「昭和のアメリカの車はそりゃあ廃れる」48時間 asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和のアメリカの車はそりゃあ廃れる
アメリカに昭和ってないんだけれど、そう言いたくなる感じの時代。
昭和58年。
まだキャデラックやシボレー、クライスラーがいっぱい走ってるアメリカ。
シカゴやデトロイトに仕事を失いそうな労働者が溢れつつ1970年代から続く貿易摩擦がピークを迎えつつある頃。
今こんな映画作ったら もう大変。
BLTが大挙してハリウッドになだれ込んでくる 、間違いない。そして女性の地位なんて酷いもんで、ほぼ売春婦しか出てこないし。
ばきゅんばきゅん撃つ。
どかんどかん 殴る。
エディ•マーフィーのデビュー作だそうで、この頃はまだ彼は白人社会に間借りするように映画に出てたのね、と思った。
その後 彼が主演の映画はメインキャストはほとんど黒人になって行く。
ケツがガタンガタン揺れて今にも外れそうなアメ車は、今はもうマニアの間のおもちゃでしかなく 日本車がアメリカの現地工場で生産されている。
シリーズの2作目があるんだけど
見たいかって言うと そうでもない。
テレ東の午後の洋画劇場で見かけても引き込まれる要素は見つからない。
まだ少年の心を持つおじさん用。
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