Love Letterのレビュー・感想・評価
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Love Letter
拝啓、中山美穂さま
お元気ですか?
私は元気です。
もう何回目の鑑賞だろう。
この映画は私の青春です。切なく温かいストーリー、美しい映像、凛々しく巧みな主演陣、青春まっただ中の若手俳優たち。
音楽はそっと添えられ、印象的な雪は全編を覆い映画のカラーを決め、自然光や風は所々で優しく使われている。私のような素人でも、丁寧に画が作られているなと気づく。どのシーンを切り取っても、今やノスタルジーとともに思い出のワンシーンとなります。
そしてセリフ以外はアドリブだという、八ヶ岳に向かって雪原を走り、魂を震わせ叫ぶ中山美穂さんの演技。胸を衝かれます。
一生、忘れません。ありがとうございました。
中山美穂さん可愛さ💓爆発
やっとわかった、(何回観て言うか?)
中学生の藤井樹という同姓同名の男女2名いた。
俳優は柏原崇さんと酒井美紀さん。
成長して男の藤井樹(柏原崇)は渡辺博子(中山美穂)と
婚約するが、山で遭難。
その三回忌法要から話が始まる。
豊原悦司さんが苦手でなぜ出て来るの?と思ってた。
光石研さん、わっかい❗️
加賀まりこさん美しい。
中学生の女子制服のスカート長い。
だけど、同姓同名を同じクラスにするのはあり得ない。
入学前に分けるし、必ず別のクラスにする、普通。
だから、作者のお話作りで当然エピソードも出て来ない。
図書室のは別。
ファンタジー❣️
柏原崇さん、イケメンやなぁ。
酒井美紀さんも可愛い🩷
自転車置き場の風景、懐かしいな。
自転車のペダル回して灯り点すとは!中坊やな。
中学生時代を思い出す作品。
風邪を拗らせた父が亡くなった藤井樹。
風邪は怖いです。
吹雪🌨️🥶、こんな時北海道はかなんなぁ。
北海道の山々、大自然という感じ、奈良のとまた違う。
お祖父ちゃん役篠原勝之さんだった。
❓どちらの中山美穂さんが好きか?と聞かれれば、
最初から藤井樹の方です🩷
藤井樹くんへ
なんだろ…言語かするのが凄く難しいくらい貴重なものに出会ったような気がする。
情緒とか追想とか追憶とか…色々あるけど、なんか心がほどけていくような感覚。
とても余白がある作品だった。
「青春18x2」って作品で、この作品を思い出した。そういや見てなかったなと。ヒロインであった女優さんの訃報もあったので追悼の意味も含めて見てみた。
岩井ワールドと言ってしまえば終わりだけれど、ラストのモノローグを聞くまで平行線の話だと思っていたのだけれど、いきなり交わってゾワッとする。
正直、まいった。
それまでの手紙達がいきなり眩く輝き始めたかのようだった。
あらすじは書けると思う。
亡くなった恋人を忘れられない女性
幼い恋に気づけなかった女性
前者は気持ちの整理をし、後者は眩い青春を振り返る。たぶんこんなとこだろうとは思う。
けれど、作品から受けた感想を言葉には出来ない。なんか言葉にし始めた時から、心の中から溢れてしまいそうな気がして、したくないと思う。
とても余白のある作品だった。
主演の中山美穂さんは2役を演じていて…
渡辺博子さんは、とても可憐な人だった。
藤井樹さんは、とてもキュートな人だった。
彼女の中学時代を含め、監督は女性を撮るのがめちゃくちゃ上手いなぁと感心する。
切り取られるフレームに、心情が投影されているようでもあった。
長編第1作目にしてコレか…。
凄まじい感性だなぁと思う。
編集が結構独特で…昔の流行りもあんのかもしれないけれど、結構細かいカットが不意に挿入されたりする。引き絵の感覚は今とそう変わらないのだけれど、この挿入されるカットがとても刹那的に思えてきて…「今」って言うと語弊があるのだけれど、生まれた瞬間に消えていくものを懸命に残そうとしているようにも感じてた。
全編通してノスタルジックな印象なのだけど、パンクな面もあって、監督のバランス感覚にも驚かされる。鈴木蘭々さんの役所なんかまさにソレだ。
中山美穂さんは、とても美しくてキュートで…故人を偲ぶつもりで見始めたのだけど、新たに恋に落ちそうな程、彼女の魅力が満載だった。
映画って時に残酷で時に優しいなぁと、そんな事を思う。
一人二役だったの!?映画NO1
プロットがスゴい
「青春18×2」を観てまた観たいなと思ってたところで、
中山美穂さんが亡くなられたと言うこともあり
約20年ぶりに観ました。
なんとなく藤井樹と中山美穂さんが重なり
お元気ですか?と聞きたくなるような
切なさがありました。
単純な手紙のやり取りから始まるのだけど、
どこに行き着くのか分からない作りは
少しミステリ小説を読んでるような気分になり、
中山美穂さんの一人二役にしたキャスティング、
出会えそうで出会わない2人、
2人の人生、
そうなるのか!と言うラストに
今観るとプロットがスゴいなと感じました。
女性の藤井樹のあのラストから
男性の藤井樹が実は亡くなってたと分かった時の物語も
勝手に想像して切なくなりました。
岩井俊二監督作は青春そのものです。
切なくも、端々笑える
切ない映画かと思ったら、端々笑えて楽しく見れました。答案用紙を自転車の明かりで照らして見るところは面白かったです。
過去と現在の物語がそれぞれ交差して、中山美穂さんの演じ分けも上手く物語の中に引き込まれました。
図書館のカードの名前は本当は誰の名前だったのか。「失われた過去を求めて」のカード裏のメッセージが心に響きました。
追悼 中山ミポリン とてもオシャレな作品だった。神戸、小樽、そして...
