを中山美穂が車で送ります。車には神戸ナンバー。「そうだ、神戸だったな」とあなたは思い出します。家に着くと、雛壇飾りが雛人形を並べていない状態で放置されています。加賀まりこの言い訳や先ほどの甘酒であなたは今日が雛祭りの日であることに気づきます。え、三月三日に三回忌。そんな日に神戸に降った珍しい雪。山で亡くなったフィアンセの卒業アルバムを開けば、そこにあるのは、神戸よりはるかに雪に縁があると思われる小樽という地名、そして、冬山の雪の中、すっくと立つ木々を思わせる「樹」という名。ここであなたは思わず呟いてしまうかもしれません。「あ、やっぱり、岩井俊二……」

そして物語は進み、あなたは技巧を凝らした美しい手品のような岩井マジックの世界に酔いしれてゆきます。思わず「私は元気です」とひとりごちて、こうして健康で映画館に通えることに感謝したりもします。

やがて、あなたに舞い降りていた映画の天使は翼を広げ、帰り支度を始めます。そして、あなたはちょっぴり潤んだ目を閉じ、序盤の法要のシーンであの人が亡きフィアンセに向かってそうしていたように、エンドロールの流れるスクリーンに向かって、両の手を胸の前でそっと合わせるのです。

合掌。

コメントする (0件)
共感した! 23件)
Freddie3v

4.0公開当時20歳くらいだったのだが観に行くタイミングを失い、リバイバ...

2025年4月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

公開当時20歳くらいだったのだが観に行くタイミングを失い、リバイバルされるということで初鑑賞。

こんなにクリアなお話だったのですね。
それに加えて、当時の中山美穂さんの透明感ある雰囲気と演技に魅了されました。
なんて美しいんだろう。

キャストがみんなとても優しくて、みんなが主人公を思いやってる。
それを少しだけ背中を押して、前を向けるよう手伝ってくれる今の恋人の優しさが切ない。

やっぱり当時見るべきだっだったな。
そしたら今の自分と比べることができたのに。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ゆの

5.0哀しきリバイバル

2025年4月1日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
なお

5.0素敵過ぎて、言葉にならない

2025年3月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 15件)
しゅうへい

4.0美しい

2025年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

美しい映画だ。
美穂さん、神戸、小樽。

Netflixでの配信が今月中で終了とのメッセージで慌てて鑑賞。
映画館で30年前に鑑賞後の2回目。
内容はほとんど覚えていなかった。
記憶に残っていたのは、図書貸出カード。
学校の図書館をよく利用していた私は、貸出カードに自分の氏名を書くことが好きだったからだ。

世間では中山美穂さんのベスト映画ってことになっているけれど、私的には「サヨナライツカ」方が好きだな。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
ピッポ

4.5中山美穂は永久にスターです。

2025年2月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2024年12月6日、中山美穂さんが逝去されました。突然の悲報であり、ニュース映像を見ているうちに涙が溢れてきた。この季節になると聴きたくなる名曲「遠い街のどこかで…」が切なく響いてきます。
「Love Letter」は随分昔に観ていたが、ちょうどこの映画の頃の中山美穂と同じ位の年齢のうちの娘が観てみたいと言うし、私もとても観たくなったので2人でNetflixの配信を鑑賞した。
もちろん娘は観た後も大絶賛で観れて良かった言ってくれた。有名な岩井俊二の出世作であり、
「青春18×2 君へと続く道」にも出てきた通り台湾でも有名だし、韓国でも大ヒットとなり、Kポップのグループが「お元気ですか〜」と挨拶するのはこの映画に対するオマージュなんだよ。とか色々教えてあげた。
30年前の映像とは思えないほど雪景色も街並みも全てが美しい。そして中山美穂は眩いほどに美しかった。中山美穂にとってもこの映画で人生が変わり女優として一皮も二皮も剥けたのだと思う。又中学生時代を演じた柏原崇と酒井美紀が爽やかにスクリーンの中にいて、藤井樹エピソードを紡いでいたのはとても良かった。この後が「白線流し」だったんだなぁとかも思い出した。
54歳、若すぎます。ご冥福を心よりお祈りいたします。

