目撃のレビュー・感想・評価
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命の保証はないスリル
オーソドックス
イーストウッド
ムービー・プラスで放映されたのを鑑賞。見てる途中で、映画館で観たことがあると思い出したのだが、その後のストーリーがさっぱり思い出せなかった。
狙撃シーンは若干の緊張感はあるものの、最初の目撃シーンほどではない。イーストウッドの変装も服装を変えてるだけだしなぁ。
エド・ハリスとクリント・イーストウッドの対峙シーンはつまらない。大統領ももっと悪役に徹しなければならないところであり、正義感を持った泥棒というテーマも希薄になってしまう。俳優の演技力を引き出すのは上手い監督なんだから、脚本をもっと練ってほしいところです。
大統領がこんなことするハズなかろう!と感想を持った人は、クリントンのセクハラ事件をどう見たのだろうか・・・これも気になる(笑)
主人公には難しい年代を主人公にした佳作
クリント・イーストウッドと言うメジャーな俳優が主演しているのに話の内容は地味。主人公は大物ではなく小物。そして小物が扱うべきでないような大事件に巻き込まれてしまう・・・という内容。そこに若い女が絡んできてとても華のある映画になった。それが初老の男性でも若い女にモテるという非現実的な華やかさではなく、控えめに現実的に描かれているところに夢があり、また切なくてとても良かった。この映画の場合、見せたい中身はそこにあったと思う。敵との戦いなんてのは箱とか包装紙みたいなもんだな。しかし箱とか包装紙がうまくできていないと中身を味わうことはできない。この映画は中身を楽しむのに十分な箱と包装に包まれている映画だ。
杜撰な捜査
渋さが光る
設定は好きだなあと感じつつ、序盤はどこかテンポが悪く感じ不安になりました。後半のカフェのシーンくらいからはおもしろくなったように思います。
クリントイーストウッドは口下手で不器用な役が似合いますね。情緒のある親子愛が素敵でした。冷蔵庫の演出が好きです。
他にも好きな演出がちょこちょこ。アランとグロリアのダンスしながらの会話とか。少し間延びは感じましたが。
ルーサーとサリバンの会話の場面も渋かったですね。その後のサリバンの行動を描き切らないところも本作らしくて好きです。
あとは大統領側が一枚岩ではないところ。展開に幅が出て良かったです。
ジュディデイヴィスは本作で一番目立ってまいたのでは。ヒステリックな感じもありつつ、少し可愛らしいところも見せたり。ビルとティムに指示を飛ばす様は横暴に見えますが、同時にその手腕やアランのために、という気概も感じて憎めない人物でした。
ジーンハックマンは大統領らしい振る舞いと序盤の情けなさのギャップが良かったです。表情の胡散臭さが素晴らしかった。
エドハリスは作品毎に別人のよう。本作では仕事熱心な刑事。今まで見てきた役と比べると普通の人だったのがかえって新鮮でした。ケイトとの会話が可愛らしかったです。
流れもわかりやすく、綺麗にまとまった印象です。渋さの光る作品でした。
ゲス大統領に正義のナイフを
・腕利きの泥棒(イーストウッド)が大統領の不倫&殺人隠ぺいを目撃、正義の炎に燃える
・娘に父を呼び出して捕まえようとカフェの回りを囲む警察と父を狙う狙撃者、口封じのため娘の入院する病室に侵入して返り討ちにあうなどシークレットサービスの間抜けっぷりが見所
・首席補佐官のおばさんもネックレスのプレゼントを勘違いして大統領の前で浮かれる姿もなかなかの滑稽っぷり
・冷蔵庫の中身でやり取りする父娘の関係にほっこり
物語が大味
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
最初は演出になかなかに緊張感もあるしその後の展開に興味がそそられた。最初のほうでは75-80点くらいつけてもいいかと思った。
しかしその後は警備会社に侵入出来たことをほのめかされたり病院で待ち伏せして簡単にSPをやっつけたりとイーストウッドが何かと凄すぎる。どうやってそれをやったのかという説明がないままに話が進む都合の良い流れがあって、捜査や技術がおざなりになっていて物語が現実的ではないなと思い始めてやや褪めた。
サリバンの邸宅が豪華で気になったので、誰の邸宅を借りたのか調べてみた。あれは家ではなくてボルチモアの女子高の校舎なのだそうだ。学費も最低年間19600ドル+その他もろもろだからやはりかなりのお嬢様校だ。
Maryvale School for Girls, 11300 Falls Road, Brooklandville, north of Baltimore.
イーストウッド、今回は画家ですか、と思ったら泥棒ですかい。そして忍...
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