もののけ姫のレビュー・感想・評価
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生きろ
森と人間の対立。
人間に捨てられ、人間を恨むことで生きてきたもののけ姫サンの苦悩。自然と人間の共存を望み、戦う青年アシタカ。人間を憎みながらも、我が子同然にもののけ姫を育てる中で葛藤する犬神。
この映画には解決が困難な問題を抱え、苦しみながら生きているキャラクターが沢山出て来る。
ハンセン病患者が、「エボシ様は私達を人間として扱ってくれた、だから殺さないでくれ。」とうずくまりながら語るシーンがあり、これは見ていてかなり辛い現実を感じる。正に解決困難で迫害に会いながらも、ただ1人優しくしてくれた人がいてくれることに心から感謝している。
程度は異なれどみな辛い現実を抱え生きる中、「生きろ、それでも生きろ。」というメッセージを強く感じた。
全てを受け入れ、人間や生まれ持った体調を憎み、苦しみ、もがき続ける人生であっても、生きて欲しい。
そう強く言われた気がした映画だった。
アシタカが犬神に放った「サンを救えるかはわからない、だが共に生きることは出来る。」
この言葉の力強さと温かさ、何があっても相手に何も出来なくても、そんな自分を受け入れ共に生きる。
現実のむごさと温かさを感じるお話でした。
米良美一の顔が浮かんできて、見たいのに見られなかった「もののけ姫」...
ジブリ美術館の予習
ジブリ作品で一番好き♥
大好きな『もののけ姫』地上波放送で久しぶりに観ました。
2時間を超える長めの映画ですが、飽きることなく最後まで
引き込まれる内容です。
人間と自然の共生の道はないのか。。。という宮﨑駿らしい映画ですが違った視点から見るのも面白いです。
アシタカが村を出る時に婚約者であるカヤから貰ったネックレスを、サンにあげるシーンがあります。私は女性だから・・酷い男ww って思ってしまったのですが
気になって調べてみると面白い事に気付くのであります。
この物語出てくるアシタカやサン、カヤも・・
古事記や日本書紀に出てくる神をモデルにされているという事。
島根県の熊野大社とその周囲の祭神がモデルで
アシタカ・・・阿遅志貴高日子根神
カヤ・・・・下照姫
サン・・・・天御梶日女
この物語は遥か太古の日本が舞台な訳ですから・・神話のお話と重ねて見ると面白いものがありました。
この3人の三角関係も物語ではちょっと注目なのでありますww
結局誰も結ばれないという・・・悲しい恋物語でもあると思います。
動物の動きも、良いですよね~。
ヤックルめちゃんこ可愛いです♥(*^_^*)
自然と人間との共生とは?
色あせない
自然と人間か。。。
昔々は今の今
声優に声優をさせてー!
いま途中からみたが、俳優は、声優に向いてない人が殆どと実感できる映画。棒読みというか、テレビ消したい感じ。
宮崎駿の絵は素敵だけどね。ちゃんとした声優さんに変えたらもっと内容に入り込めそう。
声が気になって内容に身が入らない。
深い。
まずはそのスピード感と内容の濃さに驚かされた。
2時間を超える作品とは思えない圧倒的なスピード感と濃さで常に先がどうなるのかということを考えながら見ることができた。
この作品を通して疑問に思ったことは題名である。全体を通してアシタカを中心に描かれているのに対し、題名はサンを指す「もののけ姫」となっている。これはサンが自分たちを映していて、アシタカが自分たちを正しい方向へと導いてくれる存在を示しているのではないかと私は思う。
サンは自分を山犬だと叫んでいた。だが、実際彼女は人間であり、獣ではない。ここで考えさせられるのは人間とその他の生き物との違いについてである。この作品のなかでも人間と自然が戦うシーンがあるが、決定的な差異が人間とその他の生き物、自然との間にあるのだと思う。その違いに気づかせてくれ、サンを導いたのがアシタカという存在だろう。
また、この作品を通して出てくる「神」という存在は一体何を表しているのだろうか。私はこの作品の中における本当の神は獅子神だけだと考える。祟り神は正確には神ではなく、堕ちてしまった生き物、憎しみや怒りといった罪の感情にさいなまれてしまった生き物を象徴しているのではないだろうか。この作品の中において人間以外の生き物も言葉をもって話すことから擬人化されていることは想像がつくが、その擬人化された生き物が堕落した姿が祟り神という存在なのではないだろうか。そこで救いを求める対称として獅子神様がいて、その獅子神様をものともしない人間が裁きを受けてしまったというふうにも受け取れる、そんな作品だったと思う。
長い間見よう見ようと思ってずっと見ていなかった作品だったが見て正解だったと思う。
ただ、その内容の深さからまだこの作品が何をいいたいのか、また、どんな背景のもとに作られた作品でこの作品を何のためにつくったのかというのがまだ見えてこない部分も多い。そのため、これからもこの作品についてかみ砕いていき、理解を深めたいと思う。
THIS IS ジブリ
そりゃもちろんパズーは少年の憧れだし、聖司みたいなストーカー疑惑イケメンだっていいと思う。
ポルコの渋さにも憧れるし、ジブリの主人公は皆、魅力的だ。
だがしかし。アシタカは別格だ。カッコよすぎる。イケメンかつ優しいかつ飛んできた矢を素手で掴んだり、腹に穴が空きながらも意地でも自分の足でたたら場から帰ろうとする頑固さだったり、腕からヘビ的なのをウネウネだしてめっちゃカッコよかったりと男(中二)心を鷲掴みにするカッコよさが彼にはある!
今でもジブリショップに行くたびにもののけグッズを探したり、アシタカになら抱かれてもいいと発言し、多くの友人をドン引きさせてきた自分にとっては彼が最高の主人公の一人なのである。
腕は千切れる、首は飛ぶ、血は出まくるとグロさの影響もあってか最近ではテレビ放送も減り、一部のジブリファンからは敬遠されがちな作品かもしれないが、これがジブリの最高傑作であり、自分にとってはジブリといったらこれなのである。
人生で10回近く観た(たぶん盛ってる笑)からかもしれないが、展開の早さのわりには内容がとてつもなく濃い。冒頭の祟り神の襲撃からアシタカの旅が始まるまでの間およそ10分。たったこれだけの時間であれほどの迫力と旅に出る理由を描いている。このシーンだけでなく、どのシーンもムダがなくできていて、中だるみがまったくない。
自分にかけられた呪いを解くために旅に出たアシタカが旅先で出会ったエボシやたたら場の住人、様々な山や森の神、そしてサン。
彼らとの出会いを通じてアシタカが学んだことがキャッチコピーに繋がるんだと思う。
物語のあとのアシタカとサンの関係をパヤオは「しょっちゅう会う仲」と言ったらしい。それだけでやたら妄想できる笑。
人間と自然の共存をテーマに掲げた大傑作。今後もジブリは大好きでありつづけるだろうけどこの作品を超えるものは出てこないと思う。
面白かった
ものの〜け〜達〜だけ〜♪
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