ファイト・クラブのレビュー・感想・評価
全253件中、41~60件目を表示
決して口外するな
2人で始まった拳闘が、段々と組織化し、ついにはテロ行為に及んでいく話しです。
ブラッドピット演じるタイラーはかっこいいですね。
あんなワイルドでカリスマ性のある男がいたら、ついて行きたくなるでしょう。
エドワード・ノートン演じる「僕」も、拳闘にのめり込んでいく過程がなかなかですね。
自分で自分を殴ったりしてましたし。
ヘレナ・ボナム・カーター演じるマーラも登場シーンから胡散臭さ全開です。
終盤の展開や、実は同一人物であった2人など、構成も見事ですね。
数年前に映画館で観れたのは本当に幸運でした。
またみたいものです。
私がみた映画の中で、最も面白いものの1つです。
お勧めです!
刺激つよめ
かっこいい
思ってたのと全く違った
ストリートファイト的なことで生計立ててる人たちの話かと思ってた。
最後口に拳銃入れて撃ってるのに生きてるのはやばい。しかもバリバリ喋れてる。
ブラピかっこいい良い!髪型がちょーいい感じ
ヘレナ・ボナム・カーターはオバサンのイメージしか無かったのに可愛く見えた。昔の映画だからか、役柄的にか分からないけど。
死の危機のみが生きる喜びの人たち
騙された!また見たい。
そーいえば序盤にちょこちょく変な人の影っぽいのが一瞬映るなぁ。BSじゃなくてアマプラで見ようかなぁ。と思ってたけど映画の途中で説明があったことに他の人のコメントを見てから気付いた。サブリミナル効果か。びっくり!
2023/03/03 2回目
ノートンにハマったので2度目の視聴。
1回目の時はノートンにノータッチでブラピとヘレナのことしか書いてなくて悲しくなった、、。
確かにブラピはやっぱりかっこいいが、ノートン最高!
タイラーが自分だと分かってからの追い詰められた顔が良い。
オチが分かってから見ても違うふうに楽しめた。
ネタバレを知ったうえで。
ネット上でネタバレを知ってしまい、その後に友人にお勧めされ、終盤の驚きを知ってるんだよなぁと思いながら観ました。
良く分からんが集中して観ちゃった!という感じでした。ブラピかっこいい。
ボブ良いキャラ。精神のよりどころになってたのも良い。
不快感もなく観続けられたけど…最後の10の爆破、絶対無人じゃないよね!?という気持ちが。
あの後恐らく主人公は死ぬんでしょうが、なんやかんや生きてそう感があるんだよなぁ。
乗り越えたかった名作
批評家の評価も高く、世間の評判も良い映画が、じぶんにはぜんぜんだった──ということが、たびたびある。
まえにレビューしたユージュアルサスペクツやアメリカンビューティーはトマトメーターもImdbも高いがわたしは面白いと思わなかった。
ところが映画好きは内懐に葛藤を持っており「じぶんにはぜんぜんだった」としても「じぶんにはぜんぜんだった」とは明かしたくない映画──というものがあったりする。
たとえばガイリッチー。
玄人っぽさと男らしさに溢れたガイリッチーの初期作群は映画好きとしては「だいすき」と寄せておきたいところだ。
が、わたしにはロックストック~もスナッチも、あんまりピンと来なかった。
にもかかわらず、昔書いたレビューでは「じぶんにはぜんぜんだった」とは言わず、ミッキーのパイキーなまりがうんたらかんたらと、ガイリッチーの面白さがわかるふりをしていた──のだった。
とはいえ年をとるほどに、中二病がぬけて、すきじゃないものをムリしてすきだとは言わなくなっていく。
もう趣味の良さをアピールしたり、レビューごときで“ええかっこしい”する年じゃない。
──というわけで明かすがわたしにはファイトクラブの面白さがさっぱりわからない。
むかしからわからなかった。
なにしろ、1999年からこんにちまでに、わたしはファイトクラブをかれこれ10回以上、見はじめている。見た──のではなく見はじめた──のだ。ぜんぶ途中でやめた。なぜか──おもしろくないからだ。
ではなぜ10回以上も見はじめたのか──と言えば、とうぜん、これが映画史上の傑作とされているからだ。
IMDB8.8。RottenTomatoes79%と96%。(批評家よりも)とりわけ一般観衆から圧倒的に支持されている。とくにアメリカ人はファイトクラブが大大大好きだ。
だから映画ファンとして寄せようとして=なんとか面白さを理解しようとして、10回以上見はじめたのだ。
見るたび挫折した。
