赤ひげのレビュー・感想・評価
全48件中、41~48件目を表示
人間ドラマの一つの到達点
『赤ひげ』
あまり好きじゃない
原作に負けずと劣らず
名作だ。
誰もがこの社会は努力すればよくなると、信じていけそうなくらいの夢を与える。
山本周五郎に負けずに、三船さんなりの赤ひげを作れたのも勝因の一つ。
なんとなく教育されてる感じが嫌な人は、避けた方がいいかなぁ…
コメントする (0件)
共感した! (0件)
赤ひげ
世界映画史のベスト5に入る名作。映像、演出、音楽、演技、効果音、照明など、諸々の要素が全体の統一美を持ち、喜怒哀楽の情を越えた悟りに近い思想を円心構造で何重にも描いている。良い映画は優れた脇役が映える。杉村春子、香川京子、仁木てるみ、山崎勉などが秀逸だが、藤原鎌足が誰を演じているか観客には分からない。「天国と地獄」に続いて、その迫真の演技に魅せられる。最後に登場する笠智衆他歴史的な名優の存在感も卓越している。三船敏郎の代表作であり、加山雄三が若くしてその人物の大きさを地で表現した見事な映画であり、映画を超えた映画とも云える。これほどの完成度を持つ映画は二度と出ない。「七人の侍」「生きものの記録」「隠し砦の三悪人」「用心棒」「椿三十郎」「天国と地獄」と続いた黒澤組の最高峰、集大成と云って間違いない。この書評を大袈裟と思われる方は、一見なされば納得なされるかと思います。(誤記訂正しました)
コメントする (0件)
共感した! (7件)
全48件中、41~48件目を表示