もののけ姫のレビュー・感想・評価
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生きろ
森と人間の対立。
人間に捨てられ、人間を恨むことで生きてきたもののけ姫サンの苦悩。自然と人間の共存を望み、戦う青年アシタカ。人間を憎みながらも、我が子同然にもののけ姫を育てる中で葛藤する犬神。
この映画には解決が困難な問題を抱え、苦しみながら生きているキャラクターが沢山出て来る。
ハンセン病患者が、「エボシ様は私達を人間として扱ってくれた、だから殺さないでくれ。」とうずくまりながら語るシーンがあり、これは見ていてかなり辛い現実を感じる。正に解決困難で迫害に会いながらも、ただ1人優しくしてくれた人がいてくれることに心から感謝している。
程度は異なれどみな辛い現実を抱え生きる中、「生きろ、それでも生きろ。」というメッセージを強く感じた。
全てを受け入れ、人間や生まれ持った体調を憎み、苦しみ、もがき続ける人生であっても、生きて欲しい。
そう強く言われた気がした映画だった。
アシタカが犬神に放った「サンを救えるかはわからない、だが共に生きることは出来る。」
この言葉の力強さと温かさ、何があっても相手に何も出来なくても、そんな自分を受け入れ共に生きる。
現実のむごさと温かさを感じるお話でした。
米良美一の顔が浮かんできて、見たいのに見られなかった「もののけ姫」...
米良美一の顔が浮かんできて、見たいのに見られなかった「もののけ姫」、遅まきながらようやく。
圧倒的なスケール、神と人間という荘厳なテーマ、素晴らしい作品でした。簡単とは言えないストーリーながら、ぐいぐいと見るものを引き込みます。人は神秘的なものに惹かれるんですね、森に入って木霊が見たい!そういやそんな写真が一時ネットで流行りましたね。なるほどようやく納得、実感出来ました。
今までどうして見なかったのか後悔。それもこれも米良美一のせい(笑)今回、エンディング主題歌を聴いても怖れてた彼(彼女?)が浮かばず、一安心でした。
ジブリ美術館の予習
これまで何故かジブリと
触れ合う機会がなかった。
ディズニーも触れて来なかった。
そんな私。
何故なのか、観ようという気持ちに
ならなかった。
観た後の今となっては
それがわからない。
とりあえず、こんなにすごい作品を
なぜ、私は今まで観なかったのか!!!
それくらい、圧倒された。
映画館で観たらもっと凄いだろう。
独特すぎる世界観。
これが、ジブリの世界観なのか。
私も「生きろ、そなたは美しい」と言われたい。
ジブリ作品で一番好き♥
大好きな『もののけ姫』地上波放送で久しぶりに観ました。
2時間を超える長めの映画ですが、飽きることなく最後まで
引き込まれる内容です。
人間と自然の共生の道はないのか。。。という宮﨑駿らしい映画ですが違った視点から見るのも面白いです。
アシタカが村を出る時に婚約者であるカヤから貰ったネックレスを、サンにあげるシーンがあります。私は女性だから・・酷い男ww って思ってしまったのですが
気になって調べてみると面白い事に気付くのであります。
この物語出てくるアシタカやサン、カヤも・・
古事記や日本書紀に出てくる神をモデルにされているという事。
島根県の熊野大社とその周囲の祭神がモデルで
アシタカ・・・阿遅志貴高日子根神
カヤ・・・・下照姫
サン・・・・天御梶日女
この物語は遥か太古の日本が舞台な訳ですから・・神話のお話と重ねて見ると面白いものがありました。
この3人の三角関係も物語ではちょっと注目なのでありますww
結局誰も結ばれないという・・・悲しい恋物語でもあると思います。
動物の動きも、良いですよね~。
ヤックルめちゃんこ可愛いです♥(*^_^*)
自然と人間との共生とは?