コメントする 3件)
共感した! 19件)
アベちゃん

5.030年ぶりスクリーンで、、、

2025年1月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

自分が邦画単館映画に
ハマるきっかけになった作品なので
思い入れはひとしお

LD、DVD、BDと
その時代のソフトを全て購入し
何度鑑賞したかわからないこの映画を
当時自分が通って観た映画館より
大画面、高音響、4Kリマスターとなれば
観ない理由がありません

前置きが長くなりましたが
岩井俊二
最初にして最後の傑作w(いまのところ)

脚本、キャスト、映像、音楽
全てがベストバランスの
奇跡みたいな映画(褒めすぎです確実に)

流石にもう涙は出ませんが

「お元気ですか?」と
お山に向かって叫び
感情を解放していくシーンは
日本映画の名シーンに挙げたいくらい

中山さん、僕は元気です

合掌

コメントする (0件)
共感した! 2件)
kazsing

5.0Love Letter

2025年1月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

泣ける

悲しい

幸せ

拝啓、中山美穂さま
お元気ですか?
私は元気です。

もう何回目の鑑賞だろう。
この映画は私の青春です。切なく温かいストーリー、美しい映像、凛々しく巧みな主演陣、青春まっただ中の若手俳優たち。
音楽はそっと添えられ、印象的な雪は全編を覆い映画のカラーを決め、自然光や風は所々で優しく使われている。私のような素人でも、丁寧に画が作られているなと気づく。どのシーンを切り取っても、今やノスタルジーとともに思い出のワンシーンとなります。
そしてセリフ以外はアドリブだという、八ヶ岳に向かって雪原を走り、魂を震わせ叫ぶ中山美穂さんの演技。胸を衝かれます。

一生、忘れません。ありがとうございました。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
tak.

3.5中山美穂さん可愛さ💓爆発

2024年12月22日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
りか

5.0藤井樹くんへ

2024年12月20日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 13件)
U-3153

3.0一人二役だったの!?映画NO1

2024年12月20日
iPhoneアプリから投稿

青春18×2、中山さんの訃報を受け鑑賞

一人二役がうますぎてエンドロールまで気づかなかった
似てる顔だなあとは思ってたけど表情とか声の出し方とか全然違うし
俳優さんってその気になれば5役とかもできちゃうのかな
山寺宏一は全役やってたし

コメントする (0件)
共感した! 2件)
真平

3.5プロットがスゴい

2024年12月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

「青春18×2」を観てまた観たいなと思ってたところで、
中山美穂さんが亡くなられたと言うこともあり
約20年ぶりに観ました。

なんとなく藤井樹と中山美穂さんが重なり
お元気ですか?と聞きたくなるような
切なさがありました。

単純な手紙のやり取りから始まるのだけど、
どこに行き着くのか分からない作りは
少しミステリ小説を読んでるような気分になり、
中山美穂さんの一人二役にしたキャスティング、
出会えそうで出会わない2人、
2人の人生、
そうなるのか!と言うラストに
今観るとプロットがスゴいなと感じました。

女性の藤井樹のあのラストから
男性の藤井樹が実は亡くなってたと分かった時の物語も
勝手に想像して切なくなりました。

岩井俊二監督作は青春そのものです。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
奥嶋ひろまさ

4.0綺麗だなぁ

2024年12月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

白くてキラキラしてて綺麗だなぁ
みんなが片想いしててキラキラしてる
曇った気持ちがなくてすごく綺麗

コメントする (0件)
共感した! 6件)
namakemono

4.5色褪せない名作

2024年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

久しぶりに鑑賞しました。

儚くて本当に美しい、温かい涙が流れます。

素晴らしい作品だと思います❄️

コメントする (0件)
共感した! 13件)
Yum

5.0ほのぼの

2024年12月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

素敵な映画だった

コメントする (0件)
共感した! 4件)
のん
PR U-NEXTで本編を観る