48時間のレビュー・感想・評価
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96時間の半分‼️
サンフランシスコを舞台に、看守を殺して脱獄した凶悪犯を逮捕するため、刑事ジャックは彼らの事情を知る服役中の黒人レジーを48時間の期限付きで釈放してもらい、コンビを組む・・・‼️自由になりたい、女遊びはしたい、ジャックを出し抜くし、殴り合ったりするし、最初は協力しないが、次第に刑事ごっこが面白くなっていくレジー‼️このレジーに扮して映画デビューしたエディ・マーフィがサイコー‼️マシンガントークもサイコー‼️ニック・ノルティとの凸凹コンビぶりも絶妙ですね‼️そしてノルティの恋人役のアネット・オトゥールもホントに若くて美しい‼️ウォルター・ヒル監督も全盛期とも言える仕事ぶりで、アクションシーンも凄みがあって強烈‼️凶悪犯を路地裏に追いつめるクライマックスは迫力満点ですね‼️とにかくウォルター・ヒルほどバディを描くのが上手い監督も他にいないでしょう‼️今作はもちろん、「ストリート・オブ・ファイヤー」のマイケル・パレとエイミー・マディガンもコンビだったし、「レッドブル」のシュワちゃんとジェイムズ・ベルーシの米ソ代表コンビも素晴らしかった‼️
当時はこれが面白かったのだろう・・・
「48時間」ってそこそこヒットしててタイトルだけ知ってましたが、犯人探すための仮釈放時間だったんですね。 当時のコンプラ基準は今とは雲泥の差で、タバコはその辺に捨てまくるわ、小瓶のウィスキー飲んで飲酒運転するわ、いくらアメリカでも自由過ぎw そして端々に「黒人」である事のアイデンティティを当時の世相そのままに作ってて、これも今ならアウトでしょう。 肝心の脚本はつまらない。 ただ、バンバン撃って犯人死なすし、何も考えてないアメリカ人っぽさはあるけど、退屈でした。
冒頭に「不適切表現」のクレジット、その時代が
いかに差別的だったか、1982年ってそんな時代か。 描き方が偏っているかな? 48時間は仮釈放の時間か。 粗野な警官と口達者な囚人の個人的な恨みも込めた追跡劇かな。 私には余りはまらなかった。 午後ロード録画視聴にて
気軽に楽しめる
40年前だから、ほぼ覚えていなく。 なので、自分の中では新作と同じくらい。 登場人物もさほどいなく、わかりやすいし。 二人がだんだん、バディになっていく様。 お互いを尊重していく過程。 90分ほどだし、映画入門編としてもよろし、かと。
バディ物とというより人種テーマ
サンフランシスコという町は、いつだってカーチェイスが似合う。バディ物で絵になる坂道、アメリカアクション映画の王道のよう。 ただ、このバディは、白人警官と有色囚人という関係、その実、体育会系体力勝負と頭の回転勝負という従来の一般的な見方に対するアンバランスが良い。正統派ボクシングを備え、身だしなみもしっかりスーツも似合い、むしろ育ちの良ささえ醸し出す。この系譜は「グリーンブック」へと継がれてくる。エディ・マーフィーはデビューとは思えぬ存在感で観客を圧倒した。 アメリカ先住民も犯人グループにいて、アメリカという国の持つ人種多様性を感じさせる点でも興味深い。 そういえば、お洒落だけど手が出ないアルマーニのスーツは、バブル時代のステータスだったなあ。
会社から帰って疲れた時に観よう
まあ普通の刑事ドラマです。設定がちょっと面白いけど、ビバリー刑事みたようなブルーム感は希薄です。テレビの刑事もの水準なので、めんどくさいのイヤな時にはお手頃です。こういうのも必要です。マーフィ君のデビュー作だしね。
48時間の魔法が永遠に続く世の中にならないといけないのです