同い年の中山美穂を偲んで
中山美穂が2役を演じて話題となったた岩井俊二の劇場用長編映画の1作目。
数々の国内映画賞を授賞し、日本以外でも世界中で人気があって、中でも韓国で大ヒット。日本の大衆文化の開放措置があった1999年に公開され、日本映画としては初めて観客動員数140万人を記録。韓国で冬になると見たい映画の上位、雪が降ると思い出す映画の上位に選ばれるなど、韓国人に愛されている映画となり2024年の日本・台湾合作『青春18×2 君へと続く道』にも登場する。
藤井道人監督は岩井俊二監督をリスペクトしてるに違いない。(と思う)
最後のほうに主人公が山に向かって思いを伝える雪のシーンがあるが、監督は中山美穂に台詞はすべて任せたらしい。
この映画のストーリーは「探偵!ナイトスクープ」(1993年8月13日放送)「手紙をくれた少女」というエピソードに着想を得たものと聞いたが、本当だろうか。
いつかまた
公開当時、映画館で鑑賞。
春に見た「青春18×2 君へと続く道」でも触れられたので、再鑑賞したいなと思ってはいたのですが・・・中山美穂さんの訃報がショックすぎて。。本日追悼の意も込め、配信で見ました。
ミポリン…学年は違うが同い年なので余計にショックでした。悲しいです。
29年前の作品。
覚えていたのは、何故かトヨエツの「博子ちゃん」ていう声と、神戸のガラス工房内。
高台というか小山から見下ろす小樽の樹の家と、中学の図書室での2人。
最後の叫ぶシーン「お元気ですかー」
イケメン少年だったカッシーの登場シーンは記憶していたより少なかった。
おじいちゃん役のクマさんこと篠原勝之さんが懐かしい。お元気だろうか。
あの当時この作品を見た時点でも過去を振り返っていたわけですが、今見ると更にノスタルジックに感じました。
まだ携帯電話も一般的でない平成初期。
不思議な手紙のやり取りが、返信の速いメールに比べて温かに感じました。同姓同名の2人がいたら、実際は同じクラスにしないだろうけど、これはこういうお話。
思春期の淡い恋心、亡くなった愛する人、縁をつないだラブレター。
切なく美しい映画です。
中山美穂さんのご冥福をお祈りします。
泣かせるシナリオとあり得ない状況を違和感少なく観せる演出
主人公を演じた中山さんの訃報に接し、20年ぶり位でDVDを再見しました。
設定以外は結構忘れていたので初見に近い感じで見終わりました。
長年観なかったのは後半に入り主人公の中学時代の子供達の演技が経験が浅い分、話に入り込めず不満があったからです。今回は、経験が浅い割には頑張ってる思うようになったのは私が歳をとったからでしょう。それなら中山さんの演技はどうかと問われるかもしれませんが、この方は画面に映っているだけで良い方なので問題ありません。
泣かせるシナリオです。一人の主人公は他界した婚約者・藤井樹への想いと葛藤の繰り返しの後に区切りをつける事になる。それでも気持ちの整理はできないでしょう。もう一人の主人公は中学時代の同級生・藤井樹に彼が他界の後、現代になって彼に恋をして終わる。
誰も悪意がないのに、藤井樹の他界の結果、多くの登場人物が傷ついていく。いじの悪いシナリオです。
お話を進めるための、あり得ない設定や伏線に違和感が少ない良い演出です。
誰も救われないけど、お話にやられてしまう2時間弱です。
純粋な2人のラブストーリー
タイトルなし
范文雀、懐かしい。
中山美穂が見たくて。
この映画見てなかったのを知らなかった。
中山が本当に純粋で美しく、岩井のマドンナだったことがわかる。透明感が素晴らしい。ファーストシーンから引き込まれる。
中山美穂は、中年になってからしか見てなかったので、演技は下手だし、主体になりきれず、人の視線に受動的で、その視線を気にしすぎてるナルシシックというか、開かれない感じが好きではなく、恋愛映画をいくつか見たのに、心惹かれなかった。でも、この映画はとてもいい。まだ天真爛漫な少女の感じが。
トヨエツが相手というのもあるか。
岩井に出会うのでなくて、もっと力強い監督と出会ってたら違ってたのではないか。
岩井は結局、女優をフェティッシュのもとに閉じ込めてしまう。
2人の女性の描き分けも演じ分けも見事だ。特に小樽の樹の自由さがとても素敵なのに。
甘酸っぱい青春のテイスト。
冒頭から引き込まれる 文芸作品的イメージだけどしっかりエンタメ作品になっている
もっと早く見ればよかった
エキストラに参加するほど岩井俊二作品のファンなのにこの作品は観ていなかった。観るきっかけが訃報であったことが悲しくはあるが、この機会で観なければ一生観ないかもしれないと思い観た。本当に観てよかった。
空を見上げる中山美穂が印象的な作品。作中に何度かそういったシーンがある。
全体に淡い感覚がじわじわと染みていく独特の岩井ワールドに浸れる。
錯覚を覚えるような感覚は、一人二役のせいだろう。キリエのうたでも感じたが、岩井俊二はこの作品での成功体験とファンサービスで再度使ったのかな。
もう一つ、ラストレターでは中山美穂と豊川悦司が夫婦役だったり、元ネタになるシーンが多く含まれているその作品、やはりもっと早く見るべき作品だったな。
死者に向けて呼びかける中山美穂の「お元気ですか。私は元気です。」のセリフが突き刺さります。
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