「落ち葉に埋もれた十字架のことです‼️」ミラーズ・クロッシング 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
落ち葉に埋もれた十字架のことです‼️
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1929年、アメリカ東部のある町は、アイルランド系とイタリア系のボスがしのぎを削る暗黒街だった。アイリッシュのインテリやくざトムとボスのレオは、同じ女ヴァーナを愛したことから仲たがいし、トムはイタリア系に加担、壮大なギャング戦争が勃発する・・・‼️コーエン兄弟がダシール・ハメットのギャングノワールに足を踏み入れた作品で、黒澤監督の「用心棒」に近いものがありますね‼️「友情、裏切り、人格、倫理」の物語で、二つの組織を渡り歩くガブリエル・バーンのトムの無表情さが物語をさらに際立たせてます‼️「自分以外に味方はいない」の名ゼリフにシビれさせてくれるトムは、感情を表に出さずクールなのに、最後まで自分の思い通りに事を進める姿が実にカッコいい‼️対するアルバート・フィニーのレオも「ダニーボーイ」のBGMが流れる中、シガーを吸いながらトンプソン式小型機関銃を乱射して殺し屋を追っ払うという勇壮華麗なアクション・シーンで魅せてくれる‼️これまたカッコいい‼️冬枯れた風景の映像もホントに素晴らしい‼️ひょっとしたらコーエン兄弟の最高傑作かもしれないですね‼️
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