最高に面白い! この頃のウォルター・ヒル監督は本当に油が乗っていました エディ・マーフィーの映画デビュー作 なのにもう堂々としたもので風格すら感じます 21歳、溌剌としてます 但し、主人公は白人刑事のジャックで、主演は彼を演じたニック・ノルティです エディはあくまでも共演の脇役です エディが出演していてもコメディじゃありません もちろんエディはいろいろ面白いことやったり、言ったりはしますが、白人刑事と黒人囚人の変則バティでの刑事ものです エディが登場するまでは、ひょっとしてダーティハリーを観てるのか?と思うほど とはいえ、お話はテレビの刑事もの程度 48時間という設定も方便に過ぎません ウォルター・ヒル監督は、そこを分かって撮ってます 監督が撮りたいことは、違うところにあるのです それは、白人と黒人の関係性です そのテーマを、熱血デタラメ白人刑事のジャックと、相棒の黒人囚人レジー・ハモンドとの対比で描くことです 白人のジャックは、K-mart で買ったような安物でクタクタのジャケット姿 車は大型なれど10年以上乗り倒したボロ 図体もデカいが、頭は脳が筋肉で大して良くない 黒人のレジーは囚人なのに、週末だけの保釈で出て来た私服はパリッとしたスーツ 明らかにちょいと高そうなものです 収監中、駐車場ビルに預けていた彼の車は外車のオープンカーです 頭の回転は凄まじくはやく機転が効くし、度胸もある 身体は細身だが、ケンカはなかなか強い 白人は身なりが良くて、教育を受けている 黒人は見るからにみすぼらしく、愚鈍 そんな映画は山ほどあります だから本作は普通の白人と黒人の対比と逆です ここに着目しなければなりません この逆転の構図は1967年の「夜の大捜査線」以来かもしれません そう考えると、ことによると本作はそのリメイクだったのかも知れません 白人警官が、何にもしていなくても黒人を痛めつける 黒人が生意気な口を叩けば殴られるのは当然 60年代、70年代はそんな世の中が普通のことだったのです だから、良い身なりの黒人が、安手の服の白人を言い負かす 果ては、ボコボコに殴りあう どれだけ、観客の黒人達は胸のつかえがおりたことでしょう 南部連合の旗を掲げたカントリーミュージックのライブバーのシーン もちろんその旗は奴隷解放反対の旗です ZZ トップみたいな見た目の白人連中の溜まり場 そこに黒人のエディが単身乗り込んで、白人達を威圧して大暴れしてきます きっと私達日本人が高倉健が任侠映画のクライマックスで敵の一家に殴り込みを掛けるシーンに感じる以上のカタルシスがあったのだろうと思います ジャックは黒人のレジーに向かって、お前は道具だと言い放ちます 凶悪犯を捕まえる為だけの道具だと 人間として認めていない、俺の奴隷だと言っているのと同じです そして鎖の代わりに手錠で彼を繋ぐのです しかしレジーの有能さや人間性を知り、次第に認めるようになり、終盤にはレジーを罵倒する署長に反論するほどまでにジャックは変わっていくのです 黒人だって同じ人間だ、仲間だとジャックは変わったのです 1982年の公開 署長は黒人 有能さが問われる組織は人種差別はなくなりつつはあったのです しかし、一般社会、まして人の心の中は別です このようにお互いの本音をぶつけあって初めて、 人間が人間として互いを理解しあえ、人種を超えた真の友情を持つことができるはず それが本作のテーマであり、メッセージだったのです ジャックのようなデタラメ白人刑事だって、乗り越えてみせたのです 彼のデタラメさが過剰に演出されていたのは、その為だったのです こんな人だって乗り越えられたのです 誰だって乗り越えられるはずだと 観ている内に気付きます 本当の主演はエディだったと ジャックを演じたニック・ノルティの方が、実は狂言回しだったと だからタイトルは48時間なのです 48時間経てば、映画の魔法が解けてしまうのです ジャックとレジーは、刑事と囚人に逆戻り 白人と黒人が互いを認めあい二人の間に大きく育った友情も、その魔法が解ければなくなってしまう シンデレラの馬車のようなものなのです この映画で溜飲を下げてみた所で、映画館をでれば、いつもどうりの差別のある街があるだけ 48時間の魔法が永遠に続けば良いのに それがラストシーンの美しい朝焼けの意味だっだと思います 二人はその美しい朝焼けに向かって走り去って行くのです 48時間の魔法が永遠に続く世の中にならないといけないのです 最後にさすがウォルター・ヒル監督作品です 音楽が良いです そしてその音楽の音質もとても良いのです
