劇場公開日 1996年3月16日

「大作だけに厳しい評価」ブロークン・アロー よしさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5大作だけに厳しい評価

2024年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

核を強奪した元同僚を追う、主人公パイロットの活躍を描く物語。

Jトラヴォルタが悪役を演じるアクション巨編。
お金をしっかりとかけていることが分かる、とても贅沢な映画です。

ただ、映画全体が薄っぺらで話に入っていけません。
キャラが薄っぺらです。
Jトラヴォルタが何故国を裏切ったのかが明確ではありません。
女性のレンジャーも、最初は逃げるのを拒否してついて来たにも関わらず、肝心なところで怖気づいて腰が引けて・・・最後にまた無謀なチャレンジをして・・・意味が分かりません。
分析官のように意気揚々と現場に踏み込んだ官僚は、何の為に登場したのか分からず仕舞い。

物語展開も同じく薄い。核爆弾が強奪されたにも関わらず、奪還に係る部隊はごく少数。情報封鎖するにせよ、理由つけて警察組織や州兵を動員して砂漠に封じ込めるはず。電子パルスで混乱した・・・という理由付けなのかもしれませんが、それなら描写が決定的に足りません。

「スピード」や「ザ・ロック」、「ダイ・ハード」シリーズ、「エグゼクティブ・デシジョ」など、アクション大作が続いた90年代。同じような作品を作りたかったのかもしれませんが、まったく期待外れの作品でした。

私的評価は1.5にしました。

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よし