なんなんだこのつまんなさは???と感じる一方で、ファイトクラブの面白さがわからない俺のセンスのわるさはなんなんだ???と二重の鬱憤をかかえながら毎回毎回いやな気分で途中下車してきた──のだった。
映画好きなら誰でもじぶんのポジションを持っている。ポジションとは謂わば「この面白さがわかんないのはダサい」という小さな矜持のことだ。
もちろん「この面白さがわかんないのはダサい」と直截に言うことはないが、じぶんとは異なる意見を消極的に揶揄する「びっくりしましたコメント」はよく見かけるはずだ。
映画レビューでもヤフコメでもあるいは他のコメント欄でも、定番な構文として「好評(or悪評)が多くてびっくりしました」とはじまるやつがある。
投稿主の本音は「おまえらぜんぜんわかってなくて草」だが、そう言ってしまうと攻撃的なので、攻撃性を「びっくりした」にとどめておく──わけである。
つまり「好評が多くてびっくりしました」と言われてしまうと、好評コメントをしたわたし/あなたは、ほんの僅かにせよじぶんの好評に懐疑心がめばえる──わけである。なにしろびっくりされるほどのことなわけだから。
もちろんじっさいには懐疑なんぞしない。そもそも「びっくりしましたコメント」なわけだから。だいたいコメント主はほんとうにびっくりしているわけではない。びっくりした──にありったけの皮肉を込めているだけであって、勝手にびっくりしていてくださいというかんじなのだが、それが謂わば“ポジション”である。
どれほど控えめでもポジションを持たない人はいない。そして同じポジションどうしの多寡が趣味のいい映画とか、おさえておくべき俳優とか、いまもっとも旬な監督とか、そういった潮流をかたちづくる。
ガイリッチーのロックストック~やスナッチ、あるいはファイトクラブは絶対多数の“ポジション”に支えられた映画──というわけ。
そういう映画を「おもしろくない」なんて言ったら「こいつ映画ぜんぜんわかってない」になってしまう。直截表現が避けられたとしても「ファイトクラブわかってなくてびっくりしました」と言われてしまう。──わけである。
勝手にびっくりしていてください──と言いたいところだが、わたしはファイトクラブがわかりたかった。何年もずっと、わかりたかった。
とはいえ映画のニュアンスはわかる。ノートン演じる『僕』の気持ちもわかる。現代病に犯されたかれがじぶんの中にもう一人の別人格をつくりあげてしまう・・・理解できる。細かいメタファーまで把捉しているわけではないがファイトクラブに秘められたカオスは感じとったつもりだった。
だが、このメタファー(なにかを暗喩しているかもしれない表現)が“じぶんにはぜんぜんだった”。記号的すぎる。映画内で、現実と仮想の境界があいまいだからといって、困惑したことはない。が、ファイトクラブだけはイライラした。
なにより、暴力的だった。
じぶんはおよそどんな暴力・残酷描写にも耐性がある。が、ファイトクラブは、映画内で死んだのは一人にもかかわらず、どの映画よりも破壊的だった。(もちろん、この映画が苦手なのを差し置けば、これは最高の称讃にほかならない。)
それからブラッドピットはわざとらしい。それが魅力であり持ち味なので指摘されないがブラットピットはやはりわざとらしい。気持ちよさそうに演じているほどわざとらしく、わざとらしいほど好かれる。幸福な男だよね。
俗物からの解放
暴力的なネーミングにブラッド・ピットのキマッたビジュアル。監督は鬼才:デヴィッド・フィンチャーに、脇役はエドワード・ノートンやヘレナ・ボナム・カーター、ジャレッド・レトと聞けばくせ者ばかり。以前から気になっていたエンタメ感が前面に出ているタイトルをついに拝見。
最初は「どこにエンタメ要素が?」と思いつつ観ていたが、ブラッド・ピットが出てきてやっと香りが漂ってくる。そして訳も分からず主人公(エドワード・ノートン)とブラッド・ピットの殴り合いになったところで面白さに気づく。
社会で抱えてしまうストレスを、暴力的に発散している。
日々溜まっていく、しかし物欲や効率の良い生活では晴らせない鬱憤を拳で吐き出す。そして殴り終えた後の満足感。もう物欲・金欲は関係ない、そこに思いを巡らすことがないほどの満足感なんでしょう。現代社会で物欲・金欲なくして生きれない。ない人などいない。なぜなら現代社会で必須アイテムだから。しかしそれゆえにストレスを抱えてしまう。そんなことよくある話。それを全て暴力で、力で解決しよう。
なんとシンプルな発散方法か!
