「最高峰の映画」もののけ姫 はなてんさんの映画レビュー(感想・評価)
最高峰の映画
リバイバル上映をドルビーシネマで観覧。
大画面と存在感のある音で思う存分に楽しむことができた。
15歳の時に初めて観て衝撃を受け、その衝撃を35年近く経った今も同じように感じている。例えば以下の場面などは中学生の時に観た感情と本当に変わらない→
・ヤックルがタタリ神にビビっているところを、アシタカが弓矢で驚かせ、正気に戻すところ
・アシタカの腕にタタリ神が巻き付くところ
・甲六が骨折した腕を、「治ったー」と言って動かすとまだ治っておらず痛がる場面
・アシタカが腹に銃弾を受けながらも、重い門扉を押し上げる時の痛々しさ
・サンが干し肉をアシタカに口移しで与える場面
・エボシを前にしたアシタカの右腕がアシタカの意志と関係なくウネウネと動く場面
・シシ神が歩く度に足下の草が茂り、そして直ぐに枯れていくところ
・タタリ神に取り憑かれそうになったサンの体内からタタリ神の触手が出てくるところ
・ヤックルのお尻に矢が刺さった時の痛み、それでもアシタカの後を歩こうとする姿
・エボシがシシ神に向けて石火矢を放つ際に、シシ神の能力で石火矢から草が生い茂るところ
・シシ神が死に、たくさんのコダマが死んでいくところ
・シシ神が首桶に入れられている生々しいところ
大人になった今でも、「え、師匠連って何?」といった感じで観る映画IQしかない私だが、この映画の持つ魅力は何一つ変わらず、僕の中で生き続けている。
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