ニックノルティの力まかせなアクション
看守が殺され囚人が脱走した。ニックノルティ扮するジャックケイツは、エディマーフィ扮するあと半年で出所する囚人のレジーハモンドを出して手伝わせる事にした。ただし公文書偽造で48時間以内に逮捕しなければならない。文句言いながらニックノルティの力まかせなアクションと、あわよくば女性を口説きたがるエディマーフィの殴り合いながらのデコボココンビで面白かったよ。
なんと言ってもエディマーフィーの弾丸トーク
今となっては、ニック・ノルティの味のある中年刑事もいいのだろうけど、公開当時は、エディ・マーフィの人気絶頂期で、彼のマシンガントークにテンポよく惹きつけられます。出来れば字幕で、彼のしゃべくりをじっくりと確認したいところ。当時の黒人スラングが今とかなり変わっていて面白い。 「大逆転」「ビバリーヒルズ・コップ」と立て続けにヒットを飛ばし、乗りに乗っていた時期ですね。 2017.11.17
昭和のアメリカの車はそりゃあ廃れる
アメリカに昭和ってないんだけれど、そう言いたくなる感じの時代。 昭和58年。 まだキャデラックやシボレー、クライスラーがいっぱい走ってるアメリカ。 シカゴやデトロイトに仕事を失いそうな労働者が溢れつつ1970年代から続く貿易摩擦がピークを迎えつつある頃。 今こんな映画作ったら もう大変。 BLTが大挙してハリウッドになだれ込んでくる 、間違いない。そして女性の地位なんて酷いもんで、ほぼ売春婦しか出てこないし。 ばきゅんばきゅん撃つ。 どかんどかん 殴る。 エディ•マーフィーのデビュー作だそうで、この頃はまだ彼は白人社会に間借りするように映画に出てたのね、と思った。 その後 彼が主演の映画はメインキャストはほとんど黒人になって行く。 ケツがガタンガタン揺れて今にも外れそうなアメ車は、今はもうマニアの間のおもちゃでしかなく 日本車がアメリカの現地工場で生産されている。 シリーズの2作目があるんだけど 見たいかって言うと そうでもない。 テレ東の午後の洋画劇場で見かけても引き込まれる要素は見つからない。 まだ少年の心を持つおじさん用。
エディ・マーフィのデビュー作
エディ・マーフィのデビュー作。 登場シーンからちょっと笑える( ^o^ ) 軽妙なトークに、軽やかな動きで、主人公をサポート(^^)b 白人刑事と、黒人の仮釈放犯という、凸凹コンビで人気となったバディムービー。 それにしても、ニック・ノルティ演じる刑事のジャックは、酒飲んで運転するわ、運転は乱暴だわ、そこらじゅうにタバコの吸い殻捨てるわ、人種差別発言は普通に使うわ、言葉遣いは乱暴だわで、今だったらコンプライアンスに引っかかるだろう(^_^;) さて、字幕で見るのは初めて。 吹替えだとニック・ノルティは野太い声だった(気がする)けど、実は高い声なのね~ 全然印象が違うわ(^_^;)
やっぱエディは最高。 これがデビュー作だとは思えないくらい上手い。...
やっぱエディは最高。 これがデビュー作だとは思えないくらい上手い。 話の展開も自分好みでラストも気持ち良く終わってくれた。 エディの映画はハードボイルドな要素があったりスッキリできたり、気持ち良く終わってくれる映画が多い所が良い。 自分くらいの世代で黒人のスターといえばエディがTOP3に入ると思う。 面白い映画が多かっただけにだんだんと新作に出なくなり露出も減ってしまったのはやっぱり悲しい時の流れを感じてしまう。 改めて活躍していた時代の映画を観ると、やっぱスターだなと思う。 また観たい映画。80年代の街並み、クラシックカーも良い。 ビバリーヒルズコップとか好きなら観れる。
エディの出世作、ごついニック・ノルティとのバディもの。 何十年ぶり...
