「モーツァルトの歌劇「魔笛」をブラナーの新解釈にて映像化した作品」魔笛 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
モーツァルトの歌劇「魔笛」をブラナーの新解釈にて映像化した作品
モーツァルトの時代なんだから、第一次世界大戦の背景ということだけで一味違ってくる。戦争を扱ってるだけに、反戦要素も盛り込まれ、武器を捨て敵に歩み寄るシーンには感動してしまうのです。
基本的には冒険ファンタジーの世界観だし、2人の恋愛要素も取ってつけたようなもの。王女さまを助ける勇者の物語と言えるのでしょう。しかし、悪魔だと思っていたザラストロは戦争を終わらせたいと願う平和主義者リーダーだったのだ。結局、夜の女王なんてのは戦争を長引かせる欲深い女だったみたいだし・・・元の魔笛はどんな内容なのかと知りたくなってくる。
映像もCGをふんだんに使い、特に冒頭の擬似的長回しの戦闘シーンが凄い。青組vs赤組といった色彩もいい。
【2007年10月映画館にて】
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