「どーしてこの映画が、こんなに好きなんだろ!ってくらいに好き」Love Letter bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
どーしてこの映画が、こんなに好きなんだろ!ってくらいに好き
クリックして本文を読む
似顔絵デッサンの「告白」、なんてのが許されるのはイケメンだけですから。何ら特別な感情を持ってない男子から、そんな事されても「キモッ!」ってなるのがオチだってw
で、ですよ。ラストショットですよ。
皆様の記憶に残り続けるであろう、中山美穂さんの最高の演技ですよ。
図書カード裏のデッサンには、樹(24)への樹(9)の想いが溢れていました。
思わず笑みが溢れ、目を潤ます樹(24)。
博子への手紙は樹(24)の回想の旅。
その旅が教えてくれた、あの頃の本心。
幼かった頃は気づけなかった「恋」が、今、目の前にある。
手元にある。
時を経て戻ってきた、「訳の分からない」本を抱きしめ。
もの言わぬ樹(9)に、鼓動を伝える樹(24)の胸に拡がる暖かさと切なさ。
お元気ですか?
私は元気です。
これですよ。
この物語の透明感や切なさ、あったかさと爽やかさの、ほぼ全ては、このラストショットによって決定づけらてますもん。
って思ってます。
ラブレターを貰えなかった博子と、貰っていたことに気づかなかった樹の二役を演じきった中山美穂さんの、ご冥福を、こころより祈りつつ。
良かった。
とっても。
コメントする