シン・ゴジラがこの作品のアンチテーゼになっていると聞きみましたが確かにそうかなと思いました。なんと劇中で発せられる言葉がありびっくり。絶対に悪いという人間が登場しないところも大きなところ。人間対人間の世界で理想郷をつくっている村は自然を破壊することしか、生産の道はない。そんな人間たちに自然界の神が憤怒し対決していく。アシタカはどちらにも協力し、共生の道を探っていくのです。
「神より怖いのは人間」であること。本当にそう思うんだよな。
色あせない
再観賞
ジブリ作品の中では上位に入るくらい好き。
公開から19年…色あせない。今ではビーフジャーキー見る度思い出します。
ジブリ作品観るたび、この作品での宮崎駿自身の投影は誰だろうと探します。見つけるのは簡単♪
もののけ姫ではモロの君(声は黄色い髪の人だけど)
自然と人間か。。。
宮崎駿の映画は、確かにハイザの論じるように、人間がいかに自然を征服しようと、必ずできない部分があると示す自然と人間の関係を描写している。
ここでも自然は個人的に曖昧な部分もある。
サンは人間だようね?彼女いは自分が山犬だと言いつつも、私たちは知っている。
シシ神は自然の力だと捉えている。
だが、動物たちはこの映画でしゃべれるし、この点で自然に属するものとして動物を捉えたら何だか違和感がある。
この映画には、その擬人化によって確かに感情の伝達には便利だと思うが、ちょと自然は変わっている形になる気がする。その擬人化は映画にどんな作用を発揮しているのだろう。
でも壮大なシーンに圧倒されるし、さすがジブリ!
昔々は今の今
もののけ姫=怖い、グロい、むり
という印象でDVDを見る気にならなかったのでテレビでやってたので見ました。
こんなに深い物語だとは最初に見たときは気づくことができませんでしたが、やっと感じるものがあって、話がわかるようになりました。
魅力的なのは、エボシ様も乙事主らも山犬も、それぞれ自分が貫く正義があることだと思いました。それぞれの正義がぶつかって、一度は全てが荒廃するけど、また生きているもの達が再生していく。現代に通じる絶対人が忘れちゃいけないメッセージがあると感じます。
あとやっぱり音楽がいい。
声優に声優をさせてー!
いま途中からみたが、俳優は、声優に向いてない人が殆どと実感できる映画。棒読みというか、テレビ消したい感じ。
宮崎駿の絵は素敵だけどね。ちゃんとした声優さんに変えたらもっと内容に入り込めそう。
声が気になって内容に身が入らない。
深い。
まずはそのスピード感と内容の濃さに驚かされた。
2時間を超える作品とは思えない圧倒的なスピード感と濃さで常に先がどうなるのかということを考えながら見ることができた。
この作品を通して疑問に思ったことは題名である。全体を通してアシタカを中心に描かれているのに対し、題名はサンを指す「もののけ姫」となっている。これはサンが自分たちを映していて、アシタカが自分たちを正しい方向へと導いてくれる存在を示しているのではないかと私は思う。
サンは自分を山犬だと叫んでいた。だが、実際彼女は人間であり、獣ではない。ここで考えさせられるのは人間とその他の生き物との違いについてである。この作品のなかでも人間と自然が戦うシーンがあるが、決定的な差異が人間とその他の生き物、自然との間にあるのだと思う。その違いに気づかせてくれ、サンを導いたのがアシタカという存在だろう。
また、この作品を通して出てくる「神」という存在は一体何を表しているのだろうか。私はこの作品の中における本当の神は獅子神だけだと考える。祟り神は正確には神ではなく、堕ちてしまった生き物、憎しみや怒りといった罪の感情にさいなまれてしまった生き物を象徴しているのではないだろうか。この作品の中において人間以外の生き物も言葉をもって話すことから擬人化されていることは想像がつくが、その擬人化された生き物が堕落した姿が祟り神という存在なのではないだろうか。そこで救いを求める対称として獅子神様がいて、その獅子神様をものともしない人間が裁きを受けてしまったというふうにも受け取れる、そんな作品だったと思う。
長い間見よう見ようと思ってずっと見ていなかった作品だったが見て正解だったと思う。
ただ、その内容の深さからまだこの作品が何をいいたいのか、また、どんな背景のもとに作られた作品でこの作品を何のためにつくったのかというのがまだ見えてこない部分も多い。そのため、これからもこの作品についてかみ砕いていき、理解を深めたいと思う。
THIS IS ジブリ
そりゃもちろんパズーは少年の憧れだし、聖司みたいなストーカー疑惑イケメンだっていいと思う。
ポルコの渋さにも憧れるし、ジブリの主人公は皆、魅力的だ。
だがしかし。アシタカは別格だ。カッコよすぎる。イケメンかつ優しいかつ飛んできた矢を素手で掴んだり、腹に穴が空きながらも意地でも自分の足でたたら場から帰ろうとする頑固さだったり、腕からヘビ的なのをウネウネだしてめっちゃカッコよかったりと男(中二)心を鷲掴みにするカッコよさが彼にはある!
