マリー・アントワネットのレビュー・感想・評価
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ソフィア・コッポラの真骨頂
ソフィア・コッポラの作品は本作が私にとって5作目。彼女の他の作品が好きな私にとってはかなり楽しめた。 ストーリーはマリー・アントワネットの半生をモダンなテイストで描いたもの。 まず、伝記映画として見るべきものではなく、ちょっとした青春ドラマだと認識する必要がある。ソフィア・コッポラは実際の事実からかなりデフォルメして表現しているに違いない。それで良かったと思う。ポップな描写が映画全体に一貫して連なり、一つの群像劇として成立していたからである。 本作の特筆すべき点はやはりソフィア・コッポラによる演出である。ソフィア・コッポラ特有の映像美は多くのシーンで垣間見える。自然、色彩、人間を絶妙なバランスで織り交ぜた画を撮るのが上手い。撮影にはかなりこだわっているであろう。 音楽はその時代とは相反する現代のポップス、ロックの曲を用いていたが、その映像にマッチしていたし、統一感があったので良かった。 場所や衣装などからもその優雅な雰囲気が感じられるが、製作費はさぞ膨らんだであろう。 ソフィア・コッポラはこのような作品をこれからも撮っていくだろうと痛感。女性の視点からその感情を映像美豊かに描写するのが好きなのだと思う。 絵画のように眺めているだけでその映像に酔い痴れてしまうのは彼女の作品だけである。
コンバースのオールスター!?
斬新さを狙ったであろうオープニングのGang of FourやThe Strokesなど多種多様なバンドの曲が流れ意表を突いた展開も音楽の使い方は今ひとつ発揮されていない感じ。 なんか選曲のセンスがドウこうより音楽をBGM程度にしか捉えていない演出が残念。 相変わらずK・ダンストの魅力を発揮させる演出が素晴らしいS・コッポラだが物語全体としては単調気味で飽きもくる。 堅苦しくせずに今時な感じで撮ったにしても話の展開に捻りも無くチョットぶっ飛んだマリー・アントワネットの人生を観たかった。
女子の女子による女子のための映画
カワイイ♪ おしゃれ♪ それだけでいいじゃない、て映画。 ようやく観られました。 ソフィア・コッポラのこのセンスはもっと色んな作品で観てみたいのに、最近あまり製作してないから残念… そしてこのマリー・アントワネットは嫌いじゃない。 オーストリアにずっといられればよかったのにね。
華やか!衣装がカワイイ!
ソフィア・コッポラが描く 全く新しいマリー・アントワネット! ペールトーンのかわいいファッションや ポップな音楽など、 今までにない斬新な描き方で、 見るものを引きつける! マリー・アントワネットは、 14歳でオーストリアから フランスのルイ16世へ嫁ぐ。 毎日美しく着飾り、朝まで舞踏会を行い、 ギャンブルをして散財する。 それは、孤独を紛らわせるためであった… 次第に悪化していく財政と、 膨れ上がる国民の不満… フランス革命へと繋がっていく。 全体的に、華やかな時代の描写が印象的で、 ダークな史実は、深く描かれていない。 しかし、ラストのベルサイユ宮殿を後にする マリー・アントワネットの描写は秀悦! 華やかな過去を懐かしみつつ、 未来への不安をかかえる彼女の気持ちが 良く伝わってくる!
映像美◎
映像めっちゃ綺麗。 音楽たまに現代調で違和感。 全体的に淡々と話が進む。 ルイ16世がふがいなくてマリーが可哀想でした。浪費や浮気に走った気持ちも分からなくはない… あとポリニャックやフェルゼン達との遊びっぷりに笑った。昔の人にもチャラい人種はいたんだなぁ… 久しぶりにべルばら読みたくなった。
私の趣向の極み◡̈♥︎
音楽もファッションも世界観も。 俳優も全てのシーンの小物まで。 大好き。 色々迷っていた時期に親友が勧めてくれた大切な思い出の作品であり、私の価値観を良くも悪くも確立してくれた作品。
豪華絢爛
スイーツ・衣装・帽子・風景・建物 全ての女の子の夢がここにはあるって感じです。 見た目美しいものが好きなら飽きずに見れるはず(私もその一人です・・・) マリーの趣味に付き合ってくれない夫こそがベルサイユでは異端で マリーはそれを許される身分にあったのです。王妃だし。 だから、たとえどんなに贅沢でも、たとえどんなに物を知らなくても 周りも咎めません。 多少歩み寄って行こうとした彼女を、逆に遠ざけようとしたルイ16世にも問題が。 本作では満たされない私生活を埋めようとして、贅沢ばかりしていた、というように描かれています。 まあ、真実は藪の中。
ひま
単調で飽きる そういう暮らしを描きたかったのかもしれないけど あんまり感じるものがなかった でもルイとマリーがまともな人間で歴史で学んだ2人とはイメージ違ってびっくりした 最後の終わり方が急に終わる
前半、全開で、後半、息切れ
浪費と遊びが過ぎて民衆の断罪を受けたとされるマリー・アントワネットの半生をポップに描く試みは愉しめるが、これといった主張が無いため、後半は息切れしてダレてしまった。 ソフィア・コッポラの声が聞こえてきそうだ。 「ねぇ、ワタシの作ったマリー可愛いいでしょ! 彼女、最後はどうなったか、みんな知ってるわよね。だからワタシ、最後は手を抜いちゃったの。ウフフ…。」
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