「閉塞感と立ち込める死の匂い」ミツバチのささやき あんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
閉塞感と立ち込める死の匂い
午前十時の映画祭で初見。
本編の前後に町村智浩氏の解説というかネタバラしが付いている。町村氏の評論全般には好感はもっているのだけど今回のこれはやり過ぎかなと思った。フランコ体制が終焉した後に監督はじめスタッフが映画について語ったことが元ネタではあるのだけど、あのシーンの意味は、とかあの配役の位置づけは、とかいちいち政治体制と紐づけて答え合わせをするのはちょっとね。
映画は最終的には観る人に委ねられるものだと思っている。監督の意図から離れたところで観客が感銘を受けるってこともあり得るわけでそれが表現っちゅうものではないんかい。
私自身はタイトルにした通りの印象をこの映画から受けそれはそれでなかなか得難い体験でした。
それ以上の細かい説明はいらないんだけどね。
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iwaozさんのコメント
2023年12月17日
非常に同感でした!f^_^;
町山さん言い過ぎ感はすごかった。
ただ自分はまだ知らない事も教えてくれたので、そういう点では良かったと感じました。
なので、解説は映画終了後だけにして時代背景とWikipediaにない情報と町山さんの好きなシーンぐらいで終わらせて、政治信条関連については、興味がある人はYouTubeでご覧ください、とすれば良いかなと思いました。(^◇^;)