理のある人なら“暴力で発散するなど”と避けてしまう、と言うよりお縄にかかる事案。でも殴りたい衝動を抑えてストレスを抱えるより、殴って発散すりゃ良いやないか。それによっていろんなストレスが発散され、俗物から解放される。そして真の自由を得ようとしるこの展開。
現代社会に対するアンチテーゼ。この考えは個人的に非常に面白い!
だが、後半の展開は少々過激すぎないか。2人の殴り合いの意義を見出した人たちが集まり「ファイト・クラブ」を作り出した。ここまではわかる。しかしそこから過激集団に変貌してしまった。ある意味軍隊に変わったのだ。結局は俗物からの解放こそが真の自由を得るという信念から、それを世界規模で決めてしまおうとするように自分は思っているのだが、正直雑さを感じる。また主人公の隠された“真実”を知る時、納得はすれど・・・と思う。なんというか、サイコを思い出す。
後半の展開は個人的に「うーん」だが、暴力で自由を得るという発想はなかなか面白かった。ブラッド・ピットの腹筋も割れてたしね。肉体作るの大変やったやろなぁ。あとヘレナ・ボナム・カーターの癖の強さは見ただけでわかる。一瞬で彼女とわかってしまうくせ者オーラはやっぱ一級品。凄い役者ですわ。
全体的には悪くない、実験的な香りのする作品でありました。
想像してたのと全然違かった!
勿論、この作品の存在は当時から知っていたけど、なんだか殴り合い的なのが嫌だな…って敬遠してた訳で…でも「いや、ちょっと観てみるか…」と思って観たら、想像してたのと全然違くて なるほど…ってなった(笑)
とにかく伏線が張られまくってて、振り返ると点と点が繋がって「なるほどね…」と。
それを踏まえた上でもう一回観たら また違った印象で観られるかも。
ただ、自宅が爆発したのは 爆弾が爆発したからだって刑事の報告から「んん?もしかしてこれは……」って気付いた人は多かったんじゃないかなと思う。
そこから暫くするとタイラーは本当は存在していないんじゃないか?って疑いのマナコになる訳で…。
確証は持てなかったけど、振り返れば ファイトクラブでも、タイラーがオーナーにヤラれてるのを見てるノートンも、なんかそこには存在してないみたいだったし。
ジャレッド・レトをボコってるノートンを見る周りの目も カリスマに対する眼差しだったし。
主人公は凄く頭がきれるから、 人を操ることにも長けてた故に あんな軍隊まで作れたんだろうな。カルト宗教ってあんな感じで信者を獲得して巨大化していくんだなー。
ただ、二重人格になるきっかけみたいな物凄い強いストレス的な体験は解らず終いだったかな。
鬱積した感情だけであそこまでなりましたってのは、流石にちょっと飲み込めないかな。
「ファイトクラブ」のことは誰にも言うな。
語り手は自動車会社のサラリーマン
不眠症に悩まされ日々励ましの会に参加する
しかしある時の出張で家が火事にあい全てを失う
そこでテイラーの生活が始まる
初めは2人から始まったファイトクラブも規模が大きくなりテイラーは神格化され、ついには軍隊を携え語り手の手にもおえなくなる
このあたりからテイラーの存在は鑑賞側からも不安定なものになっていく、この持って行き方がうまい
サブリミナルや映画フィルムのつなぎ合わせなど
まるで映画を見ているものに直接語りかけるような演出
伏線も多くはられていて、コピーのコピーのコピーや自分を殴る語り手など
テイラーは人の持つ社会や環境への反骨心を暴力や不満として視覚化したものであり、語り手と鑑賞者の双方に発言する
