もののけ姫のレビュー・感想・評価
全345件中、101~120件目を表示
鳥肌…
やはり苦手
流石の満足感
もののけ姫自体は子供の頃大好きで、当時レンタルビデオを食い入るように何回も観てました。
大人になって、見方が変わるのかな?楽しめなくなってるのかな?と、不安になりながら鑑賞しましたが、杞憂でした。
やはり名作だ。アシタカにもサンにもエボシにも勿論イノシシ達にもそれぞれの正義があって、いずれも悪と断じれるものではない。そんな中で、それぞれが危機感を持って懸命に生きている作品。
たった2時間でとても満足な作品。
音楽も映像もシナリオを全てが美しい。
あらためて好きな作品と再認識しました。
ただ、毎度ながらカヤが可哀想。
映画館で観たことで改めて傑作だと思った
とても好きなジブリ作品のひとつだから、テレビなどで再視聴することはあったけど、大スクリーンは久しぶり、しかもIMAX
それによって、素晴らしい作品だと再認識した
当時、子供の頃、とは言えないくらいには大人だった
それでも、今になって観たことで、年齢によって感じる違いにも気づかされた
「弱者に手を差し伸べ、生きるすべを身に着けさせる
それにより多くの民に慕われる」
「共存ではなく、相手を排除しようとする
それにより恨みを買い続ける」
どちらもエボシ、エボシは善人なのか違うのか
それは見る側によって、立つ側によって異なる
そしてそれが人なのだろう
古きものと、新しきもの
それぞれが互いこそが正義だと主張する
だがアシタカは問い続ける
ともに生きる道はないのか?と
何もかもが破綻する可能性が高いのに、あとには引けぬ者たち
結局、シシ神はいなくなり、多くの命が失われ、作り上げた村とタタラ場もなくなる
あとに残された者たちの生きる道
多くのことを考えさせられる
緻密な巨匠
30年近く経っても色褪せない名作
君たちはどう生きるかにつながる内容を感じた
君たちはどう生きるかに出てくる気持ち悪い軟体物と似た様なものが出てきて、あれ祟りを象徴するのではと感じた。
あえてそれぞれの立場を正義とし、勧善懲悪の要素や雌雄を決しないエンディングで、登場人物たちのその後の想像を促す余白を与えている点は、脚本としても見事ですね。
1997年の公開当時、長らくランキングトップだった『E.T.』や『南極物語』を抜き、200億円に迫る圧巻の興行収入を記録し、一大ジブリブームを巻き起こした『もののけ姫』が、スタジオジブリのアーカイブ作品として初めて4Kデジタルリマスター化され、10月24日からIMAX上映。
チケット販売からほぼ瞬殺の中、辛うじて世界最高峰のIMAXスクリーンを誇るグランドシネマサンシャイン池袋さんの17:05の回を最前列で鑑賞。
『もののけ姫』(1997年/133分)
『紅の豚』(1992年)以来5年ぶりの宮崎駿監督作品。
本作公開前のジブリ作品は『耳をすませば』(1995年)と『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)がありましたが、公開初日からの猛烈な観客動員は特筆すべきものでした。逆に初期ジブリファンとしては嬉しさの反面、世間に知られてしまった一抹の寂しさを覚えたものです。
公開当時はただただアニメーションのクオリティの高さに圧倒されっぱなしで、その後もパッケージやテレビ放映で何度も鑑賞しているのですが、今回のIMAXでの超巨大スクリーンの体感は別格。
テレビ画面では判別できない細かな作画がはっきりと確認できました。
まだ3DCGもごく一部しか導入されておらず、ほぼ手書きセル画で制作された一枚一枚の作画と、滑らかで躍動する動きは28年経った現在でも見事な芸術の域です。
テーマは人間と自然との共生。
人間の神(八百万の神)を殺すこと=自然破壊。
『風の谷のナウシカ』から脈々と受け継がれる宮崎監督が追い求める永遠のテーマをより高次元のものへと高めています。
時代背景は室町時代と推測される頃。
平安時代に起きた坂上田村麻呂の蝦夷討伐などを下地に、エボシ御前を伝説上の鈴鹿御前をモデルにしており、きちんと時代考証を交えています。
主人公のアシタカ、ヒロインのサン、森林から伐採して薪を得て製鉄と石火矢を作り出すエボシ御前ほかタタラ場の民、ジコ坊、もののけたちが魅力的に描かれ、それぞれに主義主張と大義があり、それがクライマックスで激しくぶつかり合い、最後はシシ神(ディダラボッチ)の消滅によって、もう一度自然が再生し、クリアな状態からそれぞれの新たなスタートで幕を閉じます。
