「ブリジット流ブルースープのお味は?」ブリジット・ジョーンズの日記 sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
ブリジット流ブルースープのお味は?
本シリーズはこれ迄観る機会なく、今回が初見です。
2001年の作品ですが、考えてみると約25年の間に世の中の価値観も随分変わりました。
結婚観、女性の社会進出と管理職、様々なハラスメント、嫌煙。ゲイの友人トムは色眼鏡で見られてるし、黒人やアジア系は本作に一人も登場しません。
もちろん今でも変わっていないことも、いっぱいあるでしょうけど。
コメディとしては諧謔やテンポも悪くなく、やや無理矢理な箇所もありますが、全体的に面白くまとまっていると思います。冒頭のE・カルメン「ALL BY MYSELF」がキャッチーです。
レネー・ゼルウィガーは愛らしく、かつ演技力も折り紙付きです(「ザ・エージェント」「コールド・マウンテン」で実証済)。
英国俳優陣も豪華でコリンはあくまで堅物に徹し、ヒューは酷い奴だけど何故か憎みきれないんですよね。
シリーズに追いつくには、既に四半世紀の周回遅れですが、ブリジット自身と彼女を取り巻く世の中の価値観がどう変わっていくのか、それを映画はどう反映しているのか、そのあたりにも注目して、出来るだけフォローしていきたいと考えます。
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