エディの出世作、ごついニック・ノルティとのバディもの。 何十年ぶりかの再見。昔はもっと面白いように思ったのだが…セクシーシーンの多さに騙されてたのかもしれない(笑) ラストの対決、2人の絡みは良かった。 ごついニックのごつい彼女が気になった(笑)
やりたい放題…
今の感覚からすると、この刑事、後ろに手が回るな、こんな刑事がいたら困るなって思うほど、やりたい放題で、唖然とする。 でも、映画の中なら、そこが男臭く見えて、スカッとするから不思議。 今の感覚でこの映画を観ると、”48時間”という時間のくくりもなんとやら、その設定が全然生きていないし、特に物語も変転があるわけではない。 アクションも、ガンアクションのショット・ショットは重厚で目を見張ってしまうところはあるけれど、今の映画のような派手さはないから、これを”アクション映画”としてみると、拍子抜けする人もいるだろう。 サンフランシスコでのカーチェイスもあるが、古典『ブリット』は越えられていない。 二人のバディものも、すでにたくさんの映画が作られていて、この映画ならではの良さもあるんだけれど、だから特に目を見張るものはない。そもそもレジーが協力する動機がうすい。 マーフィ氏のマシンガントークと、武骨なジャックの対比が売りらしいが、字幕で観ちゃったもので、マーフィ氏の”マシンガントーク”がいまいち堪能できていない。 音楽で賞を取っているが、今の感覚からすると、特に際立つわけではない。 でも、この映画が1980年代に作られたことを考えると、その意義は一変する。 映画史を語るほど詳しくないので、そのあたりは、他のサイトの他の方のレビューを参照していただくことにして…。 人種間の確執。 ネイティブアメリカンの扱い等はこの映画以前の西部劇を引きずっているようだけれど。 白人の牙城ともいうべき、カントリーミュージックの店にレジ―が乗り組む場面の緊張感とか。ああ、あの国にはこの頃も(今も)、KKKとか、たんに肌の色や遠い祖先の出自が違うというだけで、平気で命を奪える人がいるんだよなと思い出す。 そんな中で、このコンビが力を合わせて、犯人を追い詰めていき、はじめは”道具”として利用されるだけの存在が、認め合うようになる構図が、どれだけ観客に明るい未来を描かせたかと、想像してしまう。 惜しいかな、そのプロセスはざっくりすぎて、唐突なんだけれど、その反面、日常生活を丁寧に入れているので、元々のジャックやレジーの性格が垣間見られて、心を通わしていくのも当然に見える。 しかも、役柄ではジャックはレジーを”道具”扱いしながら、走る車を避けて道路を横切る場面で、ノルティ氏がさりげなくマーフィ氏を気遣う様子だったりして、映画の外でもいい関係であることや、ノルティ氏のお人柄が見え隠れして、あったかい映画になっている。 加えて、ジャックの彼女が菜々緒さんに似ていてそんなところもツボだったし、 ジャックを演じたノルティ氏が『ホテル・ルワンダ』の大佐だったりするので、ついテンション上がってしまった。 この当時の女性観とか正義感とかツッコミどころも満載だけれど、観て損はない映画。
小学生の頃の映画スターと言えば
小学生の頃ジャッキーチェンとエディマーフィーの映画はハズレがなかった。楽しくて次の日の学校では前の日に見た映画を話したもんだ。 久しぶりに見た48時間は、子供の頃には気付かなかった、白人社会でエディマーフィーが確立した立ち位置って凄い事なんじゃないだろうか?と映画の中でも戦うエディマーフィーにカッコいいと思ってしまった。警察バディ物でも相方はまくし立てると言う構図もこれが始まりじゃないのだろうか? ストーリーも、警察と犯罪者、最初なお互い良く思ってなかったけど、共に行動してケンカして相手を知り信用して敵に立ち向かうと言う構図も分かりやすく胸が熱くなった。 ただ、やはりエディマーフィー映画と言えば吹き替え。吹きかけ版でまた見たい。
エディ・マーフィ、新しい黒人俳優像で華々しく登場
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 ) それまでハリウッドの黒人俳優と言えばシドニー・ポワチエが有名であった。しかし彼のように変に差別と生真面目に戦ったりするのではなく、何かと喋り倒す陽気でお馬鹿に見えて頭が切れて変な黒人というエディー・マーフィがここに登場して、新しい黒人俳優像を確立した。 相棒にニック・ノルディ、監督にウォルター・ヒルという男臭さの漂う組み合わせが上手くはまっている。当初は自分の都合のために行動する二人が反発しながらお互いの力を認めていく過程と、うまくまとめた物語の結末も良い。
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