ヨーク軍曹のレビュー・感想・評価
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ゲイリー・クーパー的な映画
2021年6月20日
映画 #ヨーク軍曹 (1941年米)鑑賞
第一次世界大戦中に実在したテネシーの田舎町から従軍した軍曹のおはなし
当初、キリストの教えにより従軍を拒んでいた男が仲間を守るために戦う
第二次世界大戦直前の映画なので戦争を賛美するプロパガンダ的な意味合いがあったんだろうな!
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本作のテーマは、21世紀の日本人にダイレクトに問うて来ています
流石はハワード・ホークス!
淀みなく全ての伏線を回収しつつ大団円に向かう
カット割り、照明、背景、構図
全てが完璧です
舌を巻くばかりです
参りました
良心的徴兵忌避者が戦争の英雄となる
そこの葛藤と矛盾の昇華の物語を、単に戦前の戦意高揚のための米国映画だと他人事として捉えるはもったいないことです
この映画のテーマは、21世紀の日本人にダイレクトに問うて来ているからです
あなたはどう考えるのかと
戦争するくらいなら殺されようと繁華街で歌ってビラを撒く老人達が果たして正しいのか?
主人公の様にそれぞれの古里の山に登って人々の暮らし生まれ育った町、田園、山川、海
それらを眺め考えるべきです
自由こそ正しい
それを守ることこそ尊い
それは米国も日本も戦前も戦後も20世紀も21世紀も変わりはしないのです
聖書の博愛(平和)主義と戦場の現実の一面
実在の人の伝記に基づくアメリカ映画でしたが、良かった。第一次世界大戦が始まる頃のアメリカの田舎(テネシー州)を舞台として展開する、結果として、戦場の英雄となってしまったひとりの男の物語。
聖書の博愛(平和)主義が解かれ、また、戦場の現実の一面が描かれている。主演のゲーリークーパーが銃を持つと西部劇でなくても様になると感じた。
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