あえてそれぞれの立場を正義とし、勧善懲悪の要素や雌雄を決しないエンディングで、登場人物たちのその後の想像を促す余白を与えている点は、脚本としても見事ですね。
アニメーションの技術面以外のテーマ性、脚本の面でもアニメ史、日本映画史に残る金字塔ですね。
自然、動物、人間、神、魂・・・共存、対立、争い 実に深い内容に改めて感動する
オトナになって観るIMAXもののけ姫
令和で初めて映画館で鑑賞出来ることの幸せ
初上映当時、自分は小学生でジブリは好きだったけど「もののけ姫」に興味が無く、結局映画館で鑑賞しませんでした。
その後大人になってロードショー等で何回か鑑賞し徐々に良さを知り、今ではジブリベスト3に入るお気に入り作品です。
そんな「もののけ姫」が今年2025年に4KでIMAX上映される事を知り、何回も観た映画なのに高画質の大画面で観れる嬉しさに胸が躍りました。
映画館に行くと同じ気持ちの人が沢山居て、席はほぼ満席状態。いつもなら「マジか…」と萎えるのに、今日だけは同志が多い事に若干嬉しさが込み上げてきました。
皆さんきっと鑑賞済みだと思うので今更内容をレビューするつもりは無いですが、この映画は映画館の大画面と家庭用じゃ出せない音響にて鑑賞する事で今まで味わった事のない感動が込み上げてきます。
IMAXで観るアシタカが夜明けに旅立つシーンは圧巻です。
素晴らしい! 最高の映画鑑賞体験をありがとう!!
二十八年経って振り返る。
1997年製作スタジオジブリ宮崎駿作品「もののけ姫」IMAXリマスター版(2025年)を鑑賞。
二十八年経って振り返る。
公開当初は、スピード感あふれるエンタメ性に興奮した。
二十年目くらいになると、背景や詳細に深い意味があることに感心した。
某有名Youtubeチャンネルの解説動画のおかげで、だいぶと違った視点でも見られるようにもなった。
コロナの時には、「生きろ」のメッセージに感慨に浸った。
一席ずつとばされた映画館の非現実感を覚えている。
IMAXリマスター版を鑑賞、映画の中で生きているアシタカやサン達に、安心感を覚えた。やはり大画面・大音響は良い。没入感が高い。映画館で鑑賞する価値はある。
時代が変わろうとも映画技術が進歩しようとも、また鑑賞してしまう自分がいる。そんな私の人生に寄り添う映画の一本だ。
完璧
劇場公開された97年は、サンやアシタカと同年代だったからかロマンス映画的な要素を強く感じてた。サンとアシタカの物語、みたいな。
いま見るとサンやアシタカはミドルティーン?くらいの若さで昔ほどの感情移入は出来なかった。代わりに、祟り神の呪いが胸に巣食い、やるせない怒り、憎しみが湧き上がるが、なんとか自分を律する…その辛さ、強さに感銘を受けた。
三輪さんの声の良さ。どちらかというと山犬側に肩入れして見た。
物語を見る視点が、30年生きると変わってくるのを実感。しかもサンとアシタカが洞穴で目覚めて別れるのが、30年前の私の記憶。
だから、まるで初見みたいにドラマを味わえた。
IMAXの音が最高 画像はもともと美しいので4Kにして良くなってるのか不明。森の透明感、湖の質感が凄い良く出ている。この映画を見始めで数分で、これは完璧な映画だ、というのがわかり(思い出し)、森の中へ引き込まれていった。
米良さんの音楽だけは、いつ聴いても鳥肌が立つほどの厳かさ。重ねて、完璧です。
到達点
何歳だっただろう。二つか、三つか。
金曜ロードショーの画面の光を、ぼんやりと見つめていた記憶がある。
森の奥に潜む神聖さ、息づく大地の鼓動。
幼いながらに、言葉にできぬ何かが胸を打った。
あの瞬間、私の中に「もののけ姫」という名の原風景が刻まれたのだと思う。
今では大学生となったが、あのとき感じた感覚は、今も私の潜在意識の底に、森の精霊のように息づいている気がする。
日本のアニメーションは今、多彩で刺激的だ。
笑いも涙もあり、技術も進化した。
それでも、どこか「俗」の匂いが漂うことがある。
人生のすべてを賭けて、子どものために映画をつくる——
そんな純粋で危うい情熱を、今のクリエイターが持っているだろうか。
宮崎駿という人は、その意味でやはり唯一無二だ。
どれほどの名作も、賛否を免れはしない。
それでも私は胸を張って言いたい。
『もののけ姫』は、アニメーション史における最高傑作の一つであると。
この時代に生まれ、
その巨匠の作品をリアルタイムで見届けられること——
それは、私にとって何よりの幸福である。
最高。観客のみんなも最高。
全345件中、101~120件目を表示