ラストには自分を打つことにより自らの破壊衝動と決別する
伏線がフェア
最後に秩序を取り戻すのは世の理か
この映画自体にもフィルムに手を加えられた形跡がある
テイラーはどこに潜むのか
こういう破壊衝動、身に覚えがあるのでは
人間の本能を揺さぶる圧倒的バイオレンス
ブラッドピットとエドワードノートンを擁してデヴィッドフィンチャーがぼんやり生きる人間達の本能に訴えかける超絶バイオレンスな2時間。
誰しもがどこかで何も起こらず平坦で盛り上がりに欠ける人生に嫌気が差していてその鬱憤を晴らせずにいる。誰もが持つ凶暴性、少しのきっかけでどうにでも狂っていく狂気の普遍性をスタイリッシュに描いていた。この年の公開作にマトリックスがあると目にして妙な納得感があった。
なんと言ってもブラッドピットのビジュアル、振る舞いどれを取ってもカッコ良すぎて脳死で着いていってしまうカリスマ性があった。
エドワードノートンの冴えないながらも内にある狂気を抑えられないキャラ造形が凄まじかった。
どんでん返しといえばの作品だが真実は度肝を抜かれる程ではなかったが、ストーリー展開、映像のクールさでここまでの名作となっていると感じた。
怒れるX世代
単なるバイオレンス作品ではなく、主題は社会的で、ストーリーの運び方にもインパクトがあった。
毎日の生活に疲れ切った時に生まれていた、自分の中のもう一人の自分。もっと強靭な身体が欲しい。生きていることを実感できる暮らしがしたい。
拳闘を愛し精神や身体を鍛錬するまではよかったが徐々に反社会的な破壊衝動が強くなり、気づいた時には、もう一人の自分はテロ計画を首謀する暴走状態にあって、異常を疑い精神科の受診をすすめてくれた女性も一緒に抹殺しようとしていた。
もっともっと、と消費を煽られ、日々しんどい思いをして働いた果てに得られるのは何か。アメリカンドリームはもう無い。資産、高級車、一流ブランドの服、おしゃれなライフスタイル。生きるのに直接要らないモノばかりだ。ましてやそれらを所有していることと本人自身の価値は関係がない。そんなことで人を計る世界は壊してしまえ。
そんな原作者の、消費社会への疑問と怒りのメッセージが、作品のそこここで強烈なパンチとなって繰り出されていた。
ブラッド・ピットも熱演だったが、名無しの主人公を演じるエドワード・ノートンの演技量も半端なかった。それから、ヘレナ・ボナム・カーター。どこかで見たことのある女優さん、と思ったら「眺めのいい部屋」のお嬢さんだった人!女優さんて凄いと思った。
時間だけみたら長いのだけど全然長くなかった
男の教科書って言われる理由分かるわ
気になってだから鑑賞。
すごく印象に残っているのは物理主義どうこういうセリフ。
なんか、自分の生き方みたいなものを見直すよね。
ブランドで揃えて物に囲まれる生活。
そうではない、生き方をまざまざ見せつけられる。
自分が二重人格だと分かってからの展開は圧巻だよね。
ラストのビルが崩れるシーンはすごい画だった。
84/100
資本主義への痛烈な批判
ファイト・クラブ(Fight Club)は、1999年製作の米映画。日本では1999年12月11日に公開。チャック・パラニュークの同名小説の映画化。