今でもジブリショップに行くたびにもののけグッズを探したり、アシタカになら抱かれてもいいと発言し、多くの友人をドン引きさせてきた自分にとっては彼が最高の主人公の一人なのである。
腕は千切れる、首は飛ぶ、血は出まくるとグロさの影響もあってか最近ではテレビ放送も減り、一部のジブリファンからは敬遠されがちな作品かもしれないが、これがジブリの最高傑作であり、自分にとってはジブリといったらこれなのである。
人生で10回近く観た(たぶん盛ってる笑)からかもしれないが、展開の早さのわりには内容がとてつもなく濃い。冒頭の祟り神の襲撃からアシタカの旅が始まるまでの間およそ10分。たったこれだけの時間であれほどの迫力と旅に出る理由を描いている。このシーンだけでなく、どのシーンもムダがなくできていて、中だるみがまったくない。
自分にかけられた呪いを解くために旅に出たアシタカが旅先で出会ったエボシやたたら場の住人、様々な山や森の神、そしてサン。
彼らとの出会いを通じてアシタカが学んだことがキャッチコピーに繋がるんだと思う。
物語のあとのアシタカとサンの関係をパヤオは「しょっちゅう会う仲」と言ったらしい。それだけでやたら妄想できる笑。
人間と自然の共存をテーマに掲げた大傑作。今後もジブリは大好きでありつづけるだろうけどこの作品を超えるものは出てこないと思う。
面白かった
今さらと思いつつ、これまで観る機会がなかったのでレンタル。
自然と動物と人間の共存という、宮崎アニメの根幹をストレートに描いた作品だと感じた。
ラストは少し残念な気もしたが、あえてリアリズムに徹したのか…
ものの〜け〜達〜だけ〜♪
もののけ姫は今まで見たことがなかったので観てみました。観たことがなくても知っている台詞があったのでそれだけ人気なのでしょうねぇ。
「でーたらぼっち」というのはてっきりあの某CMだけのキャラクターかと思いきやもののけ姫でも出てきたので調べてみると、[ダイダラボッチは、日本の各地で伝承される巨人である](Wikipediaより)
だそうです。自分はてっきり「でーたら」だと思っていたのですが、「ダイダラ」が正しいようですね。
すいません^_^;映画のレビューになっていませんでしたが、観て損はない作品かと思いました。
やっぱり、名作だ
なんだか急に見直したくなって観ちゃいました。で、改めて、やっぱり名作ですね、これは。
アシタカ、サン、烏帽子御前、モロにオコトヌシ、どれもこれも、なんて魅力的なキャラクターなんだろう、と。彼らが駆けるシーンは、どれも躍動感があって、観ていて単純に嬉しくなりましたね。
あぁ、今度は『千と千尋』を見直したくなってきた・・・
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