不眠症に悩む主人公。がん患者や結核患者の会に参加して、生を実感するというよく分からない展開でストーリーは進む。最終的に主人公は「オルター・エゴ(二重人格)」であったというオチです。主人公の名前が終盤まで明かされないなど、オチに関してはよく観察しないとわかりませんね。上司の前で自分自身を殴るなど伏線としては上手に張り巡らせています。このオチだけを見ると大したことない作品ですが当時はまあ斬新だったんでしょうね。時代が本作を色褪せさしています。同監督の「セブン」も見ましたが、僕は彼の作品はあまり好きではないですね。好き嫌いが分かれる作品でしょう。前置きが長いですし、途中の伏線解釈も分かりづらくあまり、スッキリは出来ないです。二重人格というオチ自体は主人公が記憶の無いところで色々と都合よく物事が進むので言ってしまえば何でもアリと言うことになってしまう。まあ二回見たくなると言う点では良質な作品と言えるかもしれませんが。ただ、ブランド品に満たされるが生の実感を手に入れられない主人公が資本主義社会への皮肉である点は評価出来るところでしょう。最後のビル爆破シーンは資本主義の崩壊を表します。どちらかというと本作はそのメッセージを強く表現する映画ということで認識する方が本作が語り継がれる理由が分かるでしょう。
勃起不全な映画に中指立てるような
最高にクールな映画。
物質社会の否定、資本主義社会におけるヒエラルキー構造の否定、その実社会に飼い慣らされ去勢された自分自身への葛藤からの破壊と再生。勃起不全な映画に中指立てるような映画。賛否あるラストシーンもyeahhhh!!!って感じ。タクシードライバー+ジキルとハイドかと不安に思ったけどこれでいいのよこれがいいの。
とにかく格好良い
プライム・ビデオ鑑賞
少し前「ファイトクラブレディズ」を観たので、思い出したように久々の鑑賞。
ど頭からとにかく格好良い。
細かく寝られた脚本。そこに散りばめられた伏線に刺激的なサブリミナルなど、とにかく魅力が詰まった作品作り。
そしてこの仕込み、鑑賞二度目だと色々見えてくるから面白いです。
「セブン」の成功もあり公開当時かなり話題だった作品で、何よりブラッドピットが爆発的人気だった頃じゃ無いでしょうか?
この時期は本当に色気がすごく、どんな服着ててもヒゲが生えてても坊主でもとにかく格好良いですよね。
逆にブルースリーごっこは可愛い。しかもこれ、アドリブだというからさらに可愛いw本当好きなんですね。
そして真逆な位置を演じるエドワードノートンは、その演技力もあって違った色気がありました。
とにかく先が見えない、どこに立っているのか分からない物語は、終始のめり込むよう。
エンドロールではちゃんと悪戯されていて、何とも気が利いた演出です。
ひたすら物質に囚われ、消費を繰り返す社会に向けた、何とも皮肉めいたそれでいて爽快なラスト。
今観ても実に面白い作品でした。
真相が分かった瞬間、衝撃が走る
見た日を確認しました。土曜プレミアムの
2003年6月14日。
タイラーとは男の憧れの象徴。
カリスマがあり人気のある彼。
タイラーとは、主人公が憧れて創り出した存在だと思った。
主人公はナレーターで、作中でずっと名前で呼ばれてない。エンドロールにも「ナレーター」と表示されてる。
主人公が自分を表すとき、僕はジャックの〜と言っていたけど、これは英語圏での身元の分からない男性の呼び方だよね「切り裂き·ジャック」とかにも使われる、日本で言う「名無しの権兵衛」みたいなもの。
映画は主人公を偽造として扱ってる。
それはなぜかというと、主人公が自分を「これは本当の自分じゃない」とか「仮初めの自分」だと考えてると想像できる。正解はわからないけども。
伏線がすごい映画で、とても好きな作品です。
全253件中、41~60件目を表示